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つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

四大陸選手権上位5選手SPデータ

冬季アジア大会が開催中。女子の結果は把握しました。四大陸からの連戦が多く選手は大変。でも表彰台メンバーはそれぞれ良い演技をしていた。

本郷はジャンプがまともに決まらなかったのは残念だ。これで今季終了はつらいだろう。色々乱れている部分がありそうなのでいったんゆっくりして気持ちを切り替えて新たな目標に向かって頑張って欲しい。

一方男子は今のところ宇野・無良・ハン・ヤン・ボーヤン・テン・アブザルのみ映像を見つけた。四大陸組はやっぱりお疲れかな。ただハン・ヤンがすごくよかった。私の中ではハン・ヤン、無良、ボーヤンの順でいい演技だと思ったが基礎点が高いボーヤンが順位では上に来るでしょう。上位は僅差なのでFSで表彰台メンバーが決まる形だ。どの選手も怪我しないよう注意しながらもいい演技をしてほしい。

 

さて先日の騒ぎで四大陸のSPデータが保留になっていました。明日は更新できないのでひやひやしていますが上げておきます。獲得率は今回初めてだけど基本の形は2年前から変わってません。都合の良い数字などではなくこのブログではずっとこういう風にまとめてきているんです。

 

<予定構成>

1位 ネイサン・チェン  4Lz+3T 4F // 3A =39.55
2位 ボーヤン・ジン   4Lz+3T 3A // 4T =37.73
3位 宇野昌磨      4F 4T+3T // 3A =36.25
4位 羽生結弦      4Lo 4S+3T // 3A =36.15
5位 パトリック・チャン 4T+3T 3A // 3Lz =29.70

ここでは5位だが実際にはチャンより高い構成の選手はまだ何人もいた。チャンの構成はソチシーズンから変わっていない。ソチ五輪では2クワドはレイノルズだけ、基礎点30点超えたのは他に羽生とフェルナンデスだけだった。たった3年でここまで伸びるとは驚くしかない。5人の中で唯一SP1クワドのチャンも来季に2種にしてくるという情報がある。もしかしたら来季の五輪やワールドではSP2種飛ばないと最終グループに残れないかもしれない。


<実施構成>

                    実施内容          予定獲得率
1位 ネイサン・チェン  4Lz+3T 4F // 3A =39.55  100%
2位 ボーヤン・ジン   4Lz+3T 3A // 4T =37.73  100%
3位 宇野昌磨      4F 4T+3T // 3A =36.25   100%
4位 パトリック・チャン 4T< 3A // 3Lz+3T =27.83 93.70%
5位 羽生結弦      4Lo 2S+3T // 3A =26.95  74.55%

上位3名は予定通りにこなした。チャンは4TをUR転倒し3Lzをコンボに。単なる転倒であればむしろ高くなったりするリカバリだがURなので基礎点を落とした。
羽生は4Sが2Sに抜けたので9.2マイナス。3つしかないSPなのでぐっと比率は下がってしまう。ただそれでも3Tをつけてコンボにできたのでましなのかもしれない。見た目の印象はともかく基礎点的には2回転に抜けるくらいなら転倒の方がずっとましというのが今のルールだ。


<TES計>
              TES  減点  獲得点
1位 ネイサン・チェン  59.58
2位 宇野昌磨      56.07
3位 ボーヤン・ジン   51.26 
4位 羽生結弦      50.11
5位 パトリック・チャン 45.70 -1 =44.70

チャンと羽生はTESになると順位が変わる。これは転倒の-4とコンボのマイナスが大きい&2Sコンボに地味に加点がついているあたりによる。
ついでに基礎点では12点以上あったネイサンとの差も9.5ほどに縮んでいる。ボーヤンとは1点ほどしか変わらない・・・これは羽生に抜けたコンボ以外にGOEが多いという理由もあるがネイサン・ボーヤンの単独にステップがほとんどないためGOEがつかないからという側面もある。尤もこの二人は基礎点の高さを求めているのでステップ減点はあっても仕方ないと思っているだろう。羽生としては本来単独のGOEの高さで4Lz組との基礎点差を埋める予定だったはず。ワールドでその強みを見せて欲しい。
マイナスエレメンツが1つもなかったネイサンが1位、1つの宇野が2位、1つだったけど転倒に近い減点のボーヤンが3位、1つだけど抜けて大幅基礎点ダウンの羽生が4位、転倒とコンボミスのチャンが5位とある意味では分かりやすい順位となっている。


<ジャンプ得点計>
             TES 減点 獲得点  予定構成獲得率  実施構成獲得率
1位 ネイサン・チャン  41.92           105.99%    105.99%
2位 宇野昌磨      38.76           106.92%    106.92%
3位 ボーヤン・ジン   35.76            94.78%       94.78%
4位 羽生結弦      32.94            91.12%     122.22%
5位 パトリック・チャン 24.72  -1 =23.72    79.87%       85.23%

構成率でみるとネイサンよりも宇野の方がGOEがついていることがわかる。宇野は今季初めて決まった4Tコンボと3Aで4Fのマイナスを補った形だ。
さすがに3つしかない要素で9点以上を失ったため羽生は予定構成では90%程度しか予定構成を得られなかったが実構成率ではやはり断トツ。抜けコンボですらプラスがついた&決まればGOE2以上が確実につく質の良さというところがこの数字を生み出している。
チャンは2ジャンプにマイナスがついているためジャンプではあまり稼げていない。高構成が幾人も出てくると自分の構成を確実に決めていけないとSPで上位に残るのが難しい時代だ。

 

