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つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

プレスリーvsプリンス

2016-17 フィギュアスケート 羽生結弦 ハビエル・フェルナンデス

羽生のSPがプリンスだと聞いたとき真っ先に思ったのはハビは確かプレスリーだったなということだった。私はどちらも有名な曲くらいしか知らない程度の知識しかないが、二人がどちらかを選ばなければいけないのなら妥当な選択だろうな、とその時思った。

 

先に目にしたのはプリンス・羽生

見終わって真っ先に思ったのは「羽生、昭和のアイドル感満載だな」というものだった。たぶんその感想はプリンスというイメージとは結構離れているものだったろう。

昭和のアイドルと感じてしまったのは多少衣装のせいもあるが、一番は羽生にまだテレがあるからだろう。こういう振付だからやっている、という部分が見えてしまっているから。その辺りを感じているのでカッコいいより可愛いと感じてしまったのだと思う。

もっと自然に振り感がなくなってくればその印象は変わってきそうな気がする。もうちょっとというかだいぶ情熱的というか感情を爆発させて滑ってほしい、というのが現時点での要望である。

 

そしてフェルナンデスのプレスリー

冒頭のアップでまず思ったのは「ハビ、おっさん感が出てきたな」というもの。悪い意味ではない。目力というか貫禄が出たということだ。

フェルナンデスは長く表彰台に絡む有望選手だったが世界王者になるまで気のいい兄ちゃん的イメージが強かった。実力はある、才能もある、でも肝心なところでうまくいかなくて登り切らない、そんなこんなで軽いイメージに見えていた。

しかし今は違う。リンク中央に立った時の表情を見るだけでそれはわかる。「自信」、立場が彼にそれを与えそれがさらに彼に「自覚」を植え付けた。そして時を経て今では裏打ちされた力を持った者の貫禄となったのだ。

内容も良かった。昨季と同じ構成ではあるが3クワドをしっかり降りた。入りもかなりこっていて他の出場選手にはないつなぎの濃さを持ったプログラムを滑り切った。終盤若干疲れを見せたが今の時期には出来すぎともいえる演技だったろう。

上手くなったなぁと演技中盤で思わずつぶやいた。スケーティングに力強さが加わった、膝を使ってぐいぐい進んでいく滑りを見てチャンみたいだと思った。踊れるパトリック・チャンなんてある意味最高の選手じゃないか。

そう思ったとき、今のフェルナンデスは4年前のチャンと同じ立場だと気付いた。2016-17シーズンの王者になれば3連覇になるのだから。安定した実力を持ち安定した演技をする、強い王者の姿だ。

 

現時点では完成度と安定性でプレスリー・フェルナンデスの方が上に感じる。身体的にも精神的にもフェルナンデスの方が自信があるように見える。

プリンス・羽生がJOのフェルナンデスの演技をどう見たか。自分のACの演技をどう分析したか、そこからどういう方向に向かうのか。

 

構成を上げず完成度を求めたフェルナンデスとより難度の高みを目指す羽生、二人の直接対決は早くて12月のGPFになる。シーズン中盤以降の対決までにそれぞれがどのように成長・成熟していくのか。

 

プレスリーvsプリンス 完成された二人の演技がぶつかるときを今から楽しみにしている。