つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

雑記

ユーロ終了後突然39度近くの高熱が出た。

もしかしてインフルエンザ?と病院に行ったところ「違います」とのお返事。風邪でしょうということで薬だけもらって帰宅した。インフルエンザだったら文句なしに休めるのだが違ったことと朝起きて測ると36度台後半に落ち着いているのでそのまま出勤→帰宅後38度超えを繰り返す悪循環に。

それでも出勤予定だった土曜日が工場休日になったことから事務員も出勤しなくてよくなりこれで休める&四大陸がライブで見れると喜んだ。ところがその前日急に歯医者に行かなければいけない事態に。年中無休のかかりつけ医院に予約を入れようと電話すると何故だか週休2日になっていてそのため10日先まで予約が取れないほど混んでいた。

そこまで放置できないので何とかしてもらえないかと頼んだら朝一番に来て待っているなら空いた時間や予約に来ない人のところでできるかも、3時間くらい待つことができるなら来てくださいというお返事。

そんなわけでせっかくの土曜日は朝8時半から歯医者で待ち状態に。厚手のひざ掛けと雪国使用のジャケットで防寒対策していったのだがそれでも2時間半待って11時過ぎにようやく見てもらい12時過ぎに帰宅すると熱が上がっていてそのままベッドに直行→震えながらひと眠りして起きると四大陸でボーヤンが逆転優勝していた・・・

という1週間を過ごしていました。今日はほどほど落ち着いたので毛布かぶりながら四大陸の動画を見ていました。かなクリ、初チャンピオンシップのメダル獲得良かったですね。坂本の初タイトルも五輪に向けて弾みになったと思います。

男子はボーヤンの復活!に喜び引退組のラスト演技に泣きました。五輪シーズンは楽しみですが引退選手が多く出るという意味で悲しいシーズンでもあります。この先それぞれの新たな道を進むのでしょうが演技後の笑顔を忘れずに頑張って欲しいです。

 

1日おとなしくしていたので多少落ち着きましたが今週は月末月初で忙しくなります。またぶり返すかもしれませんが何とか五輪までにはいい状態に戻したいと思っています。

かなり寒いですしインフルエンザも流行っていますので皆様もどうか体調には十分に気を付けてください。寒さのせいか結構長引きますので・・・本当に大変です・・・

五輪の切符を手にする者は?―――欧州選手権ざっと感想

眠いです・・・

全然記事書いていませんがユーロ見てます。
女子シングルではザギトワがようやくSPジャンプを揃えてきました。メドベデワは怪我ごと言う事でジャンプとスピンの質があまり良くありませんでした。そしてコストナーは30歳にしてPBを出すという。
五輪表彰台はロシア3人とカナダの2人、そしてコストナーと言う事になるのでしょうか?FSの結果に注目です。

 

それにしてもアイスダンスのステップレベル判定の厳しいこと。これは五輪採点を見据えてのことなんでしょうか?エッジがフラットになりやすい選手はかなり注意しないといけないです。日本の二人ステップレベル3も取れないかも・・・

 

男子シングルについては全米・全加と続いてあまりいい演技が無い大会となりました。SPで4回転を1本でも決めたのはフェルナンデスとアリエフだけという。
ただ・・・思い返してみれば4回転の成功率って昔からそう変わらないのかもと言う気がします。今は種類や飛ぶ本数そのものが増えたため失敗を見る機会が多くなったということかもしれない。基礎点って大きいなと感じます。基礎点とGOE幅の変わる来季がどういった結果を生み出すのか・・・

 

1位は危なげなく6連覇を決めたフェルナンデス。ジャンプの軸、体のキレが年末よりずっとシャープになっていました。ただ一方でSPFSとも押さえた印象といいますかかなり慎重に滑っていた気がします。いいフェルナンデスの時のような会場全体と一体になるというパワーは感じられなかった。
更に昨季から続くFS後半の失速感は今回も同様でした。ミスったジャンプ以外はそれでも纏めたのですが踏みとどまったという印象を受けましたのでやはり体力的に厳しいのかな?後半の4Sと3Lz・3Fのエッジが不安定なところが解消できるかが五輪メダルを手にするための鍵となりそうです。

