つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

リピート回数ベスト10―――羽生編

ネーベルホルントロフィー中ですが個人的に打ちのめされておりまして情報を追う程度です。何と言いますか自分の駄目さ加減に嫌気がさしておりましてJGPSのジュニア選手が頑張っている姿を見るのも申し訳ない気持ちになっております。

 

ということで現実逃避の話題を・・・

 

神様に選ばれた試合で羽生が2015年GPFのSEIMEIを3桁は見ていると言っていた。
それを聞いたとき、「羽生はこっちを見るんだー」と私は思った。SEIMEIが見たいと思ったとき私の場合はNHK杯を選ぶことが多いからだ。おそらくは無我夢中で成功させた時ともう一度と期待されているときとではプレッシャーなど色々違うところがあったのだろう。見ている人と演者では違う目線や印象があると面白く感じた場面だった。

番組を見終わった後でふと思ったのは、私ってどのくらい演技を見ているんだろう?という疑問だった。おそらく羽生は「3桁」というのはかなり多いという意味で使ったのだろうが、自分を振り返ったときそれほど多い数かなぁと思ってしまったからだ。
そこで自分の行動を振り返りおおよその再生数を計算してみることにした。色んな選手まで手を広げてしまうとぐちゃぐちゃになりそうなのでとりあえず羽生の試合限定で考えてみる。

 

羽生の演技でこの試合のこの演技いっぱい見たなぁと思う演技は以下のものになる。

2011年 四大陸  FS ツィゴイネルワイゼン
      GPF  FS ロミオ+ジュリエット
      全日本  SF 悲愴
      全日本  FS ロミオ+ジュリエット
2012年 ワールド FS ロミオ+ジュリエット
      NHK杯 FS ノートルダム・ド・パリ
      全日本  SP パリの散歩道
2013年 エリック SP パリの散歩道
      エリック FS ロミオとジュリエット
      GPF  SP パリの散歩道
2014年 五輪団体 SP パリの散歩道
      五輪個人 SP パリの散歩道
      ワールド FS ロミオとジュリエット
      中国杯  FS オペラ座の怪人
      GPF  SP バラード1番
      GPF  FS オペラ座の怪人
      全日本  FS オペラ座の怪人
2015年 NHK杯 SP バラード1番
      NHK杯 FS SEIMEI
      GPF  SP バラード1番
      GPF  FS SEIMEI
2016年 オータム SP Let's Go Crazy
      NHK杯 SP Let's Go Crazy
      NHK杯 FS Hope & Legacy
      GPF  SP Let's Go Crazy
2017年 四大陸  FS Hope & Legacy
      ワールド FS Hope & Legacy   

単純に考えて羽生の言う3桁以上は見たなと確信を持って言えるのがこの27演技になる。この中で特に多く見たベスト10を上げてみる。


1位 2017年 ワールド FS Hope & Legacy 確実に4桁以上見てる
2位 2015年 GPF  SP バラード1番  4桁は見たはず
3位 2014年 GPF  FS オペラ座の怪人 多分4桁位見てる
4位 2014年 GPF  SP バラード1番  4桁近く見てるはず
5位 2015年 NHK杯 FS SEIMEI   4桁見てるかなぁ
6位 2011年 GPF  FS ロミオ+ジュリエット   7~800位は見たと思う
7位 2014年 五輪個人 SP パリの散歩道    500以上は確実に見てる
8位 2015年 NHK杯 SP バラード1番    500位は見てるはず
9位 2012年 ワールド FS ロミオ+ジュリエット      500位は見たかな?
10位 2014年 五輪団体 SP パリの散歩道    300以上は見てるはず

 

意外や意外?なのか微妙だが一番新しい今年のワールドが1位になった。というか継続中。半年たった今でも少なくとも1日1回は確実に見ている。これを超えると思う演技が出てくるまでは再生回数はまだまだ増えそうだ。いい加減背景の観客の動きまで理解してしまって適当に止めた静止画見てどの場面かわかるくらいになってしまった。

そして多いのはバラード1番。理由は綺麗なジャンプが見れるという点。2014年のGPFの4T、2015年NHK杯の4T+3T、GPFの4Sは本当に絶品だと思う。更にSPは時間的に短いというところも空き時間に見れる利点がある。そんなことで3つも上位に入ってきている。
こうやって改めて振り返ってみると私あんまり新ロミジュリはプログラムとして好きじゃなかったんだなと実感する。多分Let's Go Crazyも・・・おそらくはノーミス演技がなかったということが大きい。それがあったらどこかで食い込んだかもしれない。ただミスがあっても旧ロミジュリやオペラ座の怪人は入ってきているのだからその辺りはやっぱりプログラムの好みがあるのだろうと思う。

 

このベスト10に割って入りそうな気配があるのが先日行われたオータムのSP、ただいま絶賛リピート中。ただ画面の暗さやカメラワークがそこまで良くないので今季もっといい演技をしていい映像を作って欲しいと願っている。

