つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

予測と結果

2015年世界選手権男子シングル開始前、公式練習や現地さん達の呟き情報等を見て順位を予想していた。
 
 2位 デニス・テン
 3位 羽生結弦
 5位 ジェイソン・ブラウン
 6位 マキシム・コフトゥン
 7位 ハン・ヤン
 8位 ナム・ニューエン
 9位 無良崇人
10位 ジョシュア・ファリス
 
この時点では無良とヴォロノフの怪我を認識していなかったのでこういう順位だった。
わかりやすく言えば四大陸組で成績が良かった人(テン・ファリス・ハンヤン)はちょっと落ちて、悪かった人(ブラウン・ニューエン)は上がる。
フェルナンデスは3Lzと4Sが抜けなければ優勝できる、羽生はたぶん四回転でミスが出る、そう予想してこの順位となった。
 
実は上位3名については得点も予想していた。
 
1位 ハビエル・フェルナンデス 合計280 SP95(見た目ノーミス) FS185(セカンド3T入らず、それ以外抜け無)
2位 デニス・テン   合計275前後 SP96~7(ノーミス) FS178~182(四大陸より多少落ちる)
3位 羽生結弦    合計270~5  SP95(ちょいミス) FS175~180(四回転にミス有、ステップ3)
 
羽生はステップ以外ほぼぴったりという当たって良かったのか悩むような結果に。
ただ羽生については彼自身の言葉を信じちゃいけないことはよくわかった。羽生の調子は練習でのジャンプの失敗の仕方とオーサーの表情を見るのが一番のようだ。
デニス・テンはやはりSPが予想外、公式練習ではパーフェクトだったから。ただ音響トラブルも当然影響あっただろうがその前の6分間練習の時からちょっとおかしかった気がする。(彼だけではなくコフトゥン・無良もだが…)
羽生が6分間がいまいちだったので纏めれば勝てると思ってしまったのかも。優勝がちらついた時のメンタルコントロールが今後の課題かもしれない。
フェルナンデスはSPがいまいち点が伸びなかった。本人も不満を口にしていたが、やはり3Aの加点がないことが大きかった。でも着氷は良くなかったからで採点は仕方ない。
FSは4Sの豪快な転倒が予想外だったが他はほぼ予想通り(ステップがレベル取れなかったくらい)。うーん、伸びきらないハビちゃんが残念。
 
上位が思ったほど点数が伸びなかった今大会。
その影響が下位の順位を変えた感じ。ブラウン・ジーといった四回転なしのノーミス選手が躍進しFSだけ入れたニューエンが5位に食い込む。
今大会は4回転の成功率が高くなく、ここで稼ぐ選手が軒並み沈んだという印象。やはり高難度ジャンプ以外でも点が取れないと安定上位はきついということなのだろう。
 
来季は日本の宇野、中国のボーヤン、ロシアのピトキーエフといった四回転を飛べるジュニアがシニア入りしそう。
彼らが新たな勢力図を作るか、シニアの荒波にもまれるか。多少もまれて伸びてくれることを願う。シニア4年で五輪金を取った羽生も1年目は苦労した。
一方でかつての世界王者パトリック・チャンが復帰する。構成を上げてくるかどうか不明だが、羽生に安定感がない現状チャンは他のシニアにとって大きな壁になってくるはずだ。
 
日本は今回で枠が2つになった。五輪に3人出るためにも来季はぜひ3枠を取り返したい。
となれば1枠は確実に羽生になってしまう。毎回万全でない体調で出場しながら4年間5位以下なしという安定成績の彼を外すことはできない。
もう一人は国際大会で確実に240以上出せる、つまり抜けがなくジャンプ以外でも安定して得点をあげられる選手。これができれば十分10位以内に入れる。羽生が表彰台に上ってくれさえすればこれで枠は取り戻せる。
かなりハードル高いが小塚・無良・村上・宇野の誰かがこれをクリアしてくれることを願う。
でももしかしたら全日本じゃ決まらなくて四大陸までもちこまれる?試合数が多い日本選手は大変だ・・・怪我や病気に気を付けて乗り越えていって欲しい!