<スピン得点計>

1位 パトリック・チャン 12.98 ALLレベル4
2位 羽生結弦      12.44 レベル4 2つ レベル3 1つ
3位 ネイサン・チェン  12.06 ALLレベル4
4位 宇野昌磨      11.91 ALLレベル4
5位 ボーヤン・ジン   10.40 レベル4 1つ レベル3 2つ

チャンは3つ全てでGOE+2以上という素晴らしい出来だった。
羽生はコンボミスでキャメル8回転に足りず。タイミング的にはNHK杯の時が一番合っていたと思うので頭を撃つ振りはやめた方が良いと思う。
FSで1位だった宇野はSPでは4位。もともとシットはGOEがつきにくい傾向があるがラストのコンボもGOEが低めだった。トラベリングが酷かったからだろう。
ボーヤンはとりあえずレベルを確保したい。キャメル姿勢があまり綺麗じゃ無い&回転にぶれがあるのでやっぱりGOEは付きにくいと感じる。スピードは悪くないと思うのでその辺りを強化したい。
それにしてもスピン中に上半身のみ映すのはやめてくれないか。足下や姿勢が確認できないじゃないか!

 

<ステップ計>

1位 パトリック・チャン 6.00 レベル4
2位 ネイサン・チェン  5.60 レベル4
3位 宇野昌磨      5.40 レベル4
4位 ボーヤン・ジン   5.10 レベル4
5位 羽生結弦      4.73 レベル3

ステップはレベルでGOEの係数が変わるので何よりレベルを確保することが大事。羽生は満点に近いGOEを貰っていてもレベル4の4人には及ばない。
チャンは納得のGOE満点で1位。宇野は平均的に+2評価でネイサンは宇野よりばらけた評価だが3を付けているジャッジが多くて上になっている。
ボーヤンもFSに比べればステップのGOEは付いている。スピードもあるし動きが大きいのでスピンに比べればそれ程他の選手と差が開かない。とにかくステップはレベルが大事。

 

<GOE計>
            ジャンプ  スピン   ステップ   合計
1位 羽生結弦      5.99          +3.14       +1.43    =10.59
2位 ネイサン・チェン  2.37          +2.36       +1.70    =  6.43
3位 宇野昌磨      2.51          +2.21       +1.50    =  6.22
4位 パトリック・チャン  -3.11          +3.28        +2.10   =  2.27
5位 ボーヤン・ジン    -1.97          +1.50        +1.20   =  0.73

ジャンプ2ミスで大きなマイナスを受けたが他2項目でトップGOEを稼ぎボーヤンを上回ってしまうチャンの強さが見える。
それでも今回は単独ジャンプ前のステップを厳しくとるジャッジがあまり居なかったのでネイサンもボーヤンも宇野もは多少救われているかもしれない。

そのステップからの単独ジャンプをきちんと入れられるところが羽生がこの項目でトップになれる強さとなっている。単独前のステップを厳しくとるならこの差は更に広がるが基礎点の高いジャンプを飛べばそれで埋め合わせできると考えて若手は高難度を入れてきている。
ステップやスピンは要件が足りなければ基礎点が下がるのだからSPに関してはジャンプもそうしたら良いのにと思わないことも無い状況だ。

 

<PCS>
                                              SS TR PE  CO IN  合計
1位 羽生結弦      9.46    9.25    9.29    9.39    9.54    46.93
2位 パトリック・チャン 9.18    9.11    8.93    9.25    9.29    45.76
3位 宇野昌磨      8.96    8.64    8.89    8.79    8.93    44.21
4位 ネイサン・チェン  8.68    8.50    8.93    8.75    8.68    43.54
5位 ボーヤン・ジン   8.18    7.68    8.21    7.93    8.07    40.07

羽生は4Sが2Sになっただけで要素抜けにはならなかった。ミスがあったチャンよりは1点以上高い評価を受けている。昨季までは羽生の場合割とCOとINが似た数字になっていたが今季SPはINが高いのが印象的だ。
チャンは転倒とコンボと2つ大きなミスしているのでPEが9点台に乗らなかったのは仕方ない。それにしても昨季までを思えばSSがひどく低い印象がある。
宇野とネイサンはPEのみネイサンが上という結果に。宇野は単独でミスっているので実行力という意味では上回ったのも妥当だろう。ただSSとIN以外はほとんど評価は変わらない。ネイサンは今季シニア入りしてまだ実績が無いが今回タイトルを取り宇野に2連勝したことで今後は更に近くなるまたは逆転するという現象も起きてくるかもしれない。
ボーヤンは平均8点台、TRは他選手に比べて差があるため低いのは仕方ない。ただスケーティングは昨季に比べて格段に良くなっているのでノーミスできればもう少し上がりそう。今のところ昨季のような安定したジャンプが飛べていないため伸び悩んでいる感じだ。

 

 

SPは要素の数が少ないので取りこぼしが少なかった者が上位に立つ。そういう意味ではネイサン(ジャンプノーミスALLレベル4)が1位宇野(ジャンプ1ミスALLレベル4)が2位なのは妥当といえる。
ただスピンステップ取りこぼし4Sが2Sに抜けた羽生が3位に入ってしまうところはさすがというしかない。PCSに優位性があるといっても失った基礎点からすればそこまでの差はないのだから。
チャンは構成が弱いためとにかくノーミスするしか無い。PCSも宇野とは1.5,ネイサンとは2点ほどしか無い。質の良い要素を行いより多くGOEを得ないとSPで差を付けられてしまう。来季2クワド構成にするという情報もあるが取り残されないためには必要なのかもしれない。
ボーヤンは構成の優位性が無くなってしまったためなかなか上位は厳しい状況だ。ジャンプも稼ぎ頭の4Lzがクリーンに着氷できていないことが痛い。今は我慢の時でネイサン・宇野に離されないようついて行くしか無いといった感じだ。