もちろんそれはSPだけじゃなくSEIMEIも同じ。新SEIMEIはまだその良さを見れていないが、過去最高と今現在思っている2017年ワールドを超える演技を見せてこの順位表を更新して欲しい。

 

 

112.72の出し方

オータムが始まる前に「110.95を超える(仮)」と言う記事を書いていた。昨季のワールド上位6人が今期の構成でこの数字をどうしたら上回れるかを考えてみたものだ。時間がある時にちょろちょろと書いていたので途中で飽きてしまい記事として上げることはなかった。
凡その内容として110.95を超える可能性が最も高いのはノーミス羽生で次がジャンプノーミスレベル4揃え+最高にクリーンな3Aを飛んだチャン、その次がジャンプノーミスレベル4揃え+全てのジャンプGOE+2以上のネイサンではないかというようなものだった。
まだシーズン序盤だしその内また書く気になるかも・・・と書きかけを一応ファイルに保存はしたのだが先日のオータムであっさり羽生が超えたので廃棄決定となってしまった。

 


<2017年AC>

      基礎点     満点    獲得点   達成度

TES計 49.51  65.11  64.17 98.56%

ジャンプ 35.91  44.91  44.71 99.55%

スピン   9.70  14.20  13.60 95.77%

ステップ  3.90   6.00   5.86 97.67%


PCS         50.00  48.55 97.10%

総計         115.11 112.72 97.92%

 


<2015年GPF>

      基礎点     満点    獲得点   達成度

TES計 47.45  63.65  61.81 97.11%

ジャンプ 34.45  43.45  43.16 99.33%

スピン   9.70  14.20  13.85 97.54%

ステップ  3.30   6.00   4.80 80.00%


PCS         50.00  49.14 98.28%

総計         113.65 110.95 97.62%

 


上がオータムの内容、下がこれまでの最高であった2015年のGPFだ。基礎点を上げた以上に点数が伸びているので単純な達成度としても今回の方が上回っている。
個別のエレメンツとしてはジャンプはほぼ同じ、スピンが少し下がってステップはレベルを揃えた分上がった。PCSはまだ序盤と言う意味ではまだそこまで出し切ることはできない部分はあっただろう。そういう意味では現時点で出せる最高の数字といえるのではないだろうか。

 

ということで110.95は超えられてしまったので次は112.72以上を出す事を考えてみる。
まずは予定構成からTESを比較してみる。

 

           今期予定構成      ジャンプ基礎点 TES満点 対64.17比率
羽生結弦    4Lo // 3A 4T+3T= 37.41 66.61 96.34%
宇野昌磨    4F // 4T+3T 3A = 37.71 66.91 95.90%

ボーヤン・ジン 4Lz+3T 3A // 4T= 37.73 66.93 95.88%

P・チャン   4T+3T 4S // 3A = 34.45 63.65 100.82%

フェルナンデス 4T+3T 4S // 3A = 34.45 63.35 101.29%

N・チェン   3A // 4Lz+3T 4F= 41.72 70.92 90.48%

        AC羽生    最大基礎点   必要GOE
羽生結弦    64.17 - 51.01 = 13.16

宇野昌磨    64.17 - 51.31 = 12.86
ボーヤン・ジン 64.17 - 51.33 = 12.84

P・チャン   64.17 - 48.05 = 16.12

フェルナンデス 64.17 - 47.75 = 16.42
N・チェン   64.17 - 55.32 =  8.85

 

羽生のオータムのTES64.17を超えるためには基礎点を最大に取ったうえで大量のGOEを得なくてはいけない。それぞれの今シーズンの基礎点から必要GOEを計算したのが上である。
GOEはジャンプが9点(3×3)、スピンが4.5点(1.5×3)、ステップが2.1なので最大で15.6と言うことになる。現時点でチャンとフェルナンデスがTESでは上回ることができなくなっている。


GOEを+13つけるには凡そステップで1.5、スピンで3.5、ジャンプで8点ほど必要になる。
そうなると宇野とボーヤンについては無理とは言わないがかなり難しいと思われる数字になる。宇野はまだスピンステップは獲得できるかもしれないがボーヤンはこれまでのところその二つにもそこまでのGOEがついていない。両者共に問題となるのが単独ジャンプだろう。ステップを全く入れてないというわけではないが羽生やフェルナンデスほど「明確」ではないし実際に飛ぶまでに間もある。その場合GOEで+3はかなりつきにくい。そしてコンボについてはどちらもあまり上手くはない。ボーヤンは詰まりがちだし宇野は回転しながら下りるので回り込んで回り込んで降りる形になりやすい。ジャンプGOE+8と言う設定はかなりハードであると言える。


そのあたりネイサンはまだ可能かなと言う数字だ。ステップで+1、スピンで+3、ジャンプで+5と言うのはノーミスだったら普通に出そうな数字だからだ。単純なTES勝負だったらノーミス羽生と最も競えるのは現在のところネイサンと言うことになるだろう。


