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つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

「最高点」の上を目指す―――ネイサン・チェン構成予想

本来なら生産が落ち着き暇になってくる頃なのに毎日残業、結構しんどい生活をおくっております。色々問題があって社内の雰囲気も悪く夢にまで見てしまってすっかり睡眠不足です。早く落ち着いてくれないか、と祈るような気持ちで毎日出社しています。今日も本来休みだったんですがあちこちがたがたしているため人手が必要とかり出されました。


そんなわけでここしばらくゆっくりネットをさまよう時間がありません。何か情報が無いかツイッターをとちら見するくらい。でも疲れているせいか頭に入らない。現在はかなり浦島状態と思われます。

 

体力的にも精神的にもしんどくなると現実逃避したくなるもの。ここのところちょこっと時間が空くと思い浮かべるのはネイサン・チェンの構成のこと。何日か前にたぶんツイだと思うけどネイサンと7クワドというワードをを見た。ぼんやりする頭で見たので他のことを覚えていないのだが私の中ではネイサンがFSで7クワドを考えていると理解された。それでついその場合はどんな構成になるのか考えてしまうわけだ。実際ネイサンは5クワドをプログラムの中で飛ぶことができている。さらに増やそうと考えることは簡単に想定できる。そんなわけで7クワドという言葉を見ても特に驚かなかった。あーネイサン来季7クワドにするのかなー程度だった。

ただ考えてみると7クワドということは5種必要になってくる。ネイサンはアクセルは得意でないのであるとしたら4Loだろう。エッジジャンプだけど大丈夫かと思わないでもないけれど4Sも飛べているわけで成功率を考えなければ回ることはできそうな気がする。そんなわけで夢の?7クワド構成をあげてみる。


まずは一番あり得そうな構成から考えてみる。
一応条件としては、7クワドだけどリスクを高めすぎない構成、というもの。
ネイサンは羽生とは違いリスク冒しても後半ボーナスを勝ち取ると言う方策をとっていない。何より基礎点確保を大事にしているので前半4ジャンプ、コンボも早めに消化が前提だ。

 

<4Lzと4T2回構成>

1.4Lz+3T 4Lz 4F+2T+2Lo 4Lo // 4T+2T 4T 4S 3A =103.89
2.4Lz+3T 4Lz 4F+2T 4Lo // 4T+Lo+3F 4T 4S 3A=107.04

係数×0.7ジャンプが無くなりました!そして当然の基礎点100超え、7クワドの基礎点のすごさを感じます。
足を変えるタイプの3連は現在の処実戦では成功していませんのでどの程度の実演が出来るか未知数ですが基礎点ではだいぶ大きいです。1と同じように前半でも考えたのですが、四大陸の構成では後半になっていたので今回はそちらで計算しました。
ネイサンはどちらかと言えばフリップの方が得意そうに感じますが基礎点が高いことを考えるとどちらかを2本としたときやはりルッツになるかなと思います。
気を抜くジャンプが一つも無い過酷な構成ですがネイサンは現在「4回転を回る」感覚がしっかり掴んでいるように見えますので案外出来そうなんて思えてしまいます。大きく身体的な感覚のぶれが無ければ平昌で見られそうな予感がする構成です。

 

<4Lzと4F2回構成>

3.4Lz+3T 4Lz 4F+2T+2Lo 4F // 4Lo 4T+2T 4S 3A =106.06
4.4Lz+3T 4Lz 4F+2T 4F // 4Lo 4T+Lo+3F 4S 3A =109.21

基礎点の高さをより求めれば上位2種を2本と言うことを当然考えるだろう。しかし面白いのはこれまで通りのコンボだと4T2本のサード3Fより低くなってしまう。やはり2回転が多いと基礎点的に効率が悪い。
一方サード3F構成にすると基礎点がほぼ110点と言うことに。スピンステップで18点足してPCSが仮に88としても215点を超える。ジャンプのGOEがマイナスにならなければ220を超えることは難しくないことが想像できる。転倒さえしなければ最高点が確実に見える構成だ。
ただ心配なのは後半の構成。エッジジャンプとトゥージャンプが混ざるのはネイサンにとってあまり良くなさそうな印象がある。(シーズン冒頭3番目に4S入れて転倒していたため)そうなると先に4Tコンボ飛んで残りエッジジャンプ3連発にするか・・・それはそれでネイサンにとってはリスクがありそうな感じだ。

 

<難しいコンボを入れてみるよ>

5.4Lz+4T 4Lz 4F+3T+2Lo 4F // 4Lo 4S 3A 3Lz+2T =110.33
6.4Lz+3T 4Lz 4F+Lo+4F 4Lo // 4T+2T 4S 3A 3Lz =108.86
7.4Lz+4T 4Lz 4F+Lo+4F 4Lo // 4S 3A 3F+3T 3Lz =112.66

あれ???あんまり基礎点が上がらない。と言うか6の構成なんて全くお得じゃ無い。凄く拍子抜けになってしまった。
以前羽生の未来構成で4S+Lo+4Sの基礎点を超えるコンボがあるのかと書いたことがあった。でも4F飛べると可能だなと考えたんだけど、かなりがっかりです。何だろう凄くもったいない。後半ボーナスというものが結構大きいと言うことだけはよくわかりました。
7もやたらとコンボがしんどいだけであまり旨味がない。これなら4の構成で十分といった感じです。計算するまでは凄く楽しみだったのに・・・


結果的に前半4ジャンプ、コンボ早めという組み合わせでは思ったほど基礎点が上がらないと言うことがよくわかった結果だ。
5種羽生が飛べたらと言う仮定で計算したらもっと凄くなりそうだけどその場合は4Fじゃなくて4Aになりそうだし現実的じゃ無いのでやめておきます。
ちなみに7の構成で後半5ジャンプにすると113.86でスピンステップ18点とPCS88足しても微妙に220行かないという結果になりますが、羽生の最高点は超えます。そう思うと3クワドでその得点を出した羽生は凄かったんだなと改めて実感します。

 

ネイサンが大きなけがや体型変化がない限り今後も構成を上げるだろうということは予想できる。むしろ四大陸の結果を見れば当然だろうとすら感じる。何しろ基礎点で25点以上差があったのに結果的に4点ほどしか差はなかったのだ。
羽生がいい演技をしてもそれを上回って勝つことを想定するならば当然構成を上げなくてはならない。そしてネイサンは現在のところ4回転を着氷する確率は一番高い選手であるといえる。決して無謀な賭けではないのだ。羽生が計画的に構成を上げてきている実績があるわけだからますますその傾向は強まるだろう。

上位の選手がいい演技をしてもそれを上回って勝つことを想定して基礎点を上げるというのは4年前羽生が使った戦法だ。ただ羽生がチャンに対して留意したのはPCSの差だけだったと思う。エレメンツのGOEは羽生はチャンと同等かそれ以上稼ぐことができたからだ。基礎点で6点ほどの差をつけ後は自身がいい演技をすればよかった。

しかし対羽生をネイサンが想定するとPCS差だけでは足りない。羽生は良いジャンプをすればGOE+3が並ぶがネイサンはそこまでなかなかいかない実情がある。GOE差まで考慮するとどの程度の基礎点差が必要か、四大陸を思えばあればあるほどいいとしか言えないだろう。7クワドと思う気持ちはわからないでもないし、実際やってくる可能性は高い。どの程度まとめられるかは本当に未知数であるが平昌金メダルを本気で狙うとしたらやり遂げる覚悟はありそうな気がする。

