つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

最高のタイトルに向かって―――世界選手権SP予想

ワールドの男子シングルは仕事のためSP・FS共にライブ観戦が出来ない。日程が発表された時点である程度予測していたがやはり残念である。
何でこんな月末月初にやるんだ。あと1週間早かったらせめてFSだけでも見れたのに・・・

それはともかく選手のボストン入りの報道があがってきている。今夜から公式練習が始まるしいよいよだなぁと実感する。
いろいろな予想順位が上がってきているが多いのは羽生・フェルナンデス・チャンの表彰台予想。実績からもPBからも妥当な予想だと思うが、面白いことにこれまでこの3人が同時に表彰台に上がったことは実はなかったりする。今季のGPFではチャンがSPで崩れて4位だったしソチ五輪ではフェルナンデスがザヤって(正確にはコンボ過多)メダルを逃した。その前年のワールドでは羽生が怪我のためSPで出遅れ表彰台に上れなかった。表彰台にもメダルにも愛されている3人であるが同時には恩恵が受けられないと何とも面白い実績がある。
今回のワールドでもSBから考えれば当然3人で表彰台を占めてもおかしくはないがさてどうなることだろう?そういう意味でも楽しみである。


下の一覧はワールド出場者のSB上位になる。

1位 羽生結弦     330.43
2位 フェルナンデス  302.77
3位 チャン           290.21
4位 ボーヤン・ジン  289.83
5位 宇野昌磨     276.79
6位 デニス・テン   276.39
7位 ハン・ヤン       271.55
8位 アーロン          258.95
9位 リッポン          248.63
10位 コリャーダ         247.97 
11位 ビチェンコ         242.56
12位 コフトゥン           242.21

 

点数的には表彰台に絡みそうなのはハン・ヤンまでと言う印象だ。高難度高得点時代に入った今表彰台に上るためには270点以上は必要だろう。今まで出したことがなくてもノーミスすれば出るかもしれないがワールドでいきなりというのは案外難しい。ついでにボーヤンや羽生の今季の点数の出方を見ていると継続的に良い演技をすることで評価が上がってきているので1回の神演技でどこまで点数が伸びるのか測りにくい印象だ。そういう意味で現時点で270点出したことのない選手は表彰台はちょっと厳しいかなと予想する。
一方でワールドでは上位の得点が伸びようとそうでなくてもここ数年10位の得点は220点代と落ち着いたものになっている。というのは案外ワールドは自爆というかすごく良い演技というのが少ない印象がある。
そんなわけで10位までにはここに入っていないメンバーが上がってくる可能性は大いにある。いかにミスを無くし演技を纏めるかで順位は変わってくる。
ただ今季のSBを見る限り来季の3枠が取れそうなのは日本と中国だろう。ニューエンが復調してきているようなのでチャンが表彰台に乗ればカナダも3枠の可能性がかなり出てくる。今季3枠のアメリカは地元での大会だがかなりSBを上げないとキープは難しそうだ。同じく今季3枠のスペインも今回は2人出場なので3枠はまず無理。ロシアも今年もちょっと無理そうだ。

さてボストン到着のニュースがぼちぼち出てきているが、その中で判明したのは羽生が4Lo回避したこと&後半4T-3Tを4S-3Tに変えたと言うこと。今季に限って言えば4Tよりも4Sの方がクリーンで綺麗なのでたぶん慣れさえすれば飛びやすいのだろう。来季は更に上げてきそうなのでとりあえずこの構成でクリーンな演技をして欲しい。そして詳しくはわからないが宇野も構成を上げるとか?3Aが後半に来るということなので3Lzか4Tが前半に上がるのだろうか?正直後半の4Tは高さが足りてないように感じるのでそれはそれで良いのかもしれない。でも4Tと3A交換ならさがるよな?どういう構成なんだろう?

さて予想である。今回は中1日空くのでまずはSPだけ。

1位 羽生結弦    102~111.5

2位 フェルナンデス  98~105

3位 ボーヤン・ジン  96~99

4位 チャン      90~96

5位 宇野昌磨     86~93

6位 ハン・ヤン    84~93

7位 デニス・テン   80~93

 

羽生とフェルナンデスは多少着氷が乱れたくらいでは100点を超えてくる。一方ボーヤンは四大陸の感じからノーミスでも100は出なさそう。チャンも問題はSPであることは重々承知なのでそろそろある程度纏めてくるだろう。ちょいミスのチャンとノーミスの宇野だったらどっちが上になるのか考えたのだが、悩むくらいの出来ならおそらくチャンが上に来ると思う。

今のところ一番読めないのはデニス・テンだ。怪我の程度とその影響がこれまでの試合から読めないのだがSPはそれなりに纏めてくるのではと予想する。ただノーミスはどうかなと思うのでとりあえずこの順位に。ただ80点代前半ならアーロン・コフトゥン・ブレジナ辺りに抜かれる可能性は大である。たぶん80点前後(76~85)は7~12人程度がひしめき合う展開になるのでと予想している

シーズンラストの大一番であるのでできる限りみんな良い演技であって欲しいと願っている。