 

2位は頑張ったアリエフ。課題の体力は4Lzを抜くことで何とか持たせたという感じ。後半ジャンプは着氷が良いものは無かったがまずは最後までやりきるという課題がこなせたのは朗報。
PBを出してこれで五輪代表は確定だろう。ただウルトラマンのタイマーのようないつ切れるかいつ切れるかひやひやしながら見る演技では入賞以上はなかなか難しい。今の自分に最もいい演技が出来る構成とプログラムを練り込んでいって欲しい。

 

3位は2年連続コリャダー。表彰台はともかくチャンピオンシップでアリエフに負けたというのは印象が良くない結果だ。4Sは今回も駄目だったし4Lzもミスありきのジャンプとなっている。降りれれば綺麗なのはわかるが成功率が1割程度ではやはり博打的な印象を受ける。時間が無い中でどこまで成功のイメージを身につけられるか・・・なかなか難しいが頑張って欲しい。
昨季のワールドといいプレッシャーなのか精神的に抱えるものがあると演技に集中出来ないのかキレやスピードがいまいちになる傾向が見られる。初五輪と言うことで初ワールドの時のように何も考えず思い切り飛んでみると言うのも有りかもしれない。

 

4位はラトデニくん。4Tは紛れもないダウングレード・・・なかなか4回転回る感覚というものをどうやったら身につけられるかが今後の課題か。
ただ動きは大きくリンクを広く使った滑りは見応えがありました。売りであるスピンで表情を見せられるというのも観客を沸かす強みです。見ていて気持ちいい演技でした。後は高難度ジャンプ・・・ランビエール先生何とかお願いします。

 

五輪代表はロシアがコリャダーとアリエフ、フランスはベゼギエになりそうです。
ヨリヘンは派遣してもらえるだろうか?マヨロフはどうだろう?

このユーロはサモヒン・クヴィテラシヴィリ・サマリンなどの複数4回転ジャンパーは良くなかったです。高難度が飛びにくい氷だったのでしょうか?みんなジャンプで手をつくので見ていて怖いです。羽生のような吹き飛ぶ転倒もおっかないですが最初から危ないときは手をつこう感覚で飛ぶというのはどうなのかなと感じます。自分の中で4回転回る感覚が身についていない気がします。まずは体を起こし軸をしっかり締める処から見直した方が良いかと。

個人的にはブレジナがFSで久々にまとめた演技を見せたことが良かった。なんとなく見えない枠の中でもがいている感じがここ数年見受けられたがこれで打破するきっかけとなって欲しい。

そしてビチェンコさんの潔いほどのレベル無視の演技。・・・うん、それでいいよ、ベテランだから。ちまちまレベルを気にして小さくなるより滑っていて気持ちのいい見ていて面白い演技を見せてください。

一方でGPSで初優勝しながら五輪に出られないヴォロノフが悲しい。せめて補欠の1番にしてくれないか・・・サリマンよりは今季安定した点数を出しているのでぜひお願いしたい。

 

 

ユーロ開催のさなか五輪日本代表選手団の1部が発表になった。

・・・羽生が全日本欠場になった際にした悪い予想がその通りになってしまった。まだ1部といっても追加されるのは発表されていない競技に関するものだろうからフィギュアはこれ以上増えることは多分ない。相変わらず選手ファーストではないなと感じさせる内容であきれてしまう。主役ありき選手ありきという考えを持てる人間が日本のスケ連にはいないと言わざるを得ないところが同じ日本人として非常に残念だ。

荒れた全米選手権

新年おめでとうございます。

 

・・・今頃?という感じの2018年初更新となりました。
その間に全米が終わってしまいました。年末時点ではJスポーツをまた契約するか迷っていたのですが、木・金・土と見られないことが確定していたのでは止め。ユーロがやるかわからなかったし・・・

それにしてもいつになく荒れた全米となりました。特に男子は代表選考が今後の遺恨になりそうで気になります。
女子もワグナーが代表落ち。ゴールドは今季最初からリタイアしてしまったのでソチ以降主に活躍してきた選手が二人とも出れないというのは何とも残念です。