それでもネイサン自身怪我明けのシーズンだ。怪我には十分気を付けて欲しい。ついでに着氷の技術ももう少し高めて欲しい。どうしても前傾になりやすい着氷は膝に負荷が多そうだと感じる。体か軽い少年体型時だけのジャンプとならないよう羽生やチャン・フェルナンデスような後方に綺麗に流れるようになって欲しいと願っている。

 

雑記―――コメントへのお返事

昨日の深夜2時前に3回にわたる非常に長文のコメントを書かれた方がいらっしゃいました。それは本当に長くてあの狭いコメント欄に良くこれだけ書いたなと感心すると共に、コメント欄そのものの容量にも驚いてしまいました。
月末で遅くなりましたがきちんと読ませて頂きました。長文お疲れ様でした。

 

ここまでの力作ですが非表示希望と言うことで承認できないことがとても残念に思ってしまいます。ただ何となくですが私の反応を求めていらっしゃる雰囲気がありますのでこちらでお返事させて頂きます。

 

コメントの内容を簡単に纏めると、私が書く文章から宇野に対して嫌いという印象を受ける。親御さんが見ている可能性もあるので貶めることはやめて欲しい、そういったものでした。直接話せるとありましたのでどうやら宇野の身近に居る方のようです。

 

おっしゃりたいことは理解しましたし以前の文章で書いた通り不快を感じたとしたら申し訳ないという気持ちはあります。
その一方で書かれたコメントから感じるのは偏見を持って読まれるとこういう風になっちゃうんだなぁというものです。諦めに近い気持ちを抱きました。
直接話せる方のようですのでおそらく宇野を大事に思っているのでしょう。それは構いませんし、擁護的な視点で読まれるのも当然だと思います。
しかし、書いてもいないことを勝手に付け加えて非難されるとそれはどうなのかなという心境にもなるのです。

 

一部分だけ引用しますとこんな文章がありました。

「1年くらい前にkamiyannさんが書いたブログに(世界選手権終わった頃でしょうか。)宇野のシットはもう少し早く腰を落とせ、着氷が汚い(これはずっと書いてますね)というのがあったかと思います。」

 

シットスピンの腰高については確かに何度か書いた覚えがあります。ただこれは別に宇野に対してだけでは無くハン・ヤンなど他の選手にも腰高傾向について書いています。
ただし腰高の指摘をしたときも頂いたコメントのようにもっと早く落とせなんて命令的な文章では無かったです。そうなれば良いなと思うことは書きますがそうしろなどと言うつもりは無いのです。もしそうする必要を感じたらブログなどでは無く直接実名で手紙でも書くでしょう。ここで書いているのはあくまで緩いスケートファンの感想や期待なのです。

 

さらにジャンプについては本当に首をかしげてしまいました。
私宇野の着氷が汚いなんて書いたっけ?しかも何度も???
思い出せないので1年ほどさかのぼって確認していまいました。

 

私が過去の記事で宇野のジャンプについて書いたのは主に2つの点です。
1つめは「宇野の高難度ジャンプは回転を止められないジャンプだ」と言うこと、もう一つは「体を開きながら降りる着氷が気持ち悪いと感じる」と言うことです。
回転を止められないジャンプというのはコントロールできていない未熟なジャンプであると言うこと、トップ選手としては問題なのではと思うのです。
そして体を開きながら降りるという点については非常に危険を感じます。見ていて背中がぞわぞわするような気持ち悪さを受けるのです。軸が上半身と下半身でゆがんでいるのでクリーンに見え無いだけで無く着氷におかしな力がかかり足首や膝への大きな負荷をもたらしている。必要な無い負荷は怪我を生み出す原因になります。怪我の危険を感じるものを見せられて落ち着いていられるのでしょうか?私はその方が気になります。
たまたま宇野は重心が低くその割に肩幅と体重が有り足首が柔らかくエッジコントロールが上手いためある程度上手く流せるのかもしれません。しかしもっと重心の高い選手が同じようにやろうとしたら怪我をする可能性が高い着氷の仕方です。
宇野は昨年末全日本チャンプとなりました。トップ選手というのは若い選手の見本になるべき存在なのです。あのジャンプで本当に良いのでしょうか?これが正しいジャンプだと勧められるのでしょうか?そういう疑問を感じるのでジャンプコーチを付けて良くして欲しいと何度も書いた覚えがあります。
しかしシニアに上がってもう二年、そんな気はさらさらなさそうなので最近はほとんど宇野のジャンプについて触れなくなりました。せいぜい「着氷はいつもの感じ」とか「いまいちな着氷」という程度だと思います。期待してはいけないのだなと感じたからです。それは貶めたわけでも何でも無い、単純に諦めた視点で見た感想なのです。


宇野について書いた文章を読み返して「貶めた」と受け取られるかもと思ったのはつい先日の「ネイサンや羽生の域に達していないと感じる」と書いた文章くらいです。しかしこれは実際リアルタイムで見ていた時に抱いた感想なので特に書き直すつもりはありません。まだ羽生とネイサンが演技前だったのに2転倒したあの演技で満足なんだ、と残念に思ったからです。

 

書き方についての受け取りは受け取る側の見方もあると思うのでそれについてはどうこう言うつもりはありません。同じ文章も立場によって感じ方は違うでしょうから。
ただ書いてもいないことを書いたと言われたり貶めていないものを貶めたと言われてもそう感じるなら読まない方が良いですよとしか言えません。
まして選手やその関係者にわざわざこんな辺境ブログに書かれたことを話題にする必要は無いのです。嫌な話題よりもっと建設的なことを伝えれば良いのに、と頂いたコメントを見て思いました。

応援する選手に対して喜ばしくないことを目にして不快になる気持ちはわからないでも無い。しかし書かれた言葉を曲解して大げさに受け止めるというのは問題だと思います。言いたいことはわからないでも無いです。しかし少し思い込みが激しすぎるなとも感じました。

 

今回私がお伝えしたかったことはこれだけです。
宇野のジャンプが好みじゃ無いと私が書くのは「着氷が汚い」からでは無い、「危険な着氷」だと思うからです。
クリーンなジャンプは怪我の防止につながると私は思っています。トップ選手として若手の選手の見本になれる技術を身につけて欲しいと願うのです。
貴方がもし宇野のジャンプがクリーンで無いと感じるのなら是非矯正を勧めて欲しいです。それがこれからの人生長くスケートをしていくための正しい道筋であると私は思います。

 

私は小学生のころミニバスとソフトボールをやっていました。しかし膝を痛め負担の大きなスポーツはできなくなりました。私の場合は怪我ではなかったのですがもうできないと理解したときは非常に悲しかった記憶があります。ですから不本意な怪我で競技をあきらめるようなことになってほしくないのです。

スポーツ選手に怪我なく頑張って欲しいと願うことは普通のことだと思います。危ないことはなるべく避けて欲しい。できるだけいい状態で試合に臨んで欲しい。私は全ての選手に対してそう願っています。

 

四大陸選手権上位5選手SPデータ

冬季アジア大会が開催中。女子の結果は把握しました。四大陸からの連戦が多く選手は大変。でも表彰台メンバーはそれぞれ良い演技をしていた。

本郷はジャンプがまともに決まらなかったのは残念だ。これで今季終了はつらいだろう。色々乱れている部分がありそうなのでいったんゆっくりして気持ちを切り替えて新たな目標に向かって頑張って欲しい。