そして羽生も当然更新可能だと言える。少なくとも4LoをSPで入れることは昨季できているからだ。もっともGOEについては4Sほどはもらえていない現状がある。しかしGOE+1.5以上がつけば4S満点を上回るのしそれ以上のGOEを出した経験もあるので十分可能だろうと予想できる。

 

ということでTES64.17を超えられる選手は羽生自身とネイサンの現状二人かなと言う印象だ。


PCSについては羽生・チャン・フェルナンデスの3人なら完璧なノーミスをすれば48.55を出すことはできそうだ。ただ羽生はともかくチャンとフェルナンデスはTESで超えることができない分PCSの数字が必要になる。だがその不足分埋めるとするとPCSをほぼ満点出す必要になる。しかしどちらかといえばTESよりPCSで満点を出す方が難しい。不可能とは言わないがかなり困難だろう。

 

宇野・ネイサン・ボーヤンの3人はPCS3強とはまだ差がある状況だ。よく若手がいい演技をするとPCSが上がるといわれる。確かにソチ五輪で羽生のPCSはチャンに肉薄した。しかし伸びたとはいえ並び立ったわけではない。ソチ五輪SPで先に滑ったノーミス羽生のPCSは46点台半ば、あとから滑ったミスありチャンが47点強、その差は約0.5だった。かなり近づいたことは確かではあるがただ結果的にそうなったというべきだ。つまりノーミス羽生にあの点をつけた時点でチャンがノーミスだったらもっと高い点をつける意思があったということだ。チャンにミスが出て滑りもいまいちな部分があったがため近い数字でおさまっただけでまだ二人の間に差はあったのだ。

そう考えるとこの3人がノーミス同士で3強に並び立つのはまだ難しいだろう。昨季までの3人の最高PCSは宇野が44位、ネイサンが43半ば、ボーヤンが41ほどだった。ソチシーズンの羽生のようにいい演技を連続して行って上がったとしても最高で45~47程度だろう。そうすると48.55まではまだ1点以上は確実に差があることになる。とすればTESでその数字を上回る必要がある。64.17時点で90%以上の達成率が必要なTESにさらに1点以上の上積みと考えると・・・宇野やボーヤンは完璧に近い完成度が必要になるし、ネイサンでもかなり困難さが増してくる。

 

以上のことを踏まえて112.72を各選手が出すために必要な数字を出してみる

        ジャンプ スピン ステップ  TES計 PCS PCS平均 
N・チェン   49.02 13.30 5.20 = 67.52 45.20 (9.040)
宇野昌磨    46.21 13.70 5.80 = 65.71 47.01 (9.402)
ボーヤン・ジン 46.73 13.90 6.00 = 66.63 46.09 (9.218) 
P・チャン   43.45 14.20 6.00 = 63.65 49.07 (9.814)
フェルナンデス 43.45 13.90 6.00 = 63.35 49.37 (9.874)

 

こうして予想点数を考えてみると出せそうな可能性があるのはネイサンだけという感じだ。ジャンプのGOEはなかなか難しいがそれ以外については頑張れば出せないことはない気がする。
宇野はジャンプとPCS、フェルナンデスはスピンとPCS、チャンもスピンとPCSが苦しいなと感じる。ボーヤンに至ってはどれか1つでも出せるだろうかと思ってしまう。

結局のところ試合に勝てるなら何点でもいいのだが、最高点を出すあるいは超えると考えるとそれぞれがこういった数字を意識しなくてはいけなくなるということだ。112.72という数字がどれほど凄いものかよくわかる。上を狙う者たちに対して相当高い壁としてそびえたっている。

 

羽生はわざわざ数字を出す必要はないだろう。PCSもスピンもステップも今回より高い点数を出したことがある。更に基礎点を上げることでジャンプの点数を伸ばすことができれば最高点更新も当然あるだろう。

一方で羽生がシーズン冒頭にこの数字が出したことが良かったのかなと思ってしまうこともある。膝さえよければ4Loに戻すだろうがこの数字が気負いとなってしまわないかと心配になるからだ。数字には上限があり満点採点はないだろうという予想もたつのでたとえノーミスして点数が伸びないことがあるかもしれない。そうなっても深く考えすぎないで欲しいとは思う。こんな記事を出しておいてなんだがあまり点数にはこだわらないその試合その試合の最高の演技を見せて欲しい。

 

とりあえず数字として検討してみたが点数とは実行した演技につけられるもの、あまりそれを意識しすぎてもいけない。頑張って演技をして結果的に最高点だったということが本来望まれるべきだろう。あとどこを強化したらもっと伸びるかな、そんなことを考えながら様々な試合を見ていきたい。そしてまたこの数字の更新が見られたら最高だと今は思っている。


  

 

 

