つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

霞の向こうの表彰台を目指して―――エリックB杯 SP感想

 

……起きられませんでした


そんなわけでまだ全員は見てません

とりあえず結果から見れば宇野見た目ノーミス、チャンSP崩れる、コフトゥンとりあえず纏める、アーロンやはりいまいち…あたりは予想通り、だったのでしょうか?
実は私の中ではエリックはスケカナ並の自爆大会と言う印象がある。そんなわけで得点も低めに予想していた。そして結果はやはりその通りだったわけだ。
スケカナとエリックの違うところは会場がちょっと変わっているというか…鳩が飛んで来たり昨年は直前までゴミだらけだったり…そして今年は霞がかかっている??というちょっと通常とは違う現象が起きる会場だということ
ある意味特殊環境でもなじめるか能力が必要なんじゃ?と私個人は思っている。だから合う人もいれば駄目な人もいる。整った環境で練習しているまじめな性格の日本人選手と相性が悪いという印象はこのあたりからもある。アーロンを予想上位にしなかったのもそれが理由だ。


まぁそんなことをつらつら書きながらとりあえず見た人だけ感想を


SP1位 宇野  89.56 TES48.71 PCS40.85
SP1位、後半4T着氷おめでとう!これは本当に予想通りでした
ついでに申し訳ないが4TのGOEマイナスも予想通りでした。やはり今シーズンはステップ即飛びが厳格化されたようです。思ったほどマイナスされませんでしたがきちんと飛べる人と一緒になった時にはもっと引かれる可能性は大です。きちんと飛ぶかコンボにするか一度検討した方がいいかも
あとは3Aの着氷がやはり怖い。あの開き気味に降りてくるのは改善できないのでしょうか?GOEに3と0が同じ人数並ぶというのはそのあたりが原因だと思われます。ハンヤンや羽生と言った成功すればみな2か3数字が並ぶ選手とは違うという認識がつくのは良くないと思います。
ステップは3とスケアメより改善、GOEもまずまずと言ったところ。ただ内容がほとんど昨季と同じかな~振付師を変えてもう少し個性を出したいところ。
私の予想より2点ほど高かったのはPCSが1ほど高く(予想39.50だった)、4Tマイナスが少なくコンボ加点が多かったという感じ。
ただ得意のスピンについては思ったほど加点が付きませんでした。FCSpはだいぶぶれていましたしキャメル姿勢も良くなかったです。
FSは今季安定しているのでおそらく表彰台は堅いと思います。最終滑走の重圧を経験するのも今後の為に良いこと。ぜひ頑張ってファイナルを決めてほしい。

 

SP2位 コフトゥン 86.82 TES45.64 PCS41.18
シーズン前にむきむきの筋肉を披露してジャンプ大丈夫か?と思ったがまずまず飛べている印象。
PCSが宇野より高いのはどうかと言う意見が解説者から出たというが、私的にはそれほどおかしくないのでは?と思う。
スケーティングは昨年より良いしアップライト以外のスピンも格段に進歩している。宇野の正直背伸びしてます感のあるプログラムよりコフトゥンらしさを出したものの方が印象が良かったということだろう
ジャンプをすべて前半にしているあたりが攻めているんだかいないんだかよくわからないが、ステップ完全無視の単独ジャンプはある意味潔い。ただちゃんと飛んだのにマイナスになった~とは言わないように。

 

SP3位 村上  80.24 TES40.39 PCS39.85
単独4Sはギリ加点なのでこのブログでは一応成功扱いだが(宇野はマイナスなので失敗扱い)、マイナスジャッジも多いのでステップを入れるかコンボにするかきちんとしたいところ。
ただそのコンボが村上は大の苦手と言うのが大きい。スケカナで入った3Loが今回は入らずコンボ点無効の上GOE-3…ここは要改善だ。無理に後半に入れて基礎点をカサマシさせるより潔く成功確率の良い前半に入れるというのも一つの作戦ではあると思う。どちらを選ぶのかは本人次第だが…
しかしミスはあってもPCSで40近く出たのは評価されてきているということ。スケカナの見た目ノーミスは生きている。FSを同じくらいまとめて表彰台に乗れば今後に生きてくる。ぜひ頑張ってほしい

 

SP4位 テン  80.10 TES39.24 PCS41.86
状態は大丈夫かと心配していましたがやはりあまりよくなさそう。SPをとりあえず纏めてくる作戦かと思ったのですがジャンプ2つミス、回転を見る限りキレがありません。
基礎力は高く評価されているのでPCSは出る。でもジャンプの多いFSをまとめられるとは思えない。表彰台もこの順位も確保できないのではと言う気がします。できればしっかり休養して回復してほしい所ですがやはりポイントでしょうか?難しい問題です
見た限りの演技で言うと案外この大会はスピンが甘目に見られている気がします。宇野のキャメルもそうですが歪んでも移動してもレベルは認定される…
スケーティングは絶品でステップは素晴らしいのが本当にもったいない。
テンのスケーティングはチャンと羽生の中間と言う印象がある。チャンのような力強さはないが羽生のような浮遊感もなく滑らかに滑っている。そのスピード感と滑らかさは品を感じさせる。その滑りが見られるのは嬉しいがジャンプに無理はしてほしくない。

 

SP5位 チャン 76.10 TES31.70 PCS44.40
またノーカンですか…しかも今度は4回転。SPジャンプがすべて不安定というのはちょっと心配です。
ついでにチャンは策を打つとかえって失敗するタイプかもと言う心配も発生しました。せっかく安心して飛べるように設定したのに生かし切れなかった…
今回はコンボまるっと失ったようなものでその分点数も低くなりました。トップと13点以上差と言うのはスケカナの構成ではちょっと難しいかも
ただPCSについてはスケカナと同等の評価を受けましたので同じくらいの演技ができればFS190再びはあるかもしれない
もっともその場合宇野の評価もそれ相応につくから13点はやっぱり厳しいかな…
ただ4T2回の2年前のエリック再来ができれば逆転できるかも、と言う期待をまだ持っていたりする
羽生並のFS巻き返しを期待しています

 

アーロンは7位に沈んだが3位以下は混戦、FSの出来で表彰台とファイナルの顔ぶれが変動しそう
とりあえずうまくいった人も失敗した人も頑張ってください。