 

とか言っていますが女子の表彰台は予想通りでした。私からしたらまさか当たらないだろう的な予想だったので逆にびっくりしてしまいました。
テネルはアメリカ代表としては無名でしたがスケアメでで安定したいい演技をしました。ワグナーやカレンよりは回転不足を取られないジャンプの質を見せていたのでスケアメの演技が出来れば今の全米勝てるんじゃ?と思ったわけです。
あからさまに候補として名前が挙がっていなかった分思い切って演技できたのでしょう。初優勝おめでとう!
ただ個人的には彼女の演技は好みでは無いなぁ。表現として滑りと上半身の動きが合っていないところがとても気になります。四大陸には出ないと言う事なので五輪でどう評価されるのか、おそらく全米のPCSは五輪・ワールドでは出ないと思います。強いロシア娘達と張り合うのはかなり弱い気がします。

 

長洲はソチ選考で全米3位に入りながら落選した経緯があるので今回の全米2位五輪・ワールドの代表は本当に良かったです。
今季は体もかなり絞ってジャンプのキレが良くなりました。3Aはなかなかクリーンに決まりませんがその他のジャンプで以前より回転不足を取られなくなりましたのでチェレンジする意味はあるかと思います。
五輪に出場した経験もありますからいい演技を見せてくれると言う期待があります。是非この好調を維持して欲しいです。

 

カレンはどうしてもセカンド3Tが回転不足になってしまうところが世界で戦うには弱いかな?他のジャンプも足りないことが多いですし・・・ただもう矯正している時間は無いのでとにかく思い切りのいい演技を見せて欲しいです。

 

それにしてもアメリカ女子代表が全員アジア系とは、時代も変わったものです。アメリカは団体表彰台が堅いですからどの選手もメダルを得るチャンスがあるのは良いですね。


そして荒れた男子。SPでネイサン・リッポン・ブラウンになったときはやはりこの3人に行かせたいんだなと感じました。
しかしまさかネイサン以外の二人がFSで崩れるとは思わなかったのだろう。伏兵マイナーが2位に躍進、ぐさぐさ刺さりまくっても基礎点の高さが光ったヴィンセントが3位に入ってしまいました。

女子の時は30分で決まった代表が3時間半にかかったという。それで決まったのはネイサン・リッポン・ヴィンセントの3人。3枠あったその選考で争われたのはヴィンセントとブラウンだったという。確かに五輪・ワールド選考条件は世界選手後に明らかにされていたのだがそれを見るとGPF終了時でほぼネイサン・リッポン・ブラウン・ヴィンセントの4人しか対象にならないものだったことがわかる。他の選手が五輪代表になるには日本と同じように全米チャンピオンになるしかなかったのだろう。ただそういった部分が他の選手に伝わっていたのかな?というあたりが微妙だった気がする。結局2位に入ったもののマイナーは五輪もワールドも代表にならず更に補欠の1位にもなれなかった。

こういう選考を生み出したのも五輪で団体戦が正式種目になったことが大きいのだろう。特にアメリカは団体メダルが見えているのでリスクを負い過ぎたくないという意識もあったと思われる。マイナーは今季国際大会でそれほど高いスコアが出せていなかった。

それでも全米結果を比較的重視してきた風潮があるから一発逆転に書けていた選手も多かっただろう。マイナーがいい演技ができたことを非常に喜んでいたことからもそれが窺える。2位ならいけるだろうと思ってしまっても仕方ない。今回は残念だったが四大陸は得たのでぜひそちらで良い得点を得てマイナーを五輪に派遣すればよかったと思わせてほしい。

四大陸の代表にアーロンが入ったのもかなり意外だ。何しろアーロンは全米9位だったから。5位のホクスタインが補欠というのは日本の選考ではまず起こらないだろう。おそらくホクスタインのGPSが悪すぎアーロンが中国杯で3位に入ったためだとは思うが・・・五輪やワールドでない4大陸でもそちらが優先というのはどうなのかなという気がする。全米の価値を下げる選考の気がするが大丈夫なのかと他国民ながら心配してしまう。