一晩経って気づいたこと

昨日の記事にも書いたが私の中では羽生がラストジャンプを4Tにしたことが納得できなかった。基礎点だって2点ほどしか違わない。確率から言ってもGOEにつき方から考えても3Aで遜色ないじゃんと思っていた。

 

でも一晩経ってようやく気付いた。

直前に3Aを転倒したからあそこで3A飛んではいけないのだと。

 

もし3Aを飛んだら2本目になるためコンボにしなくてはいけない。(と言っても2Tは2回使っているので2Loか1Tにするしかないから点数的にあまり旨味がない)コンボにすれば曲に遅れてしまい次のシットスピンの時間がなくなりレベルが取れなくなってしまう。

 

3Aを転倒してしまい更にコンボができない状況で出来るだけ基礎点を失わない選択は4Tと4Sしかなかった。しかしあの直線的な軌道では4Sは難しい。結果的に4Tが最善と言うことになった。

 

と言うことで非常にすっきりしました。

しかしあの最悪の状況の中短時間で選択できるって相変わらずすごいと感心してしまう。

 

諸々の失敗も演技中いろいろ考えたこともきっとすべて消化して次の最善をしてくれるだろう。リカバリの対応一つとってみてもそれを予感させる羽生結弦と言う選手は本当に稀有な存在だと改めて実感した。

 

 

最高と最低と

サタデーステーションと神に選ばれた試合を見た。
暗くて画像が粗いライストとはやはり印象が変わる。FSは特に点数的にはさんざんでしたがそこまで悪くないと思った。
ライストの感想はざっと書きましたのでもう少し初戦のことを書いておきます。

 

<SP>
私にとってバラード1番はジャンプの美しさを楽しむプログラムだった。2014年のGPFの4Tや2015年NHK杯の4T+3Tなど印象に残っていると別の記事に書いたことがあるくらいだ。
しかし2017-18ヴァージョンは滑りの美しさを堪能できそうだなと感じた。スピード感もさることながら滑らかさやスケートの伸びが非常に気持ちよかった。急遽構成を変えたとは思えない位だった。
特にステップ、レベル要件が変わったこともあると思いますが以前はせかせかとせわしなく感じてあまり好きでは無かったのですが新ヴァージョンではグィンとスケートが伸びるところや滑りの滑らかさをみせる部分などスケーティングの良さをみせるように改良されていた。
男子シングルではジャンプばかりに目が行ってしまいますがやはりフィギュアスケートの良さとして極上の滑りが堪能できる物が良いなぁと思う。
正直に言えばこのまま4Sで良いのではと思うが挑戦したい選手ですから痛みから回復すると元に戻すのだろう。そうなっても今回と同じ、いやそれ以上の滑りを魅せて欲しいと願っている。

 

<FS>
衣装はマイナーチェンジ。色味と形はほぼ同じ。変わったのは生地と刺繍とベルトの色か。ただ以前の衣装の生地がいまいちと思っていたのでこの変更は良かったと思う。前は刺繍が多かったこともあってよれよれした感じに見えたからもっと良い質の物に変えてくれないかと思っていた。今回は薄手ですがぱりっとしていましたし刺繍もごちゃごちゃした感じがなくなったので品がよく見える。より軽やかにしかしより狩衣っぽく感じますので良い変更だったと思う。
冒頭が3Lzになりましたがいつも飛ぶ位置とは逆だなと練習を見て思った。ただ入り方は同じだったので今回はタイミングが合わなかったのだろう。冒頭が3Lzに変更になったのがいつかはわからないがこの辺りは問題なく修正できるだろう。2年前に比べて3Lz・3Loとジャンプの種類が変わったため軌道がかなり変わっている。その辺りの感覚の違いもあったかも。ついでに「3回転でとどめる」というのはそれ以上を練習している選手から見ると外野が思い以上の困難さがあるのかもしれない。
ステップについては最初の公式練習の時の方が良いなぁと思った。試合では抑え気味というか割と小さく動いていたと感じた。ただ移動距離としては2年前より動いているという印象。ジャッジ前でジャンプした後逆サイドまで行って反転するところが以前はまどろっこしいと思っていたので多少すっきりした気がする。

コンビネーションスピンでビールマンをしなかったのは手袋をしてなかったからか?でも公式練習でもA字だったはず。体力を使うとコメントにありましたから手袋をしているときは状況によってと言うことかもしれません。この辺りはレベルさえ取れれば問題ないと思う。

後半の4S+3Tを試合前からすごく心配していたがあっさり綺麗に決めていた。GOEもすごくついていたので昨季のような苦手意識がなさそうで非常に良かった。しかしまさか4Tが2連続で抜けることは本人も見ているほうも意外だったはずだ。ただほぼ同じような抜け方なので4Tを飛ぶタイミングがかみ合わなかったのだろう。膝の痛みのせいでしばらく練習を控えていたこともあるはずだから練習が積めれば問題ないと思う。とりあえずしっかり痛みを取り去りその上で感覚を掴む手段が高じられれば大丈夫ではないか。