一方男子は今のところ宇野・無良・ハン・ヤン・ボーヤン・テン・アブザルのみ映像を見つけた。四大陸組はやっぱりお疲れかな。ただハン・ヤンがすごくよかった。私の中ではハン・ヤン、無良、ボーヤンの順でいい演技だと思ったが基礎点が高いボーヤンが順位では上に来るでしょう。上位は僅差なのでFSで表彰台メンバーが決まる形だ。どの選手も怪我しないよう注意しながらもいい演技をしてほしい。

 

さて先日の騒ぎで四大陸のSPデータが保留になっていました。明日は更新できないのでひやひやしていますが上げておきます。獲得率は今回初めてだけど基本の形は2年前から変わってません。都合の良い数字などではなくこのブログではずっとこういう風にまとめてきているんです。

 

<予定構成>

1位 ネイサン・チェン  4Lz+3T 4F // 3A =39.55
2位 ボーヤン・ジン   4Lz+3T 3A // 4T =37.73
3位 宇野昌磨      4F 4T+3T // 3A =36.25
4位 羽生結弦      4Lo 4S+3T // 3A =36.15
5位 パトリック・チャン 4T+3T 3A // 3Lz =29.70

ここでは5位だが実際にはチャンより高い構成の選手はまだ何人もいた。チャンの構成はソチシーズンから変わっていない。ソチ五輪では2クワドはレイノルズだけ、基礎点30点超えたのは他に羽生とフェルナンデスだけだった。たった3年でここまで伸びるとは驚くしかない。5人の中で唯一SP1クワドのチャンも来季に2種にしてくるという情報がある。もしかしたら来季の五輪やワールドではSP2種飛ばないと最終グループに残れないかもしれない。


<実施構成>

                    実施内容          予定獲得率
1位 ネイサン・チェン  4Lz+3T 4F // 3A =39.55  100%
2位 ボーヤン・ジン   4Lz+3T 3A // 4T =37.73  100%
3位 宇野昌磨      4F 4T+3T // 3A =36.25   100%
4位 パトリック・チャン 4T< 3A // 3Lz+3T =27.83 93.70%
5位 羽生結弦      4Lo 2S+3T // 3A =26.95  74.55%

上位3名は予定通りにこなした。チャンは4TをUR転倒し3Lzをコンボに。単なる転倒であればむしろ高くなったりするリカバリだがURなので基礎点を落とした。
羽生は4Sが2Sに抜けたので9.2マイナス。3つしかないSPなのでぐっと比率は下がってしまう。ただそれでも3Tをつけてコンボにできたのでましなのかもしれない。見た目の印象はともかく基礎点的には2回転に抜けるくらいなら転倒の方がずっとましというのが今のルールだ。


<TES計>
              TES  減点  獲得点
1位 ネイサン・チェン  59.58
2位 宇野昌磨      56.07
3位 ボーヤン・ジン   51.26 
4位 羽生結弦      50.11
5位 パトリック・チャン 45.70 -1 =44.70

チャンと羽生はTESになると順位が変わる。これは転倒の-4とコンボのマイナスが大きい&2Sコンボに地味に加点がついているあたりによる。
ついでに基礎点では12点以上あったネイサンとの差も9.5ほどに縮んでいる。ボーヤンとは1点ほどしか変わらない・・・これは羽生に抜けたコンボ以外にGOEが多いという理由もあるがネイサン・ボーヤンの単独にステップがほとんどないためGOEがつかないからという側面もある。尤もこの二人は基礎点の高さを求めているのでステップ減点はあっても仕方ないと思っているだろう。羽生としては本来単独のGOEの高さで4Lz組との基礎点差を埋める予定だったはず。ワールドでその強みを見せて欲しい。
マイナスエレメンツが1つもなかったネイサンが1位、1つの宇野が2位、1つだったけど転倒に近い減点のボーヤンが3位、1つだけど抜けて大幅基礎点ダウンの羽生が4位、転倒とコンボミスのチャンが5位とある意味では分かりやすい順位となっている。


<ジャンプ得点計>
             TES 減点 獲得点  予定構成獲得率  実施構成獲得率
1位 ネイサン・チャン  41.92           105.99%    105.99%
2位 宇野昌磨      38.76           106.92%    106.92%
3位 ボーヤン・ジン   35.76            94.78%       94.78%
4位 羽生結弦      32.94            91.12%     122.22%
5位 パトリック・チャン 24.72  -1 =23.72    79.87%       85.23%

構成率でみるとネイサンよりも宇野の方がGOEがついていることがわかる。宇野は今季初めて決まった4Tコンボと3Aで4Fのマイナスを補った形だ。
さすがに3つしかない要素で9点以上を失ったため羽生は予定構成では90%程度しか予定構成を得られなかったが実構成率ではやはり断トツ。抜けコンボですらプラスがついた&決まればGOE2以上が確実につく質の良さというところがこの数字を生み出している。
チャンは2ジャンプにマイナスがついているためジャンプではあまり稼げていない。高構成が幾人も出てくると自分の構成を確実に決めていけないとSPで上位に残るのが難しい時代だ。

 

<スピン得点計>

1位 パトリック・チャン 12.98 ALLレベル4
2位 羽生結弦      12.44 レベル4 2つ レベル3 1つ
3位 ネイサン・チェン  12.06 ALLレベル4
4位 宇野昌磨      11.91 ALLレベル4
5位 ボーヤン・ジン   10.40 レベル4 1つ レベル3 2つ

チャンは3つ全てでGOE+2以上という素晴らしい出来だった。
羽生はコンボミスでキャメル8回転に足りず。タイミング的にはNHK杯の時が一番合っていたと思うので頭を撃つ振りはやめた方が良いと思う。
FSで1位だった宇野はSPでは4位。もともとシットはGOEがつきにくい傾向があるがラストのコンボもGOEが低めだった。トラベリングが酷かったからだろう。
ボーヤンはとりあえずレベルを確保したい。キャメル姿勢があまり綺麗じゃ無い&回転にぶれがあるのでやっぱりGOEは付きにくいと感じる。スピードは悪くないと思うのでその辺りを強化したい。
それにしてもスピン中に上半身のみ映すのはやめてくれないか。足下や姿勢が確認できないじゃないか!

 

<ステップ計>

1位 パトリック・チャン 6.00 レベル4
2位 ネイサン・チェン  5.60 レベル4
3位 宇野昌磨      5.40 レベル4
4位 ボーヤン・ジン   5.10 レベル4
5位 羽生結弦      4.73 レベル3

ステップはレベルでGOEの係数が変わるので何よりレベルを確保することが大事。羽生は満点に近いGOEを貰っていてもレベル4の4人には及ばない。
チャンは納得のGOE満点で1位。宇野は平均的に+2評価でネイサンは宇野よりばらけた評価だが3を付けているジャッジが多くて上になっている。
ボーヤンもFSに比べればステップのGOEは付いている。スピードもあるし動きが大きいのでスピンに比べればそれ程他の選手と差が開かない。とにかくステップはレベルが大事。

 

<GOE計>
            ジャンプ  スピン   ステップ   合計
1位 羽生結弦      5.99          +3.14       +1.43    =10.59
2位 ネイサン・チェン  2.37          +2.36       +1.70    =  6.43
3位 宇野昌磨      2.51          +2.21       +1.50    =  6.22
4位 パトリック・チャン  -3.11          +3.28        +2.10   =  2.27
5位 ボーヤン・ジン    -1.97          +1.50        +1.20   =  0.73

