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つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

ジャンプ基礎点を下げてみる

 

羽生とボーヤンによってTESとPCSのバランスが崩されてしまった男子シングル。ルール改正の必要性が問われるようになったが次の五輪まですでに2年切っている。抜本的な改正は無理だろうし、未来の採点法はまだ議論されてすらいないだろう。
そんなわけで平壌までに出来そうなのはジャンプの基礎点を下げるくらいだ。しかし大幅に変えることは出来ない。ジャンプの基礎点は男子シングルだけではない。女子でもペアでも使用されているからだ。
それでも現行ルールではジャンプの比重が高すぎる。トップ選手はあまりそうではないが中堅・下位グループではジャンプさえ高難度成功できれば大幅に順位が変わる現状がある。ジャンプの数の変更出来ないならせめて基礎点を下げて多少なりとも比重を下げる必要があると思われる。


   1回転   2回転    3回転   4回転
A 1.1 3.3 8.5 15.0

Lz 0.6 2.1 6.0 13.6

F 0.5 1.9 5.3 12.3

Lo 0.5 1.8 5.1 12.0

S 0.4 1.3 4.4 10.5

T 0.4 1.3 4.3 10.3

 

上の一覧が2015-16シーズンの基礎点だ。
基礎点表を眺めて感じるのは4Aに比べて4Lzはお得だな、ということ。
3Lzから3Aまで2.5点上がることを感じれば1.4点しか差がないのはからだがむしろ3回転での点差が大きいのかもしれない。
ジャンプの点数を上げすぎないで難度を保つことを頭に置いて点数を少し調整してみる。


   1回転   2回転     3回転    4回転
A 1.1 3.0 8.0 14.0

Lz 0.6 2.0 5.5 12.0

F 0.5 1.8 4.9 11.0

Lo 0.5 1.7 4.7 10.7

S 0.4 1.3 4.1  9.7

T 0.4 1.3 4.0  9.5


2Lo以上のジャンプの基礎点を下げてみた。各ジャンプの下げ幅はジャンプの難度に一応併せてある。
この基礎点を使用した場合2015-16シーズンから使用されている4回転以上のGOEマイナス幅最大-4は昨シーズンまでと同じ-3とすればそれ程影響ないのではと考える。

この基礎点を利用して羽生の2015GPFSPを計算するとTES59.36 PCS49.14で合計108.5となる。あまり印象は変わらないけど多少バランスは良くなる。
ボーヤンの四大陸SPだとTES55.13 PCS40.04の95.17。ボーヤンの方が総合点に対するTES割合が高い分影響は大きい。しかし18.5点ほど差があったのが15点ほどになるのでジャンプさえ良ければ良いという印象は薄れるだろう。
ジャンプの基礎点が下がると言うことは相対的にスピンとステップの比重が上がると言うことで今まで以上にこの二つの力量の必要を感じるようになるという利点も生まれる。

ちなみにFSで計算すると羽生のGPFでTES113.19、ボーヤンの四大陸FSでTES103.83、チャンの四大陸のFSがTES102.03となりチャンとボーヤンのTES差がほとんどなくなるのが面白い。これはチャンの構成に2回転が多く影響が少ないためである。
これなら闇雲に高難度化を目指すよりスケーティングが良い選手ならばほどほどの難度でがっつりGOEを稼げばPCSと併せて勝負できる面白さが現在以上になる。いろいろなタイプの選手が活躍できる環境が出来るのではないだろうか?

もっと下げても良いのだが下手に下げてバンクーバー再びはごめんである。このくらいの変更なら女子への影響はそれ程でもないだろうし高難度のアドバンテージもある程度残っていると思う。回転不足については失敗ジャンプであるのであまり考慮しなかったがそれ程問題ではないと思う。

高難度の練習で怪我をする選手が増え苦言が多少発せられている。それもあるので少し考えてみても良いのではと一度記事にしてみた。