3Aの失敗については4Tの2連続で心情的にがっくり来ていたし曲からも遅れていたので十分な高さが出なかったのだろう。ただ転倒してあの短い助走で4Tを飛んだことはちょっと無謀だったかな?着氷がちょっと怖かったので足を痛めなかったか気になります。

コレオステップは開始の位置が変わったこともありますが以前よりすごく滑っている感じだった。それだけスケーティングが良くなったんだなと感慨深い。PCSでSSだけはフェルナンデスより上回ったのはこの辺りを評価されたのでは。

 

今回の良かったことはSPでは急遽変更しても対応できたという点。後半4回転タノ付きコンボがほぼ満点の評価付きで成功したこと。スピンステップがすべてGOE+2以上のレベル4を揃えたこと。ついでに世界最高点を更新したこと。

FSでは急遽構成を変えた経験をしたこと。いきなりミスしたときの自分の心の動きを体験できたこと。後半4S+3Tを美しく成功したこと。昨季はほとんど成功していた後半4Tを連続でミスするという経験をしたこと。毎年一度はミスる3Aの今シーズン分を消化したこと。

FSについては悪い経験が多かったがいい経験よりも悪い方が今後に生かす要素は多い。意欲の多い羽生ならば必ず次につながるだろう。そういう意味では非常に良い結果だったと思う。

 

次は来月後半のロステレコム、まだひと月ある。まずは一時体を休め痛みを完全消し去りそして次の舞台へ進む道を上り始めて欲しい。

物凄く心配ではあるし胃にも負担がかかるがこれほど次を見たいと思わせる選手もそうはいない。スケートファンとしては期待を込めて新シーズンを見ていきたい。

 

オータムクラシックFS感想

昨日はネペラ女子とJGPS男子を見て力尽きました。
本郷は2位逃げ切り、点数的には伸びませんでしたが昨季よりは体も切れていますしプログラムも彼女にあっていると思います。シェイ=リーン振付で今後も行った方がいいかも。降りた瞬間に回転不足かも思わせるジャンプが多く実際取られていました。なかなか難しいですがその辺り取られない選手との違いを自分なりに理解する必要があるかと思います。あとスピンがもう少しですね。それでもスピンステップ全てレベル4を揃えたことは良かったです。衣装も似合っていますので後は滑りこんでよりダイナミックに魅せられるようにしてください。


メドベデワは断トツの1位ですがロンバルディアのザキトワを点数では下回りました。原因は3LzSO。単にSOの減点だけでなく今回はeを取られたことが大きかった。もともと基礎点に差があるのでメドベデワですらミスすれば順位を落とす可能性があるということが分かったこともいい経験になったのではないでしょうか。もっとも違う試合での点数ですので同じ試合だった時にこう言った点数が出るのかはまだわかりません。何よりまだ初戦ですからここからさらに上げてくるでしょう。カナダのオズモンドも昨季の勢いを保っていますのでますます面白くなってきます。

 

心配なのは日本男子でしょうか。羽生のSP最高点が話題になっていますがもちろんネペラにも出場している選手はいました。田中と日野の同級生コンビ。しかし順位も点数も正直うーんといった感じです。転倒と抜けの大遭難、五輪シーズンのみならず今のルールではやってはいけないミスです。二人とも持ち越しプロですので慣れていないわけはないはず。ここが最低と奮起して頑張って欲しい。


そしてコリャダーはついに試合で4Lzを決めました!もっともその他で転倒が多すぎでしたので点数的にはまだまだといった感じ。プレスリーなんですが北米でなくコリャダー風なのもちょっと気になる。新しいとジャッジが感じてくれれば問題ないけど動きとしては昨シーズンまでのコリャダーを彷彿とさせますのでもう少し手を入れた方がいいかなと思います。ただ武器を手にしたことは大きい。そして3種クワドにしたことで2Aがなくなったことも重要。ジャンプを安定させて五輪表彰台候補に上ってください。

 

オズモンドはびっくりの腹打ち転倒がありましたがジャンプミスは最小にして140点超えるFS点数を出しました。ロシア女子にに対抗する選手として今シーズンも走りそうです。スピードがある中でも優雅さを失わないというパワーと美を両立できる選手、今シーズンも頑張って欲しい。


三原は2位ですがオズモンドに勝つには大分足りないなという印象です。ふわふわした軽やかなスケートにはFSの方があっていると感じました。SPについては曲を変更すべきだと思います。彼女の軽やかさ柔らかさにはマイナスです。それから日本選手全般に言えることですがコーチはもっとフリーレッグに気を付けるよう指導すべきだと思います。ロシアにしろカナダにしろトップ選手はその辺りきっちり魅せてきます。フリーレッグが緩いとまだ子供っぽいというか成熟していないという印象を与えますので改善をお願いしたい。


メイ・ジュ・リー 93.92
軸が安定していないのと回っている間に回転が緩む傾向があります。締めきれる強さがもう少し必要。
冒頭の2転倒でだいぶスタミナが減ってしまったようでなかなか厳しかったですができるエレメンツは丁寧に行っていました。ただどうしてもジャンプに集中してしまうのでもう少し外向きの演技ができるといいかなと思います。


ティム・ヒューバー 94.29
腰だけ飾りのある黒衣装、1番2番と地味すぎる、もっと色を飾りを!スピード感はないしジャンプ前に深く前傾してしまうのがいまいちですが回転そのものはシャープです。スピードを付ければ大きなジャンプが飛べそう。
ステップ中にエッジが外れるというか擦れて流れる感じになるところがある。イーグルからの2Aって流行っているのかな?