ジャンプ2ミスで大きなマイナスを受けたが他2項目でトップGOEを稼ぎボーヤンを上回ってしまうチャンの強さが見える。
それでも今回は単独ジャンプ前のステップを厳しくとるジャッジがあまり居なかったのでネイサンもボーヤンも宇野もは多少救われているかもしれない。

そのステップからの単独ジャンプをきちんと入れられるところが羽生がこの項目でトップになれる強さとなっている。単独前のステップを厳しくとるならこの差は更に広がるが基礎点の高いジャンプを飛べばそれで埋め合わせできると考えて若手は高難度を入れてきている。
ステップやスピンは要件が足りなければ基礎点が下がるのだからSPに関してはジャンプもそうしたら良いのにと思わないことも無い状況だ。

 

<PCS>
                                              SS TR PE  CO IN  合計
1位 羽生結弦      9.46    9.25    9.29    9.39    9.54    46.93
2位 パトリック・チャン 9.18    9.11    8.93    9.25    9.29    45.76
3位 宇野昌磨      8.96    8.64    8.89    8.79    8.93    44.21
4位 ネイサン・チェン  8.68    8.50    8.93    8.75    8.68    43.54
5位 ボーヤン・ジン   8.18    7.68    8.21    7.93    8.07    40.07

羽生は4Sが2Sになっただけで要素抜けにはならなかった。ミスがあったチャンよりは1点以上高い評価を受けている。昨季までは羽生の場合割とCOとINが似た数字になっていたが今季SPはINが高いのが印象的だ。
チャンは転倒とコンボと2つ大きなミスしているのでPEが9点台に乗らなかったのは仕方ない。それにしても昨季までを思えばSSがひどく低い印象がある。
宇野とネイサンはPEのみネイサンが上という結果に。宇野は単独でミスっているので実行力という意味では上回ったのも妥当だろう。ただSSとIN以外はほとんど評価は変わらない。ネイサンは今季シニア入りしてまだ実績が無いが今回タイトルを取り宇野に2連勝したことで今後は更に近くなるまたは逆転するという現象も起きてくるかもしれない。
ボーヤンは平均8点台、TRは他選手に比べて差があるため低いのは仕方ない。ただスケーティングは昨季に比べて格段に良くなっているのでノーミスできればもう少し上がりそう。今のところ昨季のような安定したジャンプが飛べていないため伸び悩んでいる感じだ。

 

 

SPは要素の数が少ないので取りこぼしが少なかった者が上位に立つ。そういう意味ではネイサン(ジャンプノーミスALLレベル4)が1位宇野(ジャンプ1ミスALLレベル4)が2位なのは妥当といえる。
ただスピンステップ取りこぼし4Sが2Sに抜けた羽生が3位に入ってしまうところはさすがというしかない。PCSに優位性があるといっても失った基礎点からすればそこまでの差はないのだから。
チャンは構成が弱いためとにかくノーミスするしか無い。PCSも宇野とは1.5,ネイサンとは2点ほどしか無い。質の良い要素を行いより多くGOEを得ないとSPで差を付けられてしまう。来季2クワド構成にするという情報もあるが取り残されないためには必要なのかもしれない。
ボーヤンは構成の優位性が無くなってしまったためなかなか上位は厳しい状況だ。ジャンプも稼ぎ頭の4Lzがクリーンに着氷できていないことが痛い。今は我慢の時でネイサン・宇野に離されないようついて行くしか無いといった感じだ。

回転数の違うジャンプを飛ぶということ

四大陸は面白い大会だった。特に最終グループはアクセルを除く5種のクワドが飛び交う空中戦で最後まで誰が勝つかわからない熾烈な争いになった。
その試合を見終わって私は思った。
そろそろ誰か答えを出してくれないかぁ、と。

 

四回転論争を引き起こしたバンクーバー五輪の後再び4回転が活発に飛ばれるようになったきっかけはパトリック・チャンだった。優勝大本命の彼がプログラムに入れたことでそれを打ち勝つためには飛ばなけれないけなくなったからだ。
そして羽生やコフトゥン、ハン・ヤンといったジュニアから上がってくる選手が当然のように飛んでくるとよりその流れが加速していくことになる。


現在も現役の選手の中でいち早く多種クワドをプログラムに入れてきたのはケヴィン・レイノルズハビエル・フェルナンデスだ。
もっともレイノルズはあまり成功率が高くなく着氷しても回転不足を取られることが多かった。入れたからといってもそう大きく点数を伸ばすのはなかなかに困難だったように思う。4回転というジャンプは本当に難しいんだな、とレイノルズを見て思ったものだ。


フェルナンデスはレイノルズよりは成功率は良かったが試合ごとに結果の波が大きかった。大きく下位に沈む試合もあれば表彰台近くまで行くこともあるというように。4回転はわりに決めるのに簡単な3回転でミスる、そういう試合を結構見た記憶がある。
ある時解説(誰かは忘れたが)が「彼は4回転を回る体になっている。だから3回転で回転を止められない」みたいなことを言ったことがあって、4回転ってそういう影響もあるんだと驚いたこともあった。

4回転の感覚が染みついているのなら全部のジャンプ4回転で飛べばいいじゃん、なんて意地悪なことを思わなかったのはキスクラで疲れましたーという表情のフェルナンデスを見ていたからだ。その姿を見るたびに4回転って本当に大変なんだとつくづく感じたものだった。
世界王者となった今のフェルナンデスから思えば、あの当時は十分な練習ができてなくて体力がなかったこととジャンプの技術が未熟だったことが原因だったのだろう。それを手に入れた今はもう4回転降りて簡単な3回転でボロボロになるなんてことはない。
だからあの時解説の人が言っていたように4回転を割と成功させて3回転で良くミスするなんてことは過去のフェルナンデス以外には・・・いやいるな、コフトゥンとかコフトゥンとか無良とかアーロンとか・・・・・・いや、彼らは別に3回転を止められないわけじゃないだろう・・・とりあえず彼らの問題は今回は置いておこう。

 

4回転について3回転の延長上のジャンプという意見を聞いたことがある、一方で3回転と4回転は全く異なるジャンプだと話してる人もいたような気がする。本当のところどうなんだろう?いつか4回転を飛ぶ選手が教えてくれないかなぁといつのころからか思うようになった。

 

4回転ではないが、かなり以前から3Aが得意な無良と羽生は2Aが飛べないという話をネット上で見かける。実際に無良はTVでそれは本当だというようなことを口にしていた。羽生はどうか知らないが少なくともソチの前から練習でも2Aを飛んでいるのを見たことがないので案外本当にそういうこともあるのかもしれない。
それとは別に少し前のことだが何かのショーでハン・ヤンが3Tを飛べないみたいなことを話していた。コンボではつけているのでこの場合の飛べないはファーストジャンプとしてという意味だろう。
そして2014-15シーズンだったか3Lzにミスが多い理由を聞かれて羽生が4Lzを練習してたから、みたいなことを口にしてファンを騒然とさせたこともあった。
回転数の多いジャンプを得ようとすると飛べたジャンプに影響が出てくるものなのか、とこういう話を耳にするたびに思ったものだ。

だとするのなら回転数を増やしたジャンプを飛ぶというのはそれまでのジャンプの延長上にあるってことなのかな、と考えたものだった。

 