ネイサンは足首を痛めているという情報があり4Lzを抜いてきて3A以外のジャンプはまずまずまとめてきた。GPFから見れば良くなってきているのだろう。ただ滑りという点ではSPですらシーズン冒頭よりも悪くなっている気がする。SPはまだ動きが多いので多少ごまかせる部分はあるがFSは本当に助走して飛ぶだけになってしまっている。この上4Lzを入れてくるとしたら本当にBVを獲得するだけの勝負ということになってしまう。本当にそれでいいのかなという気がする。旧採点下で4S・4Tを飛んでも4Tのみのヤグディンプルシェンコに勝てなかったゲーブルでもここまでただ飛ぶだけのプログラムではなかったことを振り返るとなんとなく残念な気がしてしまう。

それでも怪我の情報もあるし3Aを2本とも失敗していることからまだまだいい状態ではないのだろう。試合数もそれなりにこなしているから体調を整えるのも大変だ。五輪団体まであと1月無いが怪我を直し良い状態でアジアに来てくれることを願っている。

ヴィンセントは表彰台に乗ったことで五輪切符をつかみ取った形だ。それでも4Lz以外のすべての4回転で今回回転不足を取られた。確かに回転が微妙なのでおそらく五輪でも今のままなら減点を受けるだろう。プログラムもはっきり言ってジャンプしか見るところのないものなのでPCSにも期待できない。ジャンプの質をどこまで高められるかが順位を左右することになるだろう。はっきり言えば本命は北京であると思うので今回は今できることを出し切ったものを見せて欲しい。

 

欧州各国、アジア各国のナショナルがおおよそ終了し代表選手が発表になっている。残すは今週のカナダ位か。男子シングルは今シーズンこれは素晴らしいと絶賛出来る演技が少ないのでなんとなく盛り上がりに欠けるのだがそれでも着々と最大のイベントが近づいている。

カナダは1枠がチャンなのはほぼ確定しているが残りがまだまだ読めない状況だ。誰がカナダ上位に入りその切符をつかむのか非常に楽しみだ。

その次はユーロ、そして4大陸がある。フェルナンデスとコリャダーのどちらがタイトルを掴むか。4大陸では日本代表と中国代表がどういう順位付けになるかまずは五輪の前哨戦の結果を見届けたい。

 

新年早々なかなかまとまった時間が取れない状況です。書いたり書かなかったりかなり不定期になると思いますが2018年もどうかよろしくお願いいたします。

 

 

雑記―――2017年の終わりに

会社は毎年29日までですが経理の私は銀行がやっているため30日まで出勤がありました。しかし2017年は30日が土曜日だったためみんなと一緒だけ休めることに。

おかげで30日は例年大晦日に行っている大掃除や買い出しに費やすことができました。空いた31日は車の洗車と本棚の整理。ここ数年なかなか手が出せなかった本棚にようやく手を付けて小説・コミックなど200冊ほど処分することにしました。連載中の作品は終了後に手元に残すかどうか検討し処分するなら一気に売りに行くことにしています。しかしずっと適当に本棚に突っ込んでいたためどれを残すか以前に何が場所を取っているのかどれが終わっている作品なのかをチェックすることから始めなければなりません。時間をかけて作品ごとにまとめたのですが、何故か見つからない抜け巻がある一方同じ作品の同じ巻が2冊あるものがいくつも見つかったりと一体私はどんな買い方をしていたんだと普段の自分を叱り飛ばしたい心境になりました。

連載が終了した作品の中には30年以上続いていたものがありました。それなりに作品に愛着もあるのですが常々「部屋の床が抜けると困るから処分してくれ」と家族に言われている身としては70冊近い冊数を残しておくこともできません。それ以上長い連載をしていて終わる兆しもないものもありますからそういう意味でも仕方ありません。

出来る限り処分するものを選んで200冊ほど本棚から出したのですが、改めて作品ごと綺麗に並び直すと空いたはずのスペースがほぼなくなってしまいました。いったいどんな無理を行って本棚に本を詰め込んでいたのか改めて不思議に感じます。