ハリー・マティック 95.55
昨日見れなかったハリー君、衣装がなんかコリャダーっぽい。飛べたジャンプは高さもあって大きくていい。キャメルのポジションがなかなか綺麗。ジャンプを飛ぶ瞬間にちょっとずれるようなところがあると失敗しているので一定に飛び上がれるようにしたい。中盤から転倒が出て厳しくなってしまったが滑りはまずまずいいので頑張って欲しい。

 

ジョーダン・ドッズ 99.
グリーンがなかなか綺麗な衣装。ネペラ男子もすごかったけどオータムも昨日とは打って変わって転倒が多い。冒頭に転倒したためかジャンプ前が非常に慎重になってしまいますますミスが出るという感じに。手を伸ばした姿勢が多い選手だがもう少し上でキープできるとラインが綺麗だと思う。ミスは多かったが後半はかなり頑張った。

 

アンドリュー・ドッズ 101.38
グレーな次男。スタイル良いんだからもっと着飾ろう。冒頭3Lzゆがんだけど高さが非常に良かった。しかし次の2つは転倒、何故?滑りもまずまずスピンのポジションはいい、動きも綺麗なのに突き抜けられない壁のようなものを感じる。こういう静かな曲は淡々と滑ってしまうと印象が残らないのであまり選ばない方がいいと思うのだけど・・・
イナバウワーからホップして2Aというのは面白い。悪くないけど良くもなかったという演技だった。

 

マーク・ゴロドニツスキー 125.50
そしてグレー。そこまで高さはないけど軸がしっかりしたジャンプは安定感がある。滑りもスピンもまずまずいい。基本的な動きや質はあるので後は個性を出せるようにするとすごく伸びそう。良い素材だと思うのでぜひいいコーチについて伸ばしてほしい。転倒のない演技って素晴らしい!

 

ロス・マイナー 154.12
中座して前半見逃し。でもなんかいい感じ。衣装は相変わらず前にも見たなという赤だけど少し違う感じ?3連のファーストの幅がすごい。転倒も抜けもあり上半身と下半身の振り付けが連動していない感じはするがシーズン初戦としてはまずまずだったのでは?


村上大介 130.50

衣装は去年と同じかな?白衣装のダイヤ模様。6連では飛べるジャンプがなかなかプログラムに入らない、試合勘を早くとり戻したい。そしてREPはいかん、1Tでもいいから飛ぶように。丁寧に滑っているためか逆に元気がなく見えてしまうのがもったいない。後半は体力が厳しいか、スケートの伸びがかなり落ちた。


ペーター・リーベンス 134.55
そして部屋着、ネクタイしているけど部屋着で左腕の先が赤い。スパイラルからジャンプっていうのは欧州の選手の多い工夫な感じ。滑りを見せるステップが大人っぽい。3連上手くごまかした。全体的にこらえ着氷が多い、高さがもう少し欲しい。魅せる演技はできているのでもう少しスピードを上げたい。

 

キーガン・メッシング 161.97
格好いいけど重そうな衣装と思ったらチャップリンだった。大きな4Tでスタート。芯のしっかりしたジャンプ。器用ではないけれどうまくチャップリン感を出している振付。あとはもう少しステップでスピードを出せるといいかな。
カナダの2枠目がますます熾烈になりそうな・・・と書いていたら思わぬところで転倒。オズモンドといい本日のカナダはこういうところが危険。動きは良いし今後が期待できる初戦。笑顔が今日も可愛い。

 

ミーシャ・ジー 160.55
こちらも過去プロ過去衣装、日本のマスコミ騒ぎすぎ。3連が綺麗に入ってスタート、3Aが本当に安定した。キャメルがちょっとゆがみ。後半のジャンプもしっかり着氷。回転に余裕があるので腕が美しく見える。ステップのスピード感が気持ちいい。スパイラルの余韻を持ったスピンの入りが素敵。素晴らしいシーズンインの演技。


羽生結弦 155.52
衣装はマイナーチェンジ。生地が変わりベルトは金。以前の生地の質感が好きではなかったので良い変更だと思う。
1Lz抜け。ステップがかなり慎重。4S飛んだところでライスト止まり次見たら3Aで転倒していた。ラスト4Tリカバリだけど両足。全体的にスピード感がなかった。

 