しかし昨季再びその考えは違うのか?と思うことになる。ボーヤン・ジンシニアデビューによって。


ボーヤンは昨季いきなり4Lzコンボを決め一躍注目を浴びた。ところが彼のFSには3Lzが別に入っていた。4Lzは着氷が乱れることがあっても回転不足になることもなく3Lzコンボも公式戦ではしっかり決めていた。着氷の技術がいまいちでステップアウトや詰まったりすることはあるけれど回転数そのものはクリーンなジャンプをシーズンを通して飛んだのだ。
回転増やすと感覚って影響受けるものじゃないの???とボーヤンの演技を見るたびに頭をひねったものだった。
ただボーヤンは明らかに人とは違うジャンプの才能があるので特異的な存在なのかもしれない、ととりあえずあまり考えないようにしていた気がする。

 

そして今季そのボーヤンをさらに超えるネイサンが登場する。ルッツもフリップも2つの回転数をFSに入れてきた。4回転の方は時に転倒することもあるが3回転はしっかり飛んでいるネイサンを見て思ったのだ。


この子たちは3回転と4回転の飛び方の違いを認識しているのだろうか?と。

 

つまりは体力があるときに飛べば4回転が飛べて疲れてくると自然に3回転になるのか、それとも今は3回転次は4回転というようにきちんと違う飛び方が彼らの中に感覚としてあるのかどうか?ということだ。

 

ボーヤン一人の時は前者かなぁとなんとなく思っていたのだがネイサンが登場すると後者の方が正しい気がしてくる。だとすると彼らにとって3回転と4回転のジャンプは延長上のジャンプでではなく全く違うジャンプということになる。だからより多回転を飛んでもそれまで飛んできたジャンプに影響がでない。

 

こうしてもはや女子の3回転のように当たり前に多くの4回転を飛ぶようになってきたのだからそろそろその答えを誰か出してくれないだろうかと思うのはいけないだろうか?

別に違いそのものの内容を知りたいわけじゃない。聞いても多分わからないだろうし。ただ仮にボーヤンやネイサンがこう飛べば4回転になり3回転がこう飛ぶといったような違いを持っているのならそれがあるかどうかだけを知りたいのだ。それとも延長線上のジャンプで少し大きく飛ぶとか高く飛ぶといった感覚の違いだけ、よりハードなだけのジャンプなのかどうかを。

 

現役時代に練習ですべての4回転を飛んだと噂される本田氏でも今でも練習すれば4回転が飛べる織田氏でもいい。別の記者でもフィギュアライターの誰かでもいい。多種クワドを飛ぶ選手に答えがどちらか聞いてもらえないだろうか?

あなたにとって4回転ジャンプとはどんなジャンプなのか、3回転ジャンプとどう違うのかと。気になりだしてから長い時間を経たこの疑問、今その答えを切望している。

 

雑記

昨日のアクセス数が30976となってました。はっきり覚えていませんがこれまでの最高が4500くらいだったので桁違いの数字です。頂いたコメントも読んでおります。厳しいコメントもいくつかいただいています。「都合の良い数字・・・」などと書かれているところをみるとおそらく初めてここにきて当該記事前後のみ読まれたのだろうと感じます。特にお返事はしませんがご意見は受け止めましたと申し上げておきます。頂いたコメントは肯定も否定も体裁が問題なさそうなものは全て承認しておきます。

 

私はツイッターのアカウントを持っています。昨日の19時頃私の記事を紹介したツイが私のアカウントにも流れてきました。そのことはコメントで教えてくださった方がいたので知っていたのですが、そのあとにそこから読まれたらしい方が「陰〇論めいている」とか「好みじゃないと先に書けばいいのに」とか書かれたツイがいくつも流れてきてガクッと肩を落としました。ここに頂いたコメントに対してこういう場合はこうしようとか対応を考えた後だったのでそこに書くのかとさすがに脱力してしまいました。正面に対して心構えしたら後頭部を殴られた感じです。

 

以前書いたことがあるような気もするのですがひと昔以上前に全く違うジャンルのサイトを作っていたことがあります。検索サイトに登録しまして同じ趣味の方とやり取りしたりしていました。当時は掲示板で交流をしていたのですが1年半から2年ほど経った頃でしょうかもめごとが起こりました。もともと志向が異なっていたお二人がぶつかり合ってしまったのです。一度収まってもまたすぐ別のことでぶつかる。そのうちに他の方もまじりあって収拾がつかなくなって閉めざるを得なくなりました。私がうまく立ち回れればよかったのですがもめ始めた原因に全くかかわっていなかったため手が出しにくく役割を果たすことができませんでした。

 

2015年の世界選手権のあとこのブログを始めたのですがそういう経験もあってどこにもかかわらないようにしたい、あくまで私個人の日記として書きたいとそういった検索サイトには登録しませんでした。それでも無料ブログなので何かしら引っかかってしまいます。それは仕方ないことです。ですので辿りついた方が私が書いた文章に対して批判することを否定するつもりはありません。不快に感じた人がいた、それは理解しました。

 

さて今日からフィギュアがアジア大会で始まります。

ただ今回はこの大会について感想などを書かないと思います。今回の件でメンタルをやられたから・・・ということが全くないわけではないのですが単純に見れる環境にないからです。何度かここに来たことがある方ならご存じだと思いますが私のテレビBSは映るのですが録画できないのです。土日は予定がありますし、今日明日も時間的に見るのは無理そうです。あとで動画を見つけたら見ようと思っていますがいつになるかわかりませんので・・・

 

それにしてもネットというものは本当に難しいものです。繋がらないようにしても繋がっていて伝わるように見えて全く伝わらない。顔が見えない世界だけにその怖さだけを改めて実感しました。

雑記―――コメントに対するお返事

恐ろしいほどにカウンターが回っております。そして幾つかコメントを頂いでおります。通常はコメントにてお返事させて頂いていますが、今回は少し数が多いので記事でまとめて書かせて頂きます。

このブログはkamiyannが自分の記憶と記録を保存するという目的で書いております。そのためこのブログを通してネット上の皆様と交流するということは当初より予定していませんでした。ですのでフィギュアスケートブログを集めたランキング?みたいな処とはつながっていません。個人的に見たいブログさんのメンバー登録に応募したりすることはありますが基本的に読むのみでコメントすることもほとんどありません。交流と言うものも全くないと言っていい状態です。

それでも2年ほど途中抜けたりしながら書いていますのでどこからともなく訪れてくださる方がいらっしゃるようです。毎日数百から1000程カウンターが回っております。時にコメントいただく方もいらっしゃってご意見や考えに触れさせて頂いてありがたいと思っております。

しかしながら昨日の夜から本日にかけて異常なほどアクセスが増えました。以前にも急激に増えたことがありました。その時はツイッターでどなたかが私が書いた記事を紹介して頂いたことが原因だったようですが、今回はその時とも比較できないほど多いので驚いております。というよりかなり怖いです。すごくびびっております。それでもいくつか気になるコメントを頂きましたのできちんとお返事した方が良いと判断しました。全く関係なく訪れた方もいるかもしれませんがkamiyannの考えを上げておきます。

 
>かなりお詳しいようですが、フィギュアスケート関係者ですか? 只、海外の解説者とは大分違う見解のようですね。 ちょっと違和感を覚えました。

私は関係者ではありません。ただのスケートファンです。海外の解説者の見解というのがどの方を指しているのかわかりませんが演技を見てプロトコルを見ての判断ですので同じである必要はないかと思います。あくまで私の個人ブログの中での記事ですので・・・

>I think you don't like Shoma Uno.

