つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

雑記―――コメントへのお返事

昨日の深夜2時前に3回にわたる非常に長文のコメントを書かれた方がいらっしゃいました。それは本当に長くてあの狭いコメント欄に良くこれだけ書いたなと感心すると共に、コメント欄そのものの容量にも驚いてしまいました。
月末で遅くなりましたがきちんと読ませて頂きました。長文お疲れ様でした。

 

ここまでの力作ですが非表示希望と言うことで承認できないことがとても残念に思ってしまいます。ただ何となくですが私の反応を求めていらっしゃる雰囲気がありますのでこちらでお返事させて頂きます。

 

コメントの内容を簡単に纏めると、私が書く文章から宇野に対して嫌いという印象を受ける。親御さんが見ている可能性もあるので貶めることはやめて欲しい、そういったものでした。直接話せるとありましたのでどうやら宇野の身近に居る方のようです。

 

おっしゃりたいことは理解しましたし以前の文章で書いた通り不快を感じたとしたら申し訳ないという気持ちはあります。
その一方で書かれたコメントから感じるのは偏見を持って読まれるとこういう風になっちゃうんだなぁというものです。諦めに近い気持ちを抱きました。
直接話せる方のようですのでおそらく宇野を大事に思っているのでしょう。それは構いませんし、擁護的な視点で読まれるのも当然だと思います。
しかし、書いてもいないことを勝手に付け加えて非難されるとそれはどうなのかなという心境にもなるのです。

 

一部分だけ引用しますとこんな文章がありました。

「1年くらい前にkamiyannさんが書いたブログに(世界選手権終わった頃でしょうか。)宇野のシットはもう少し早く腰を落とせ、着氷が汚い(これはずっと書いてますね)というのがあったかと思います。」

 

シットスピンの腰高については確かに何度か書いた覚えがあります。ただこれは別に宇野に対してだけでは無くハン・ヤンなど他の選手にも腰高傾向について書いています。
ただし腰高の指摘をしたときも頂いたコメントのようにもっと早く落とせなんて命令的な文章では無かったです。そうなれば良いなと思うことは書きますがそうしろなどと言うつもりは無いのです。もしそうする必要を感じたらブログなどでは無く直接実名で手紙でも書くでしょう。ここで書いているのはあくまで緩いスケートファンの感想や期待なのです。

 

さらにジャンプについては本当に首をかしげてしまいました。
私宇野の着氷が汚いなんて書いたっけ?しかも何度も???
思い出せないので1年ほどさかのぼって確認していまいました。

 

私が過去の記事で宇野のジャンプについて書いたのは主に2つの点です。
1つめは「宇野の高難度ジャンプは回転を止められないジャンプだ」と言うこと、もう一つは「体を開きながら降りる着氷が気持ち悪いと感じる」と言うことです。
回転を止められないジャンプというのはコントロールできていない未熟なジャンプであると言うこと、トップ選手としては問題なのではと思うのです。
そして体を開きながら降りるという点については非常に危険を感じます。見ていて背中がぞわぞわするような気持ち悪さを受けるのです。軸が上半身と下半身でゆがんでいるのでクリーンに見え無いだけで無く着氷におかしな力がかかり足首や膝への大きな負荷をもたらしている。必要な無い負荷は怪我を生み出す原因になります。怪我の危険を感じるものを見せられて落ち着いていられるのでしょうか?私はその方が気になります。
たまたま宇野は重心が低くその割に肩幅と体重が有り足首が柔らかくエッジコントロールが上手いためある程度上手く流せるのかもしれません。しかしもっと重心の高い選手が同じようにやろうとしたら怪我をする可能性が高い着氷の仕方です。
宇野は昨年末全日本チャンプとなりました。トップ選手というのは若い選手の見本になるべき存在なのです。あのジャンプで本当に良いのでしょうか?これが正しいジャンプだと勧められるのでしょうか?そういう疑問を感じるのでジャンプコーチを付けて良くして欲しいと何度も書いた覚えがあります。
しかしシニアに上がってもう二年、そんな気はさらさらなさそうなので最近はほとんど宇野のジャンプについて触れなくなりました。せいぜい「着氷はいつもの感じ」とか「いまいちな着氷」という程度だと思います。期待してはいけないのだなと感じたからです。それは貶めたわけでも何でも無い、単純に諦めた視点で見た感想なのです。


宇野について書いた文章を読み返して「貶めた」と受け取られるかもと思ったのはつい先日の「ネイサンや羽生の域に達していないと感じる」と書いた文章くらいです。しかしこれは実際リアルタイムで見ていた時に抱いた感想なので特に書き直すつもりはありません。まだ羽生とネイサンが演技前だったのに2転倒したあの演技で満足なんだ、と残念に思ったからです。

 

書き方についての受け取りは受け取る側の見方もあると思うのでそれについてはどうこう言うつもりはありません。同じ文章も立場によって感じ方は違うでしょうから。
ただ書いてもいないことを書いたと言われたり貶めていないものを貶めたと言われてもそう感じるなら読まない方が良いですよとしか言えません。
まして選手やその関係者にわざわざこんな辺境ブログに書かれたことを話題にする必要は無いのです。嫌な話題よりもっと建設的なことを伝えれば良いのに、と頂いたコメントを見て思いました。

応援する選手に対して喜ばしくないことを目にして不快になる気持ちはわからないでも無い。しかし書かれた言葉を曲解して大げさに受け止めるというのは問題だと思います。言いたいことはわからないでも無いです。しかし少し思い込みが激しすぎるなとも感じました。

 

今回私がお伝えしたかったことはこれだけです。
宇野のジャンプが好みじゃ無いと私が書くのは「着氷が汚い」からでは無い、「危険な着氷」だと思うからです。
クリーンなジャンプは怪我の防止につながると私は思っています。トップ選手として若手の選手の見本になれる技術を身につけて欲しいと願うのです。
貴方がもし宇野のジャンプがクリーンで無いと感じるのなら是非矯正を勧めて欲しいです。それがこれからの人生長くスケートをしていくための正しい道筋であると私は思います。

 

私は小学生のころミニバスとソフトボールをやっていました。しかし膝を痛め負担の大きなスポーツはできなくなりました。私の場合は怪我ではなかったのですがもうできないと理解したときは非常に悲しかった記憶があります。ですから不本意な怪我で競技をあきらめるようなことになってほしくないのです。

スポーツ選手に怪我なく頑張って欲しいと願うことは普通のことだと思います。危ないことはなるべく避けて欲しい。できるだけいい状態で試合に臨んで欲しい。私は全ての選手に対してそう願っています。