今回の処分は小説やコミックといったブックオフで引き取ってもらえそうなものだけ。ただ実はもっと処分したいものもあったりします。その昔定期的に購入していた宝塚をはじめとする舞台系の雑誌とか最近でしたらフィギュアスケート雑誌。見るのも怖いので本棚に入らない分はBOXに突っ込んでありトータルで何百冊あるのかわからないのですが・・・いつか処分できる日が来るのでしょうか?古本屋系は多分雑誌は引き取ってくれないしかといってご近所の目があるので廃品回収には出しにくいし・・・WFS以外フィギュアスケート雑誌はほぼ羽生表紙なのでいつかまとめて発掘されたら何と思われるかなぁと想像するとちょっと怖かったり。そんなこともあって昨年今年と雑誌購入数がかなり減りました。今シーズンは今のところ2冊だけ。ただ五輪がありますのでその記念号は多分買うのでしょう。選手の最高の笑顔が乗っている素晴らしい雑誌であって欲しいと願っています。

 

2017年もこの辺境ブログにかなりの方が訪れていただいたようです。中にはコメントや☆を下さったりされる方もいてありがたく感じます。特に外向けに書いているわけではないため中には不快に感じる方もいたのでしょう。あわせて感謝とお詫びを申し上げます。

フィギュアスケートは年が改まってからが佳境に入ります。特に2018年は五輪が開催されるのでぜひ選手たちには怪我や体調に注意してしっかりとした練習を積んで最高の舞台に向かってくださることを願っています。最高の舞台で最高の演技が見られることを祈っています。

 

今年もいろいろお世話になりました。来年もどうかよろしくお願いします。

多くの方にとって2018年が良い年になりますように。良い演技と最高の笑顔に数多く出会えることを期待しています。

 

2017年、本当にありがとうございました!

 

 

 

代表決定に

ようやく全日本の地上波放送分見終わりました。

個人的な感想を言えば無良のFSが一番印象に残りました。4T1本に絞りジャンプをまとめる作戦、ラストが少し乱れましたがやりきりました。残念ながら代表権は取れませんでしたが五輪代表を決めるこれまでの全日本では一番いい演技ができたのではないでしょうか。惜しむらくはこれをシーズン冒頭からできなかったこと。やらなければという意識とできるだろうかという不安と万全ではない体調で勝負弱さを印象付けてしまった。ただまだ四大陸はある。五輪の補欠になっている。残りのシーズン、前半のもやっとした印象が消え去るような演技を見せて欲しい。

 

五輪シーズンのためか男子女子ともかなり甘めの採点でした。ロシアに比べればましかもしれませんが・・・PCSが田中があの演技で88、宇野が93とかあり得ないでしょう。

田中はREP2回も問題だがそれ以上にリカバリができないという点が非常に不安だ。予定していたところ以外でコンボがつけられないというのは現行のルールではかなり不利になる。TESは基礎点の積み重ねでありコンボは単純な足し算であるからそれを捨てるというのは勝負事としてはあり得ない失策であるといえる。REPの危険が漂うなら1回目を確実にコンボにする。どこかでコンボがダメでも予備でつけられるところを作っておく。その対策が絶対に必要だ。

宇野については・・・とりあえずクリーンなジャンプを飛んでください。五輪では60台ものカメラで360度あらゆる方向で観客が演技を見れるようにするということだ。日本代表として出るわけですから恥ずかしくないエレメンツを見せて欲しい。

羽生は幾つか記事が出ていたがスケ連が発表した以上の情報はないようだ。相変わらずネガティブな含み見られるがしっかり情報統制されているからでありかえって安心できた。四大陸には出ない方向で調整しているのは意外であったが前回も出ていないのでこれはこれで良いのだろう。ぜひ自分にとって一番良い方法で五輪に向かってほしい。

女子の代表が五輪が宮原と坂本・ワールドが宮原と樋口だったことは少し意外だった。坂本と樋口に分かれることは予想通りだったが逆になるのではと思っていたからだ。樋口はGPFまではまずまずいい結果を出してきたが五輪に出られなかったのは残念だった。ただ・・・結局のところ昨季のワールドで枠を減らしてしまったということが大きかったといえる。だから3枠に必ず戻すという強い意志をもってミラノワールドに向かってほしい。