これは文面通り私が宇野昌磨が好きではないと思うでいいのでしょうか?どういう意味で聞いているのか判断しかねますが、宇野と言う選手の演技は私の中では好みではない事は確かです。

過去記事を読んでいただくとわかると思うのですが私は男子シングルとしてはジャンプを重要視しています。ジャンプの綺麗な選手が基本的に好きな選手であることが多いです。そしてスケーティングが良いというのも重要です。宇野の演技はこの私の好みの中では当てはまらないのです。だからと言って宇野個人が嫌いと言う気持ちもありません。私は基本演技とプロトコルしか見ませんのでそういう気持ちは起こりようがないのです。

>何やら偉そうに評論家気取りで書いてらっしゃいますけど、あらゆる箇所に宇野下げ要素を撒き散らしていらっしゃってご苦労様ですね、羽生盲目おたくさん! ほんとバカらしくて笑っちゃう。どこ見てるんだか。 たまたま記事を拝見しましたが時間の無駄でした。時間返して欲しいわ。

 

羽生盲目おたくですか。羽生は確かに好きな選手の一人ではありますが別に羽生ファンとは言えないと個人的には思っています。某ブログでクリアファイル収集に触発されたこともあるのですが、貰ったファイルの扱いに今は困っていますし・・・使うことも捨てることもできないんですよね、あれ。その他のグッズも名所めぐりも全く興味ありませんのでファンの方から見れば違うと言われると思いますよ。

上でも書きましたがこのブログはどこともつながりがありません。どなたかに宣伝してほしいなどとお願いしたこともありません。どうしてかたどり着いてしまって不快になられたとしたら申し訳ありませんが、時間の無駄だったから返してと言われましても自己責任でお願いしますとしか申し上げられません。私もいろんなブログを巡って意見や感想を拝見します。中には自分とは全く考えの合わない方もいらしてその場合はさっさと退散してしまいます。毒を吐くのも労力を使います。嫌なものは見ない、と言う対応を取られた方が精神衛生上よろしいのではないかと思います。

 

お褒めのコメントも頂いておりますがこれはこれで怖い部分もあります。ここはkamiyannのブログでkamiyannのその時の考えをまとめておいてある場所なので、あくまでこういう考えの人もいるんだなぁくらいで受け取って頂いた方が良いのではないかと思います。フィギュアスケートが好きで数字が好きで演技を見ながらあれこれプロトコルを検討するのが好きな人間が書いた個人的な文章です。共感されることも不快を感じられることもあるかもしれませんがあくまで「ふーん、そうなの」程度にすませて頂きたいです。

 

それにしても昨日の記事私としては「羽生すげー、ネイサンもすげー、ボーヤンもうちょっと頑張れ!」的に書いたつもりだったので宇野に対してご不快?の感想をこれほど頂くとは思いませんでした。たぶん終わりごろの「ヘルシンキの表彰台に立つ姿が想像できない」と書いた部分が引っ掛かったのではと思います。これはキスクラの宇野とその後を羽生・ネイサンを見て抱いた感想であって私が想像できなくても宇野がワールドで勝てばもちろん表彰台に立てるのです。その時はあんな文章を書いた人間バカだねと笑えばいいだけだと個人的には思います。

 

最後にこれまでそれ程コメントを頂くことがなかったのですべて承認しほとんどお返事を書かせて頂いていました。今回ご不快に思われたらしい方からあまり良い言葉ではないコメントを頂きまして少し考えました。そのコメントを目にした方が不快に感じられる場合やただ単純な悪口・悪意などで問題があると判断した場合は承認しないで削除させて頂きます。お返事についても出来ない場合があるかもしれません。時間差がありましても目は通しますのでその場合は申し訳ありませんが納得くださいますようお願いします。

 
 
 

 

四大陸選手権上位5選手FS比較

四大陸は面白い戦いだった。3位以下は離れたが優勝を争った選手の得点があそこまで拮抗したのは昨季の四大陸以来だろう。

しかしながらテレビや新聞では相変わらず四回転の種類や本数のことばかりで嫌になる。ネイサンが勝ったのは高難度の四回転誰よりも多く飛んだからというのは正しくない。むしろ羽生がSPでもFSでも基礎点を大幅に取り損ねたためだといえる。
四回転の本数を多く飛んで勝てるのなら昨季ボーヤンがとっくに勝っている。昨年末のGPFでネイサンが勝ったはずだしとっくに世界最高得点を超えているだろう。
その辺りまるっと無視して4種だ5本だとことさらに強調するのを見ると本当にうんざりする。
何か情報があるかもと幾つか録画してみたがろくに見ること無くさくっと削除してしまった。

 

それでも大会として四大陸は非常に面白かった。オールマイティの実績がある元世界王者2名に高難度ジャンプを組み込んだ若手達が殴り込みをかけた試合。五輪王者が自らのミスで大幅に基礎点を失いながらもそれでも勝利を目指して可能なかぎりの得点を求めた演技をすれば、若手トップが今できる自分の最高構成で迎え撃ち逃げ切った試合だった。いつもここにはワールドしか載せてないが四大陸の面白さを残したいのでデータをまとめておく。

 

 

<予定構成>

1位 ネイサン・チェン  4Lz+3T 4F 4T+2T 4T //3A+Lo+3F 4S 3Lz 3A =95.33 
2位 ボーヤン・ジン   4Lz+3T 4S 4Lo //4T+2T 4T 3A+Lo+3S 3A 3Lz =95.18
3位 宇野昌磨      4Lo 4F 3Lz //3A+3T 4T+2T 4T 3A+Lo+3F 3S =89.04
4位 羽生結弦         4Lo 4S 3F //4S+3T 4T 3A+2T 3A+Lo+3S 3Lz =87.53
5位 パトリック・チャン 4T+3T 3A 4S //4T 3A+2T 3Lo 3Lz+2T+2Lo 3F =77.16 

 

ネイサンの構成が直前に3A2本になったため1位に躍り出た。ボーヤンとの差は4Fと4Loとサードが3Fと3Sの違いと後半ボーナス点の違いとなる。

羽生と宇野の違いは主に4Sと4Fの差でいずれにせよ四回転の本数が同じならそれ程差がつかない。
そういう意味ではチャンは四回転の本数が少ないのと難易度の低い種類であることでトップとは滑る前から18点以上も差が合ったことがよくわかる。

 

<実施構成>

                    実施内容          予定達成率

1位 ボーヤン・ジン  4Lz+3T 4S 4Lo< //4T+2T 4T 3A+Lo+3S 3A 3Lz =91.58  96.22%
2位 ネイサン・チェン  4Lz+3T 4F 4T 4T+2T //3A+2T+2T* 4S 3Lz 3A =90.38     94.80%
3位 羽生結弦    4Lo 4S 3F //2S+Lo 4T 3A+3T 4T+2T 3A =77.30      88.31%
4位 宇野昌磨    4Lo 4F 3Lz //3A 4T 4T+2T 3AREP 3S =75.13       84.38%
5位 パトリック・チャン   4T+3T 3A 4S< //4T 3AREP 3Lo 3Lz 3F+2T+2Lo =70.53 91.40%

 

