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つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

スケート王国での戦い―――ロステレコム杯SP感想

2016-17 フィギュアスケート 田中刑事 宇野昌磨 ハビエル・フェルナンデス

急遽、土曜日が休みになったのでリアルタイムで観戦してます。
ロシアのライスト、スケカナより高画質で見れてます。ロステレはたくさんライストがあるけどこれだけの画質で見れるというのは非常に幸せ。
GPSも3戦目、そろそろ選手のエンジンもかかってくる。いい演技が見れることを期待している。
だからこそ大山式と1億円当たるは許せない・・・せめて競技性を考慮した宣伝にしてくれないか?

 


エラジ・バルデ 76.36 TES 39.18 PCS 37.18
まったりとしたサウンドオブサイレンス。4回転抜きでジャンプをまとめた。スピード感はないがゆったりとした中でも流れのあるスケーティングを見せた。
シニア選手らしい大人の男の演技、衣装もシンプルで一瞬パジャマっぽいが案外曲にはあっているかも。トップバッターとして観客を喜ばせる出来だった
それにしてもタラソワとアナウンサーうるさい


ミハイル・コリャーダ 90.28 TES 48.56 PCS 41.72
なぜか持ち越しになってしまったSP。メロンが青くなりました。冒頭の4回転コンボは成功、3AはSO、3Lzは質がいい。コリャーダの3Lzはハンヤンと並ぶいい質だと思う。
地元なので音楽の高まりとともに盛り上がる。スピンはちょっとよれたところもあるが質がいいので加点がつきそう。でもできれば違うSPが見たかったなぁと思わずにいられない。

 

デニス・ヴァシリエフス 62.40 TES 28.15 PCS 35.25 -1
選手より先にコーチが映るという、カメラマンはわかっているんだかいないんだか。
衣装は前と後ろで色が違う変わったTシャツ。3Aがいまいちなのはコーチ仕込みか?(違うって)
成長してずいぶん手足が伸びたが、それを生かした振付。ただ音楽が乗りにくいというか音がとりにくい、雑音的にも聞こえるのでかなり難しい印象。すごく大人かキャラの強い人向きなので若い選手としてはもう一歩という感じ。ジャンプで2つミスすると点数は伸びない。足の長さがジャンプには不利に働いた。
それにしてもランビ、リュックは降ろしたら?

 

ゴルシェイ・ゴルシュコフ 73.37 TES 37.94 PCS 35.43
遅咲きのロシアン、姿勢と腕の長さが素晴らしい。欧州のベテラン選手らしい表現の選手だ。
ただジャンプは得意ではないのだろう、と感じる飛び方。高難度時代にはなかなか上には登れないかもしれないがそれ以外の質はロシアンとしてはかなりいい選手。曲も変じゃないのが好感。(ロシアンの変曲率の高さは異常)

 

シャフィク・ベゼギエ 80.68 TES 44.50  PCS 36.18 
今回はワイルド系の衣装。でもいつ見てもベゼギエっていう印象を保っている。なんだろうな、これって。
4-3がしっかり入ったのを見るのはすごく久しぶり。それほど加点の付くタイプではないので成功は必須。比較的ここまではジャンプの成功率が高くて見ていて楽しい。
スピンは相変わらずもう少しという感じ。ベゼギエはいつも足を持てあます感じが見えるのがもったいない。あとステップになるとせわしなくなってしまうのがやってます感を漂わす。でもジャンプをまとめていい演技でした。


宇野昌磨 98.59 TES 54.28 PCS 98.59
4Fはお手付き、コンボはSO。シットは足を変えた後もう少し低く。3Aは軸が変だけど降りた。
滑りこんだということはわかる出来。基礎点はある程度稼げているのでまずまずでは。
点数は非常に良かった。

 

ハビエル・フェルナンデス 91.55 TES 45.47 PCS 46.08
衣装が黒くなったフェルナンデス。チャンのようなサスペンダー衣装。体型が非常に絞られている。
コンボSO、4S抜けというある意味毎シーズン冒頭と変わらないスタート。しかし持ち越しプロらしい滑りこまれたスピード感に満ちた演技。
衣装が変わったことでフェルナンデスにしてはより硬質な側面を見せつけた印象。