坂本は・・・FSのプログラムをもう少し何とか手を入れて欲しい。止まってのマイムが長いというかいたたまれない雰囲気がある。いかにも作っています的なイメージになってしまうのでもう少しシンプルに。あとは五輪切符をつかんだ勢いのまま自分を出し切って欲しい。

宮原はジャンプがかなり心配です。怪我以前よりも低くなっている気がします。スケアメ・全日本とかなり甘めでしたが五輪で点数的に競る選手がいたら確実に引かれると思います。飛び上がる際の間が以前よりも余裕がないのも気になります。体型的になかなか難しい部分はありますがレビューを掛けられないジャンプを心がけて欲しいです。

 

五輪まであと1か月半ほどになった。まもなく全米が始まるし各国続々と代表が決まっていく。ただ新聞紙面などを見てもあまり盛り上がっていない気がします。世界情勢なども不安定で五輪開催そのものもかなり心配です。それでも各々の選手たちは自分にとって最高の演技ができるよう体調を整えいい状態を作っていって欲しい。最高の舞台で最高の笑顔が見られることを今から非常に期待している。

 

日本女子シングルに未来はあるか

全日本女子シングルが昨夜終了した。表彰台は宮原・坂本・紀平の3名。宮原は五輪とワールドが確定、紀平は年齢制限のため残り1枠は坂本と樋口で検討されるだろう。直接勝負に勝った坂本か、SBやGPFの実績の樋口か・・・終了後に「五輪で点数が出る方を選ぶ」的な記事が出たところを見ると樋口を選びたい意識があるのかな。

kamiyann的には五輪は正直どちらでもいいかな。現状日本女子ではだれが出場してもメダルは難しいと思うので。ただワールドは坂本を選ぶべきだと思う。五輪は国の代表として出場するがフィギュアについてはあくまで個人のみの戦い、だから緊張して失敗しようが本人以外に影響はない。しかしワールドは「枠」がかかわってくる。樋口は昨季のワールド・先日のGPFそして今回の全日本と頑張らなくてはいけない大事な戦いで勝てる演技をすることができない結果を積み重ねている。だとしたら初出場にはなるが今回SP・FSともまとめた坂本が出た方がいいと思う。ただ決めるのはスケート連盟だ。さてどんな選択がなされるか・・・今晩の発表が気になってくる。

 

仕事で遅い帰宅のためもあって今週末の試合、実は全日本は録画で演技以外早送りでしか見ていません。ライブで頑張って見ているのはロシアナショナルの方。だって私どっちかといえば日本フィギュアより外国の方が好きだし・・・そんなわけで深夜というか明け方までライスト見て即寝→6時起き(合間に全日本)という生活をしているので頭がかなりボーとしています。変な時間におきているためか眠いけど眠れない。その大変さも今日まで。明日からまた仕事頑張ります。

さてそのロシアナショナルは女子シングル以外は何というかぐだぐだな印象でした。日程的なものもあるかと思いますが・・・もうちょっといい演技が見たかったなぁという感想になってしまう。特に男子シングルはGPFを超える壮大な自爆大会、ついでにヴォロノフのユーロ・五輪がなくなってしまったことが悲しい。せっかく前半シーズン頑張ってきたのにこれですべてが終わってしまうというのは何ともやるせないです。移動ありのGPFから2週間無いわけですから体力的にもきつかったはず。上位3人も決していい演技ではなかっただけに何とかならないのかなと思わずにいられません。

一方で世界で最も熾烈な戦いである女子シングルはすごく熱い戦いでした。メドベデワ・ポゴリラヤがいなくても210点を萌える選手がぞろぞろいる。同時期に全日本があることからもレベルが違うなぁと思わずにいられません。

ロシア女子と日本女子、どこに差があるかといえばやはり「表現の技術力の差」でしょう。フリーレッグの処理・体のラインの魅せ方・腕の使い方などきっちりしている選手が多いロシアを見ると日本女子は荒いとか緩いとか雑という印象を受ける。全日本で実況アナが「表現力の高い選手」とか言っているのを見るとが恥ずかしくなります。更につなぎや0.1点でも多くの点をもぎ取るという意識のも全く違う。自分のプログラムをミスしないで実行するという感じの日本選手では太刀打ちできない壁が見えました。