実際に一番基礎点を獲得していたのはボーヤンだった。予定された構成を全て飛びURで少しだけ基礎点を落としたという形だ。結果的に2転倒したもののTESが100超えたのはこの基礎点をほぼ確保したという点が大きかった。
ネイサンは+Lo+3Fコンボが2T+2Tとなりそれが一つキックアウトされたことで基礎点を落とした。しかしほぼ95%基礎点を確保したので大きなマイナスにはならなかったことがわかる。
チャンはREPを食らったこととその分のコンボ2T分の基礎点を落とした。しかし予定された構成をほぼこなしたので90%以上の基礎点を確保できた。
一方90%を割り込んだのは日本人2選手だ。結果的に3クワドのチャンの予定構成並みに落としてしまっている。特に宇野はREPとコンボ2つ落としたため15%以上も予定構成から落ちている。宇野とネイサンのFSの点差が16.57となっているがそのほとんどがこの基礎点の確保の差だったということがよくわかる。REPはほぼコンボが絡むのでそのリカバリの重要性をもう少し自覚する必要があるだろう。
羽生については4Sが2Sになり同時にサード3Sを失ったためこの時点でほぼ15点失った。それをその後の構成を大幅に変えることで10点強まで押さえることには成功した。しかし取り戻せない点数は大きかったことは間違いない。

 

<TES計>
             TES  減点  獲得点  
1位 ネイサン・チェン  115.48
2位 羽生結弦      112.33
3位 ボーヤン・ジン   100.74  -2  =98.74
4位 宇野昌磨        98.69  -2  =96.69
5位 パトリック・チャン   88.94  -2  =86.94

 

TESは転倒が無い2選手が上位に来た。やはり転倒してしまうとGOE-3がついてしまうので大きな減点となる。四回転が増えたからと言って転倒することを当然と思ってはいけない。
宇野とボーヤンは結構点差があるがその大半はPCSであり、テクニカル的には予定構成をこなしたボーヤンの方が上だった。
それにしてもネイサンと羽生はジャンプの実施構成では13点以上差があったのに結果的に3点ほどしか違わないという、羽生の恐ろしさはここにあると実感する。ただこの3点を埋められなかったことが羽生が負けた大きな原因でもあったりする。

 

<ジャンプ得点計>
           TES 減点 獲得点  予定構成獲得率  実施構成獲得率
1位 ネイサン・チェン  94.30           98.92%      104.34%
2位 羽生結弦  90.27            103.13%      116.78%
3位 ボーヤン・ジン   83.69 -2 =81.69            85.83%                     89.20%
4位 宇野昌磨  76.70 -2 =74.70            83.89%                     99.43%
5位 パトリック・チャン 67.43 -2 =65.43            84.80%                     92.77%

 

実施した基礎点を上回ったのは上位二人だけ。やはり転倒すると基礎点を下回る可能性が高くなる。
ネイサンの獲得率を見て思い出すのは昨季のボーヤンだ。着氷はいまいちなものがあるが転倒が無いのでほぼ基礎点分確保できると言う結果。今季ボーヤンが昨季より安定していないのはスケーティングが良くなった為もあるが、体格の変化という理由もあるだろう。昨季も衣装が徐々に小さくなって切り込みを入れたりしていたが今季は更に背が伸びたように見える。細身は変わらないが上半身の体つきがしっかりしてきている。その為昨季のまま飛んでも上手く着氷できなくなっているのだと感じる。高く飛びすぎたり一定のリズムがまだ確立されていない。
ネイサンはボーヤンより小さいし体型もどちらかと言えばしっかりしているので案外こういう影響は受けないかもしれないがそれでもまだ17歳だ。感覚が狂うことが無いとは言えない。1年経ってがらっと変わるケースというのはネイサンだけ見てもありうることだと言うことがわかる。更に技術を上げて着氷を安定させることが出来るか、まだ未知数だなとこの数字を見て感じる。
それにしても羽生は本当に面白い。基礎点で10点以上少なくなっているのに結果的には唯一予定構成以上の得点を確保している。これは飛んだジャンプの質が良くGOEが多くついている&転倒などの大きなミスがなかったということ。報道などで羽生は良く転ぶ的なことを言われることが多いがソチの頃よりはずっと少なくなっている印象がある。4回転を数多く飛ぶからと言って転倒が多くなってはいけないという意識があるのだろうと最近の試合を見て感じる。
面白いのは下位3人の獲得率だ。予定構成からでは3人横並びなのだが、実施構成に対しては格段に宇野が良い。これは転倒以外にマイナスを受けなかったことと成功ジャンプのGOEが高かったことで相殺できているということ。宇野のジャンプの質が良いとはあまり感じないが、勢いを殺さず飛ぶということにジャッジが案外価値を置いているということかもしれない。

 

<スピン得点計>

1位 宇野昌磨      12.99 ALLレベル4
2位 羽生結弦      12.86 ALLレベル4
3位 ネイサン・チェン  12.28 ALLレベル4
4位 パトリック・チャン 12.01 レベル4 2つ レベル3 1つ
5位 ボーヤン・ジン   10.52 レベル4 2つ レベル3 1つ

 

チャンはキャメルでボーヤンはシットでレベルを取りこぼしている。
ただ上位4人はレベルとGOEがもらえているので思ったほど差がつく項目ではない。その辺り評価の厳しいボーヤンはきつい。他の選手にアップライトレベル4一つ多く実行されているようなものだ。ボーヤンは回転もポジションも悪くはないが機械的と言うか必要だから回っています的印象を受けるあたりがGOEが伸びないと感じる。
ネイサンはジャンプをそこそこまとめたのでここはしっかり基礎点を確保するぞ的な正確さと言うか正しさを感じる四大陸のスピンだった。

 

<ステップ得点計>

1位 パトリック・チャン 9.50 レベル4
2位 羽生結弦      9.20 レベル4
3位 宇野昌磨      9.00 レベル4
4位 ネイサン・チェン  8.90 レベル4
5位 ボーヤン・ジン   6.53 レベル3

 

納得のチャン1位だが2つしかない要素で上位4人はレベルを確保しているためあまり差がつかない項目ではある。
個人的には宇野のコレオはクロスしてクリムキンするだけに見えるがあんなに短くていいのだろうかと疑問に思っている。その点ネイサンはジャンプだけじゃないよとしっかり見せているのでメリハリがあっていい。
羽生は今回抑え気味と言うか腰かどこかが悪いのかある程度上下動などの動きを制限しているように見えた。その中でこれだけ取れれば十分なのかもしれない。
ただボーヤンにとってはスピンに続いて困難な要件だ。スピンステップで5点羽生と離れている。3回転ジャンプ一つ分のGOEを増やすのはボーヤンには厳しいのでせめてレベルは取っておきたいところ。

 

<GOE合計>
            ジャンプ  スピン   ステップ   合計
1位 羽生結弦      12.97      + 2.86    + 3.30   = 19.13
2位 ネイサン・チェン   3.92          + 2.08    + 3.00   =   9.00
3位 宇野昌磨      -1.57          + 2.79    + 3.10   =   7.46
4位 パトリック・チャン -3.10          + 2.71    + 3.60   =   3.21
5位 ボーヤン・ジン   -7.89          + 1.22    + 1.23   = -5.44

 

