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つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

GPFに向けて―――ファイナル出場者GPS SPデータ

グランプリファイナルの出場者が決まった。

フェルナンデス  30P 578.36
チャン      30P 546.67
羽生結弦     28P 564.53
宇野昌磨     28P 564.41
ネイサン・チェン 22P 533.71
リッポン     22P 528.96

 

このメンバーを予想した人はどのくらいいただろう。ちなみに私はネイサンとリッポンは予想外でした。次点のボーヤンはともかくブラウンがあそこまで崩れるというのは思いませんでした。CSからいい演技していたのに・・・試合多すぎたのかな?


GPFの順位予想は後日としてまずは各選手のGPSデータを振り返ってみる。

 

<SP得点順>
1位 羽生結弦    103.89 NHK杯
2位 宇野昌磨     98.59 ロステレコム
3位 フェルナンデス  96.57 フランス杯
4位 ネイサン・チェン 92.85 フランス杯
5位 フェルナンデス  91.55 ロステレコム
6位 チャン      90.56 スケカナ
7位 宇野昌磨     89.15 スケアメ
8位 リッポン     87.32 スケアメ
9位 ネイサン・チェン 87.94 NHK杯
10位 リッポン     85.25 フランス杯
11位 チャン      83.41 中国杯
12位 羽生結弦     79.65 スケカナ

 

トップと最下位というふり幅の大きさがGPSの羽生だなと感じる。昨季といい今季といい本当に心臓に悪い選手だ。
SPノーミスは今のところリッポンのみ。ただしリッポンは4回転が入っていないためSPでは脅威になっていないことが良くわかる。
他の選手は現時点ではミスありの点数。今のところ構成が低いチャンが不利かなと感じます。ただ4回転2本構成というのはリスクが高いということが羽生をみれば良くわかる。
ここまでは持ち越しプロのフェルナンデスが一番安定した点数が出せているようだ。

 

<TES上位順>
1位 羽生結弦     57.35 NHK杯
2位 宇野昌磨     54.28 ロステレコム
3位 ネイサン・チェン 51.74 フランス杯
4位 フェルナンデス  51.68 フランス杯
5位 ネイサン・チェン 48.55 NHK杯
6位 宇野昌磨     46.87 スケアメ
7位 チャン      46.06 スケカナ
8位 フェルナンデス  45.47 ロステレコム
9位 リッポン     44.42 スケアメ
10位 リッポン     43.33 フランス杯
11位 チャン      38.92 中国杯
12位 羽生結弦     35.48 スケカナ

 

リッポンは4回転を入れない分TESが安定していることがわかる。
2試合行った中では一番高構成のチェンのTESが4回転組の中では安定している。
ただ4回転2本のリスクが高いということは羽生の点数差をみれば良くわかる。
特にSPではジャンプに規定があることから抜けたりコンボ不足でノーカンやGOE-3のリスクが高い。出遅れると一気に10点以上差がついてしまうので4回転時代はSPの重要度がより高まっていると感じる。


<ジャンプBV上位順>
1位 ネイサン・チェン 39.55 4Lz-3T 4F // 3A
2位 宇野昌磨     36.25 4F 4T-3T // 3A
3位 羽生結弦     36.15 4Lo 4S+3T // 3A
4位 フェルナンデス  34.45 4T-3T 4S // 3A
5位 チャン      29.70 4T-3T 3A // 3Lz
6位 リッポン     24.70 3F-3T 3A // 3Lz


4回転の入らないリッポンと1本だけのチャンは構成の段階で大きく差ができている。構成の差はGOEの係数にもかかわるので自分がいくらいい演技をしても他がミスしないと上には来れない。
ネイサンの構成は現状では最高構成といっていいだろう。3Aが入ればGOEがそれほどつかなくても100点越えはそれほど難しくはない基礎点となっている。

 

<ジャンプ獲得点数順>
1位 羽生結弦    38.81     NHK杯
2位 宇野昌磨    36.25     ロステレコム
3位 ネイサン・チェン36.09     フランス杯
4位 フェルナンデス 33.88 -1  フランス杯
5位 ネイサン・チェン33.55 -1  NHK杯
6位 宇野昌磨    30.30 -1  スケアメ 
7位 フェルナンデス 29.44     ロステレコム
8位 チャン     29.00 -1  スケカナ
9位 リッポン    27.89     スケアメ
10位 リッポン    26.47     フランス杯
11位 チャン     21.50     中国杯 
12位 羽生結弦    18.26     NHK杯

 

チャンのノーカン、羽生の回転不足&コンボ無しの点数が悲しい。SPは規定があるためクリアできないと高難度を飛んでも悲惨な点数が出る場合がある。
だからと言って確実性を求めてもリッポンのように点数は伸びない。若手が高難度ジャンプを求めるのは今のルール上はありな戦略だといえる。



<スピン獲得点数上位順>
1位 チャン      12.91 ALLLv4 中国杯 
2位 羽生結弦     12.84 ALLLv4 NHK杯
3位 宇野昌磨     12.63 ALLLv4 ロステレコム
4位 リッポン     12.35 ALLLv4 フランス杯
5位 宇野昌磨     12.34 ALLLv4 スケアメ
6位 チャン      12.33 Lv4・・・2 Lv3・・・1 スケカナ
7位 リッポン     12.09 Lv4・・・2 Lv3・・・1 スケアメ
8位 フェルナンデス  11.90 ALLLv4 フランス杯
9位 羽生結弦     11.52 Lv4・・・2 Lv3・・・1 スケカナ
10位 ネイサン・チェン 11.42 Lv4・・・2 Lv3・・・1 フランス杯
11位 ネイサン・チェン 10.70 Lv4・・・2 Lv3・・・1 NHK杯
12位 フェルナンデス  10.43 ALLLv3 ロステレコム