少し以前ジュニアでメドベデワやサハノヴィッチがタノタノしい演技で頭角を現したとき片手タノの腕が綺麗じゃないとよく言われた。そうすると現在のジュニアっ子はもっと美しい両手タノでほとんどすべてのジャンプを飛んでくるようになった。先人を上回るにはそれ以上のものを見せなければ上り詰めることはできない、そういう進化の過程が見えてきます。リーザが3Aでシーズンを席巻したころリンク遣いやつなぎ・滑りの質などでロシアンはいまいち的なことを言っている意見を見ましたが今の上位陣はスケーティングについてもそこまで難のある選手はいない。レベルの差は多少見えるがそれを補って上に立てる強い武器を持っている選手ばかりだ。

ザギトワ・ソツコワ・コストルナヤ、シニア2名ジュニア1名の表彰台は全日本と同じだがそれぞれが同順位の横に並び立てるかといえばレベルが違うだろう。少なくとも相手がミスしてくれないと勝てないという状況であることを理解して強化しているのかなと疑問を感じる。工場から出荷されるかのように毎年新たな新星が現れるエテリ門下についてどれも似ているとかジュニア世代で良くてもいつまで活躍できるかわからないといった嫌味を聞くことがあるが、結局ここ数年負けっぱなしであることに対して反省や対策はないのかと思う。練習時間や環境の差もあると思うが紀平の3A入りのプログラムでもコストルナヤには勝てなかった。他にもロシアナショナルに年齢制限で出れなかったトゥルソワだっている。全日本FSで3A2本を決めたことが快挙だと持ち上げている記事を見ると本当に大丈夫かと心配になってくる。3A+3Tは確かに大技ではあるが正直今のルールではやる意味のないコンボであることを全く触れないスケート関係者たち。大技大技とはやし立てスター製造にいそしむマスコミ。こういう報道の姿勢を見ると少なくとも紀平世代ではロシアには勝てないんだなと思えてくる。全日本の解説一つ取り上げてみても本当にルールを熟考しているのだろうか?と頭をかしげたくなる。

基本日本の選手たちの姿勢は「良い演技を見せたら、質の良いエレメンツを示せば良い評価をしてもらえる」という受け身的なものだ。だがロシアンの女子選手たちは違う。ジャッジに「何としても高い点数を出させる」という姿勢だ。なぜならば国内はおろか同じコーチ門下内ですら数多くのライバルが存在しているからだ。良い選手としてコーチの目に留まり試合に派遣してもらうためには受け身的に待っていることはできない。今評価されている先輩よりもっと高い点数が取れることを示していかなければ道はない。だからノービス以下の頃から貪欲に技術を得て磨く姿勢が培われている。もともと身体をコントロールする技術=身体表現の技術は欧州の選手の方が高い。荒川・村主・安藤・浅田の頃はジャンプやスピンといったエレメンツの難度や実行力=テクニカル技術点でそれに対抗してきた。しかし今やその部分でもエテリ門下に及ばなくなっている。タノジャンプや入り出の難しさだけでなくスピンの回転速度やポジションのバリエーションなどでも太刀打ちできなくなってきている。4回転という高難度の取り組む姿勢すらすでに後れを取り始めている。体型や姿勢に難のありがちな日本人選手は今後どこで対抗していけばいいのだろうか?

東だ西だとか中京だ関大だと派閥争いをするのではなく日本フィギュア全体の未来の姿を一丸になって描き対策を打ち出していく必要があるのではないかと熱いロシア女子シングルを見ていて強く感じた週末となった。

 

 

 

全ては最高の瞬間のために

GPFが終了したところで羽生の情報がもたらされた。まだ炎症が治まっていないため氷上練習ができていないと伝えられるとメディアは一気に悲観的な報道であふれることになった。

 

・・・なんで?