転倒2回するとどうしたってジャンプのGOEはマイナスになることがよくわかる。そのマイナスの大きさから先ほどあった構成獲得率の差が出ることもわかるだろう。
それにしても羽生のジャンプGOEは群を抜いている。抜けた2回転以外は全て1点以上のプラスがついている。急遽変えた構成ですら単純な飛び方をしていないので多少着氷が沈んでも付けずにはいられないだろう。それでも質としては2015年のNHK杯やGPFには及ばないのでもっと高得点が出せそうという期待感は非常に感じる。
スピン得点で宇野が羽生を抑えて1位だったが、これは基礎点の差があるためでGOEそのものは羽生の方が多い。そこまで差はないもののジャンプ・スピン・ステップ全ての要素でGOEすら確実に獲得できるということが羽生の強さの真実だ。
そのあたりがジャンプ超特化型のボーヤンがなかなかトップになれない競技だということがよくわかる。
それにしても実施構成で13点以上あった差が、GOEで10点以上縮めてしまうわけでネイサンがどんどん構成を上げていく理由がよくわかる結果だ。如何に稼げるとしてもGOEにもPCSと同じく限界があり、基礎点差を大きくしてしまえばGOEの獲得率での優位は薄れるからだ。これは本来ボーヤンがやりたかったことだったろう。

 

<PCS比較>
                                              SS TR PE  CO IN  合計
1位 羽生結弦      9.46   9.25    9.54    9.46    9.46    94.34
2位 パトリック・チャン 9.25   9.18    9.14    9.29    9.43    92.58
3位 宇野昌磨      9.11   8.96    9.04    9.18    9.25    91.08
4位 ネイサン・チェン  9.00   8.75    8.89    8.93    8.86    88.86
5位 ボーヤン・ジン   8.04   7.43    7.64    7.82    7.79    77.44

 

全般的にパーフェクトと言う選手がいなかったので羽生やチャン、ボーヤンは結構渋めだなと感じる。ただ宇野とネイサンは高めに出た。ネイサンは最終滑走者で高難度構成を転倒なく滑ったため点が出易かったことはわかるが、宇野についてはかなり微妙だ。何しろコンボ抜けだけで済ませたGPFより高いからだ。高難度ジャンプを成功させたからと言う理由で上がるのはボーヤンを思えば妥当ではない気がする。
それにしてもボーヤンとチャンが毎回僅差で競うことになるのがよくわかる。今回もTES12点差VSPCS15点の争いになった。傾向としては同点の場合FSではPCSが上の方が評価される事から結果的にチャンがいつもボーヤンの上に来るという感じだ。
しかしネイサンと宇野がガンガンPCSを上げているのに今季明らかに滑りの質が良くなったボーヤンがほとんど上がらないのはどうしてだろう?TRが低いのはわからないでもないが・・・9点台・8点台・7点台の差がもう少し明確になるといいと感じる。
ただネイサン場合今季初めの頃のプログラムを思うと出したくなる気持ちはよくわかる。シーズン初めの頃は冒頭の4回転4本を同じ方向ばかり回って飛んでいたし、プログラム全体も非常にあっさりしていた。しかしだんだんとプログラムの肉付きも良くなり同じ方向ばかりではなくなってきた。羽生は特にターンが多く際立っているがそこまでいかなくてもある程度方向転換を入れていこうとする姿勢を見せる必要がボーヤンにはあるのかもしれない。
チャンは2転倒とはいえユーロのフェルナンデスを思うとここまで下がるのかとちょっと驚く。
ここではあげないがブラウンがそこまで良くなかったとはいえSSやTRがネイサンを下回ってしまうというあたりでジャンプ構成によって差別化を図る意図も多少見える気がする。それでもチャンは昨季より構成を上げてきているのだから宇野との差がこの程度しかないのかと思うとすっきりしない印象が残る。

なによりジャンプの難度によりPCSの上限が定められてしまうとしたらそもそものPCSの意味がなくなってしまうような気がする。チャン・羽生と宇野・ネイサンの間にはジャンプ以外のプログラムの質などを見てももう少し差があるように感じる。その辺りをもう少し差別化できないか。PCSの意味や運用についてジャッジ間での意思統一を図ってほしい。

 

TESで3.15ネイサンが勝ち、PCSで羽生が5.48勝った。SPで6.08ネイサンが勝っていたのでそのまま逃げ切ったという形だ。その差3.75と言う僅差だった。4Sが抜けてしまったのはある意味仕方ないがLoをつけた時4Sは無理と判断しても3Sを飛んでいたらTESでも上回れたかもしれない。結果的に実施基礎点差が大きすぎたと言うことが今回の羽生の敗因だ。他の選手でもサルコウのミスが多かったので飛びにくい氷だったのかもしれない。ただこの会場で五輪が来年開かれる。その感覚を味わったことは良かったと思うしかない。

ワールドではわからないがラファの発言を聞くとまだネイサンは構成上げをする可能性がある。転倒も駄目だが抜けもまた致命傷になるということが今回認識しただろう。抜けやすいエッジジャンプの多い羽生としては飛ぶ位置や飛び方などで対策する必要がありそうだ。ただ負け方としては悪くないものだったのでワールドに向けて気持ちを切り替えてほしい。

宇野についてはキスクラで笑顔だったことが印象的だった。3Aは得意なジャンプだから次は大丈夫と言うことか、それとも3位になれれば良いということだったのかよくわからないが、勝てるチャンスがある時に自ら先におちてしまうのは勝負弱いと言う印象がある。後で滑った羽生の自らのミスを少しでも取り返そうとした姿勢や羽生の得点を聞いて高難度の方の構成を決意してやりきったネイサンを顧みるとまだその域には達してないなと感じる。五輪金メダルを目指すなら何としてもヘルシンキでは表彰台に載らないといけない。ネイサン羽生フェルナンデスをはねのけてそれができるか、現時点ではその姿を想像できない。

チャンについては今は2種クワドの両立が必須だ。4Sの成功率もだが現状4Tが不安定化している印象があるので少し心配だ。ただ3Aの質はかなり良くなってきている。決めれば加点も多くつくジャンプなのでいい得点源になっている。高難度若手のミス待ちになってしまう部分はあるが質の良いエレメンツと最上級の滑りで上位に食い込んでいって欲しい。

ボーヤンはジャンプの角度が昨季と変わってきているように感じる。体形や筋力やスケーティングの質の向上など様々な要件の変化の中で模索している印象がある。それを掴みさえすれば昨季のような安定したジャンプが戻ってきそうではあるので、落ち着くまでジレンマはあるだろうがジャンプ以外のエレメンツの質の向上を目指してほしい。

ネイサンは今はジャンプの心配はないだろう。安定して離氷も着氷もできている。だから心配なのはケガだけだ。現構成をほぼ飛べるので更にあげるというのもネイサンならいいかもしれない。しかし良い時だからこそ体のケアに気を付けて長く滑れる技術を身に着けてほしい。今季は変えないだろうが来季はスピン1つだけでももう少し早い位置で入れてほしい。まとめて残りのエレメンツをこなすよ的な配置はジュニア上がりだからこそ大目に見れることであってシニアのプログラムとしては物足りない部分だ。PCSも伸びているので来季のプログラムは改善してほしい。

 

1月にユーロがあり2月の四大陸が終わった。四大陸の上位5位までがユーロの2位の上に来る。この選手たちとフェルナンデスがワールドの表彰台を争うことに恐らくなるだろう。熾烈な四大陸を見るとワールドがますます楽しみになってくる。五輪の枠がかかった今季のワールドは非常に重要だ。誰がその頂点に立つのか・・・あとひと月の選手たちの努力と成果を今から非常に期待している。