 

マックス・アーロン 73.64 TES 37.14 PCS 37.50 -1
衣装すら持ち越しのアーロン。4Sは反転する転倒。スピンが相変わらず足りてない。ステップでスピード感が失われるのがもったいない。
アーロンの魅力をあまり感じない曲と振付が残念。

 

アルトゥール・ドミトリエフ 76.06 TES 40.67 PCS 36.39 -1
強引にお手付きジャンプにコンボつけて転倒。ジャンプの質はいかにもロシアンという感じ。
上背があり手足が非常に長いがその長さが生かされきれていない。最初の失敗が大きく動揺が最後まで続いてしまったみたいな落ち着かなさだった。

 

アレクセイ・ビチェンコ 86.81 TES 46.74 PCS 40.07
大人のおしゃれ感満載のビチェンコさん。髪の毛もさっぱりしていい感じ。
3A綺麗、4TもOK、コンボもばっちり。余裕が見れる滑りで格好いい。
以前あったせかせかした感じが消えていい感じの大人のゆとりを感じさせる。ベテランの強さを十二分に魅せた演技に拍手!

 

田中刑事 69.13 TES 32.49 PCS 36.64
4S抜け、3AはOK、コンボSO。体型的には外国選手に劣らないが、こじんまりとした印象を受ける。悪くはないがすごくいいところもないといった希薄さ。こういう曲は内から湧き上がる何かを表せないと他国の試合ではなかなかきつい。
スピンもステップも悪くないのでもう少しためというのか間を感じさせる振付が欲しい。

 

アレクサンドル・マヨロフ 67.80 TES 33.51 PCS 35.29 -1
ちょっと見ない間におっさん臭くなったマヨロフ。もうベテランだ。
4Tは上がりすぎといった感じでお手付き、3Aは高さが足りず転倒。
ロシアン並みの超変曲が面白いのだがジャンプが決まらないのでちょっと悲しい。出来れば満面の笑顔で滑ってほしい。

 


<プロトコルを見て>
スケートアメリカにも劣らない大判振る舞いといったプロトコル
宇野やフェルナンデスのようにお手付きやステップアウトしたジャンプにマイナスしないというのはどうなんだろうと思ってしまう。
コリャーダのPCSが41を超えた時点でフェルナンデスや宇野にもっと高い点がつくことは予想できたが、こう高くしてしまうと本当にTESのみの勝負となってしまう。ここ数年はフェルナンデスと羽生が上位を抑えてきたが新しい勢力を求めているのかなと思わずにいられない。チームオーサー以外の有力選手の一番手にいるのが宇野という扱いなのかも。
フェルナンデスは抜けが痛かったがスピンがすべてレベル3だったことも地味に響いている。
ステップのレベル4は宇野・フェルナンデス・ヴァシリエフスの3人。レベル2が割と多いのでやはり昨季よりは厳しくなっているようだ。
宇野のコンボのセカンドが回転不足かもと思ったが取られていなかった。ジャンプ2ミスのわりに点が出たのはそこが大きかったのかも。

 

本日の1番はビチェンコさんでした。すごく素敵だった!明日もぜひ頑張ってほしい。

7点ほど差がありますので構成差から見ても宇野の優勝はかなり高くなりました。案外ジャンプの成功率が高い試合でしたので飛びやすい氷なのかもしれません。正直98点が出るほどいい演技だったとは思わないのですが、GPSは出場選手が少ない試合なのでこういう点が出やすい傾向があるのかもしれません。ここで勝ち切ってGPFへ弾みをつけたいところです。

フェルナンデスも体を絞った分切れがある滑りでしたので表彰台は固いでしょう。無理してまで勝つ必要がある試合ではないのでこの位でいいのかもしれません。

3位はコリャーダの調子が良さそうなので表彰台のメンバーは当たりそうです。ただビチェンコもそれほど離れていないので頑張って狙ってほしい。

田中は下位に沈んでしまったのでFSは4Sを回り切ること、点数を取りこぼさないことが大事。とにかくポイントを稼ぎましょう!

自爆という感じの選手がいなかった分明日も非常に期待が持てます。私の予想を覆すような素晴らしい演技をたくさん見せてもらえることを願っています。