ハビエル・フェルナンデス 177.87
ラ・マンチャの男らしい衣装。4S変な形で転倒、3Aコンボは2A+2Tに。後半は4S+3Tを何とか降りた後はだいぶ落ち着いた演技になった。振付と音楽はなかなか素敵、ここからさらに良くしていって欲しい。


ナム・ニューエン 156.81
プロは持ち越し。冒頭コンボを綺麗に決めるが2本目は抜け。今日も本当に転倒と抜け祭りだ。スピンが以前より良くなっている。後半4Sが抜けるが4t飛び直してリカバリした。基礎点計算は相変わらず得意らしい。後半になるにつれスピード感が落ちる。だいぶお疲れモードが見て取れる。そしてラスト4S転倒、変えすぎて元の構成が全く分からなくなった

 

羽生は6連の3Lz抜けを見た時から嫌な予感がしましたが的中してしまいました。でも毎年11月までは良くないことが当然なので禊が済んだと思えばいいかも。それにしてもカナダでの試合っていつもなかなか厳しいですね。FS5位はかなり怒っていそうなので次回が楽しみです。

 

全体的に転倒と抜けが多い試合となりました。やはり最初にそう言う流れができてしまうとそこから抜け出すのは難しいのかも。昨日との違いが非常に興味深いです。しかしここからどの選手もスタートですからいい経験にしてほしいです。

 

そしてカナダの2枠をめぐる戦いが始まっております。今回はキーガン勝利でしたがまだまだ分かりません。ぜひここからニューエンも盛り返してほしいです。

 

オータムクラシックSP感想

さぁこの休日はフィギュア三昧だーーー!と思っていたら「10時過ぎには出かけるよ」という家人のお言葉が。えーと反発してみても居候の身はつらい。ギリギリ粘ってキーガンの演技終了まで見ることができました。あと一人だったのに・・・ハリー君ごめんね。

シーズン初戦のわりに皆さん割といい演技。転倒する選手がほとんどいなかったことが驚きです。みんないいスタートが切れたのでは?今シーズンがますます楽しみになります。

 

ナム・ニューエン 88.40
体つきがすっかり大人になった。でも衣装は微妙。相変わらず減速するけどジャンプは全て着氷。一時の不調からはかなり脱却出来た感じ。多少間延びしたオーバーザレインボー、昔の曲をこうやってリメイクするのはやっているのかな。あれは少女が歌っているから良かったと思うんだけど・・・
ラストのスピンは以前よりスピードが出ている感じ。大人っぽくなって格好良くなった。良いシーズンスタートだった。


メン・ジュ・リー 46.34
飾りのついた黒衣装。袖の長さはそれでいいのか?ジャンプ前の腕の決めが結構味を出してる。スピンは止まりそうだしレベルも取れてないと思うのでもう少し改善したい。ステップは緩やかだが大きく動こうとする意思があっていい。

 

アンドリュー・ドッズ 62.69
ドッズ兄弟の次男坊。胸元の飾りが綺麗。滑りが非常に綺麗だし腕の使い方が端正です。スピンのポジションがなかなか綺麗だけどY字の時もう少し膝を伸ばしたい。滑っている時に時々首をすくめた感じになるのが少し気になる。

 

ハビエル・フェルナンデス 101.20
黒白のペンギンっぽい衣装。燕尾をイメージしてるのか?コンボはセカンドがダブルに。演じる部分が多くてなかなか忙しいプログラム。ジャンプはまだまだ調整中といった感じだけどスピンはまずまず良し。チャップリンを彷彿とさせる動きが多くて見ていて楽しいプログラムになっている。五輪受けしそう。


ジョーダン・ドッズ 
ドッズ三男坊、赤の飾りがなかなか格好いい。兄より気持ちしっかりした体つき。滑りはまずまずだけどスピンはいまいち。今シーズンスクワットポジで手を下におろす振りが流行っている気がする。よく見かける。
多少長い手足を持て余しているところがあるので切れを身につけたいところ。

 

羽生結弦 112.72
衣装は先シーズンのもの、お披露目はロステレか?4Sふんわり。シットスピンのポジション幾つかわるんだ。流れを見せるスケーティングが気持ちいい。タノ3Tコンボが素晴らく美しい。ステップが以前よりせわしなくなくなって非常に優雅。冒頭は慎重だったけどいい滑りだった。世界最高更新!