 

日本のメディアを全く信用していないため普段はこの手の記事に対して触れないことにしている。それでもスケ連関係者含めてあまりの右へ倣え的な姿勢に困惑している。
というのは私は小林氏が「まだ氷上練習ができていない」と言っている映像を見た時むしろ「あー良かった!」と思ったからだ。

 

怪我後の復帰で一番心配なのは治りかけの状態で無理して練習に入ることだ。治りの状態にもよるが、えてしてこの時怪我を悪化させることが多い。そうでなくても負荷が多ければ完治はさらに遅くなるし庇いながら練習することで変な癖がつきバランスが狂うこともある。ここ一番の大勝負の時なら仕方ないことはあるがこと「羽生結弦」の場合全日本選手権はそこまで大事な試合ではない。五輪代表の選考条件はもう十分に満たしている。
羽生に対して悪く言いたがる人間も少なくないが彼らは結局どんなことでも勝手にわめくのだ。そんなことに気を回す必要はない。

 

怪我をしたのが11月9日で12月10日現在まだ氷上に立っていない。ひと月以上を費やしてもいい状態と思われない限り先へは進まない。このことが分かったことで私は非常に安心した。
ゴールは見えているのだ。そこに向かうためもっとも良い選択をしているはず。
必要なのは2月16日17日に最もよい状態に持っていくこと。そこに至るまで着実に時間をかけて力を蓄えていけばいい。

 

メディアはよかろうが悪かろうが結局のところ目先の話題になればいいだけ。その報道の是非の責任を取るつもりはさらさらない。そんな無責任報道がまかり通るのは結局それを受ける側が厳しく叱責する土壌がないためかもしれない。何事に対してもことなかれで済ましてしまう日本人気質の問題も多い。そういう部分を変えて欲しいが今すぐ変革できるわけもない。

ただ一方で今はネット社会でメディアに頼らなくても情報を得られる時代でもある。そういった自己の都合の良い情報や思い込み・願望ばかり垂れ流すメディアを選別できる手段もある時代だ。受け手側も賢くなれる。

 

羽生結弦が若くしてトップに立ちその地位を維持し続けることができるのはその能力の高さだけではなく自分で考え実行できるという点が大きい。仮にトラブルに見舞われてもその次の試合に対し自分がどうすべきか検討し対策を立てられる。

構成やエレメンツの配置、装飾など現在のフィギュアスケートはただ肉体的な能力が高いだけでは戦ってはいけないスポーツだ。羽生はそういった部分では最も現役選手の中で高い能力の持ち主であると思う。だからこそ現在無理をしていないということはそれだけで素晴らしいことだと私は思う。捻挫による靭帯損傷はフィギュアスケーターにとっては職業病のようなものだろう。自身にもクリケットというチームでも経験があるはず。だからこそ大事な試合に対してしっかり対応や対策ができるだろう。

 

どれほどネガティブに報道されようと試合でしっかり自分らしさを出せれば問題ない、羽生という選手はそのことをこの4年誰よりも味わい経験してきた。

メディアの不誠実さは今始まったことではない。また間抜けなことを書いてるな、とあきれた視線で垂れ流される記事を流し読みしている。

4番目を用意する必要?枠を捨ててまで選手を厳選したワールド以外に補欠が用意されなかった大一番はない。本音がどこにあるのか勘繰りたくなるばかばかしさだ。だからといってくだらない勘繰りで気分を害するのも意味のないことだろう。

 

今週全日本選手権が始まる。今シーズンここまでの実績で羽生と宇野の代表は固いだろう。3枠目に入る、その意思を最も強く持った者がその地位を得ることになるだろう。それぞれが五輪という最高の舞台に立つために後悔しない演技をしてほしい。

仮に羽生が全日本を棄権することになってもそれは全て五輪で最高の演技をするためだ。視聴率とか話題性が下がるとかそういうつまらない損得でその決断を批判してはいけない。代表選考は全日本が必須ではないしその条件を得るための実績は十分この4年積み重ねてきた。他国のメディアからも金メダル候補筆頭に挙げられる素晴らしい選手がいる、そのことを誇りに感じ五輪という最高の舞台に最高の状態で送り込んで欲しいと願っている。