つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

無責任女の厚かましい願望

ちょこっとだけ今の勝手な思いを。

 

羽生がSPの構成を変えコンボを前半にしたと聞いたとき、ゲスな考えも持つ緩いスケートファンは「やっぱりあそこでコンボを飛ぶのは難しいんだな」と思った。メディアの報道は4回転2本と難度を上げたようにしていたが私的にはコンボの位置を変えるための方策のように思えたのだ。
バラ1は優秀な振り付け師バトルが効率的かつ効果的にエレメントを配置し美しく仕上げたものだ。終盤のあの位置で大きなコンボを決めたらステップに向けてさぞかし盛り上がるだろう。しかしながら音を聞きすぎる羽生にはあのテンポでジャンプのきっかけをつかむのは安定しなかった。位置を動かそうにも3Lzコンボのままではまるで難度を下げたように受け止められるだろう。
だからこその4回転2本、なのだろうと私は思ったのだ。ついでに4T-3Tのコンボにすることでノーカンのリスクは格段に下がる。一石二鳥ならぬ三鳥の効果を持つ変更になる。
尤も、成功したらの話だったのだが。

 

そして羽生は成功した。冒頭の4Sで多少着氷が斜めったくらいで他は全てきれいに全てのエレメンツをやり遂げた。
そしてその結果世界新記録達成という栄誉も得ることになった。

 

この変更について書かれた幾つかの文章も読んだ。
音楽には元々の構成の方がエレメンツは合っていた、と書かれたものもあった。まぁそうかもしれないなとは思うこともある。バトルが最良の構成として考えて振り付けたのだから

 

では私はどう思ったか・・・・・・というと新構成万歳!!だったりする

男子シングルではもちろんジャンプが花で最も重要視するエレメントだ。
しかしその一方で私は非常にスピンが好きなのだ。女子シングルではこれが私には一番好きなエレメンツだ。
だから美しい羽生のスピンもすごく好きなのだ。


ただ・・・ここ数年残念に思っていることがある。パリ散・ノートルダム・新ロミジュリ・バラ1・・・・・・ここ数年のプログラムにずっとスピンが2つ続くところがあることだ。とくにSPの二つは近い位置でほぼ連続して行われている。最初のスピンの余韻もへったくれも無く次のスピンに入ってしまうのが残念でならなかった。エレメンツとして2つ続くのならせめてバレエジャンプ3つ位して雰囲気や場所を変えてからにして欲しいと思っていた。

 

そういうわけで新プログラムは大好物なのだ。
ジャンプ2つやってスピン・もう一つジャンプしてスピン・ステップやってスピンとまぁほどよくほぐれた状態がすごく好きなのだ。
更にスピンそのものも絶品だった。特に二つ目のCSSpは素晴らしい!時間も長くなって更に鮮やかに回っている。加点が過去最高だったそうだが納得の出来だった。

 

なので羽生陰陽師様にお願いします。例えGPFと全日本で上手くいったとしても四大陸や世界選手権で元の位置にコンボを戻さないで下さい。今季1シーズン今の構成を堪能させて下さい。

より高難度より難しい演技を目指す羽生には申し訳ない願望なのだが・・・これが今の本心だったりする