 

この6人にはスピンにGOEがつかないタイプの選手はいない。そのためレベルが取れるかどうかである程度順位がついてしまう。この中ではGOEがつきにくくレベル4をそろえられないネイサンが今のところちょっと弱い感じだ。
宇野は昨季このランキングがちょっといまいちだったが今季はしっかりレベル確保できている。
羽生は直前のコンボでミスが出るとキャメルの時間が足りなくなるようなのでしっかりとジャンプをまとめる必要がありそうだ。


<ステップ獲得点順位>
1位 フェルナンデス  5.90 フランス杯  レベル4
2位 羽生結弦     5.70 NHK杯   レベル4
2位 羽生結弦     5.70 スケカナ   レベル4
4位 フェルナンデス  5.60 ロステレコム レベル4
5位 宇野昌磨     5.40 ロステレコム レベル4
6位 チャン      4.73 スケカナ   レベル3
7位 チャン      4.51 中国杯    レベル3
7位 リッポン     4.51 フランス杯  レベル3
9位 リッポン     4.44 スケアメ   レベル3
10位 ネイサン・チェン 4.30 NHK杯   レベル3
11位 宇野昌磨     4.23 スケアメ   レベル3
11位 ネイサン・チェン 4.23 フランス杯  レベル3

 

レベル4を揃えられているのは羽生だけ。チャンとリッポンそしてネイサンは今のところレベルが確保できていない。ステップはスピンと違いGOEがレベルによって変動するため取りこぼすと評価が高くても点数は伸びなくなる。構成が弱いリッポンとチャンはここで取りこぼすとGPFではかなり厳しいことになりそうだ。

 


<GOE獲得点順位> 
             合計    ジャンプ  スピン  ステップ    
1位 羽生結弦      7.60= 2.66+3.14+1.80 NHK杯
2位 リッポン      7.12= 3.19+2.79+1.14 スケアメ
3位 リッポン      5.63= 1.77+2.65+1.21 フランス杯
4位 ネイサン・チェン  5.41= 2.26+2.22+0.93 フランス杯
5位 フェルナンデス   5.22= 1.09+2.43+1.70 ロステレコム
6位 宇野昌磨      4.43=    0+2.93+1.50 ロステレコム
7位 フェルナンデス   3.93=-0.57+2.50+2.00 フランス杯
8位 チャン       3.86=-0.70+3.13+1.43 スケカナ
9位 羽生結弦      3.43=-0.59+2.22+1.80 スケカナ
10位 チャン       2.82=-1.60+3.21+1.21 中国杯
11位 宇野昌磨     -1.08=-4.65+2.64+0.93 スケアメ
12位 ネイサン・チェン -3.50=-6.00+1.50+1.00 NHK杯

 

4回転投入組にノーミスが居ないため入れていないリッポンがこのジャンルでは上位に来た。ジャンプが3つしかないため転倒などの大きな失敗はまかなえないと言うこと。
今回の6人の中ではネイサンがスピンステップでのGOEが少ないタイプに入る。ただ比較的どの選手も穴がないので結果的にジャンプの出来でこのランキングが決まっているといえる。

 

<PCS上位順>
             計  SS TR PE CC IN
1位 羽生結弦        46.54   9.39    9.04    9.29    9.36    9.46    NHK杯
2位 フェルナンデス  46.08   9.14    9.11    9.11    9.36    9.36    ロステレコム
3位 フェルナンデス    45.89   9.07    9.07    9.00    9.32    9.43    フランス杯
4位 チャン        45.50   9.14    8.93    9.00    9.18    9.25    スケカナ
5位 宇野昌磨     45.28   8.75    8.39    8.68    8.71    8.75    スケアメ
6位 チャン      44.49   9.07    8.89    8.57    8.89    9.07    中国杯
7位 宇野昌磨     44.31   8.96    8.64    8.75    8.96    9.00    ロステレコム
8位 羽生結弦       44.17   8.93    8.71    8.71    8.93    8.89    スケカナ  
9位 リッポン       42.90   8.43    8.18    8.79    8.61    8.89    スケアメ
10位 リッポン       41.92   8.39    8.14    8.50    8.39    8.50    フランス杯
11位 ネイサン・チェン  41.11   8.18    7.89    8.43    8.36    8.25    フランス杯
12位 ネイサン・チェン  40.39   8.18    8.04    7.89    8.14    8.14    NHK杯 

 

シニアに上がったばかりのネイサンにはこのランキングでなかなか上位は難しい。しかし昨季のボーヤンを思えばずっと上位に近い数字が出ていると思われる。
面白いのは各選手2試合ずつGPS行っているのだが、1試合目より数字が上がったのは羽生しか居ない点。羽生については1試合目が非常に良くない出来だったことから良い演技をして上がることはわかるが、他の5人がそうなっていないところが不思議だ。。
そこまで完璧という演技を見せていないことから上げにくい状況だったかもしれない。その中でも持越プロのフェルナンデスは安定評価を受けていることがよくわかる数字だ。チャンについても似たような感覚かもしれない。
宇野はフェルナンデス・羽生・チャンと横並びの数字が出ているが、GPSの中で高めの数字が出たスケアメ・ロステレでの数字である(特にスケアメはこの3人が居なかった)ためGPFで同様の評価をされるかは少し微妙だ。
昨季のボーヤンのように極端に数字が低い選手が居ないためエレメンツの精度の高い選手が上位に来ることになりそうだ。