 

ミーシャ・ジー 83.64
過去プログラムの持越し衣装、でも曲が変わっているという面白さ。五輪に出てくれそうで良かった。羽生の後でもしっかり自分の世界を作れる数少ないスケーター。準備は少なかったはずだがしっかりジャンプを飛んできた。腕の使い方が柔らかで素敵。素晴らしい演技だった。

 

ペーター・リーベンス 73.34
お久しぶりのリーベンス。ソチの時はいい演技だったので五輪シーズンは良いのかも。青がなかなかインパクトな衣装。コンボが両方高くて気持ちいい。上背があって腕が長いためか動きが非常に大きく見える。ベテランの味を見せた。

 

村上大介 70.09
久しぶりの村上は3期連続のプログラム。衣装は色目が変化しました。4Sは転倒、3AはSO。緊張しているのかスピード感があまりない。セカンドはダブル。本日はいい演技の選手が多いのでなかなか厳しい。スケートがいつもほど伸びない。


ロス・マイナー 69.84
相変わらずのシンプル衣装のマイナーさん。ジャンプはまだ調整中という感じ、タイミングがあってません。しかし滑りは滑らか。曲にメリハリがあるので振付にもう少しインパクトが欲しい。ジャッジ前に後ろ向きにジャンプするのは面白い。パキパキ滑れるとお客受けしそうなプログラムだ。

 

ティム・ヒューバー 37.27
切れ目の入ったシンプル黒衣装。本日初の逆回転かな?男子ではあまりいない気がする。ジャンプ前に構えても飛び上がる瞬間に解けてしまう感じになるところが抜ける元かと。

 

マーク・ゴロドニツスキー 60.52
白が面白い黒白衣装。勢いがいいけど回転の最後まで続かないタイプのジャンプ、きちんと締めれるようになるといい。でも動きは大きくて見てる人を意識した演技ができているから楽しい。キャメルで足が下がるとレベル認定されづらくなるので注意。

 

キーガン・メッシング 86.33
サラリーマン衣装かと思ったら雨に歌えばの定番衣装だった。3Aは高さがあって非常に良い。ジーン・ケリーというよりドナルド・オコーナーのようなコミカルな振付。後半のコンボが非常にしっかり飛べていた。笑顔のフィニッシュが可愛い。

 

公式練習がいまいちで膝の心配していた羽生だが6連から非常にきれいな質のジャンプを飛んでいた。それが演技にそのまま再現できるとは、オーサーの言う通り膝以外はいい状態なのかもしれない。この上はこの状態を五輪本番まで維持して欲しい。

ニューエンがいきなりいい演技をしてそのままこの大会の雰囲気をよくしたような感じ。特に羽生・ミーシャ・ニューエンが良かったがその他の選手たちも今シーズンの期待が持てる出来だったと思う。FSになるとまた状況が変わるが転倒が少ないというのは見ている人にとって感じがいいなぁと感じる。

昨日は早々に寝てしまい本日はオータムのアイスダンスから観戦していたが、ライストが止まることなくストレスなく見ることができた。朝方は1000切るくらいの観戦数だったが羽生の時には軽く2万超え、すごい注目です。そんな中これほどの気持ちのいい滑りを見せたことは本当に只者ではないと改めて感じます。明日も無理はしない程度に現在できるいい演技を見せて欲しいです。

 

 

進化する構成

お昼休みです。ネットニュースを見て羽生がオータムでは4Lo回避することを知りました。

そうなるとSPは4S //3A 4T+3T=35.91 FSでは3Lz 3Lo 3F //4S+3T 4T+Lo+3S 4T 3A+2T 3A でおそらく80.86構成になるのでしょう。

 

でもこの構成って2シーズン前より上なんですよね。ってことは完璧に嵌れば330超えすることも可能なんですよね。・・・って怖いです、感覚がマヒして。

 

4回転が何種類とか何本とか普通に思っている今の状況。それってやっぱり時代が変わったとしても普通と言うわけでもない。自分で決めた構成をしっかり滑る、それがまず第一なわけでぜひとも今回はこれで頑張って頂きたいと思います。

 

しかしいいなぁ、このFS構成。

何が良いってほぼREPの心配がない。そして不自然なく今後の構成上げに生かせるという意味で良くできていると思うのです。

右ひざの状態が良くなったら3Loを4Loに変えて87.76と基礎点6.9点アップ。もっとできるってなったら3Lzを4Lzに変える選択もあります(7.6アップ)。同じ種類の回転違いだと入りをそこまで変える必要がないと思うので振付の変更も少なく済みます。

4Lzにするのが無理ならラストジャンプを3Aから4Sに変えるという手もある(2.2点アップ!)。この方法なら先にコンボ飛んでいるからたとえ転倒してもREPにはならないので余計な減点を受けずに済みます。さすがによく考えられていると感心します。

 

とりあえず初戦は試合勘を掴むこととSPでは後半2ジャンプ、FSでは後半3クワド2アクセル成功が課題となるかと思います。これができれば次への凄いステップになるし勢いもつくでしょう。痛みは少し心配ですが無理せず頑張って頂きたい。

 

そして村上は4種クワドですか・・・今回は靴の都合でそこまではしないようですが五輪に向かっているという姿勢を感じます。ぜひこの試合で勢いをつけてほしいです。

 

早く帰宅して公式練習の動画を探さなくては・・・いや女子は既に始まっているからまずそっちを見なくては。ネペラもJGPSもあるしどこを見るべきか悩ましい問題が待っています。