つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

五輪メダルを目指して

日本のマスメディアの駄目さ加減は全く変わりないようでうっかり喫茶店で某新聞を目にしてため息をついてしまいました。とりあえず新聞記者には個人の好みで紙面を作るのはやめていただけないだろうか?語彙力の無さについては能力が低いと思うだけですが好みを押し付けられるのは非常に不快です。こんなに記者としての適性のない人にいつまでも記事を書かせるなんてよっぽど人材がいない駄目会社なんだなとあきれるばかりです。
ただせっかく五輪というもっとも大きな大会のシーズンの始まりに低俗なことで気分を悪くするのも嫌なので現在のわかっていること出始めている情報などをまとめておこうと思います。
 
 
4Lo // 3A 4T+3T =37.41
4Lo 4S 3F // 4S+3T 4T+Lo+3S 4T 3A+2T 3Lz =89.51
これが今シーズンの羽生の構成だ。SPで1.26、FSで1.98、計3.24昨季より基礎点が上がっている。
FSについては効率も悪いしREPの危険もあるという数字で見れば決して良いとは言えない構成ではあるがこれで行くと決めたからには応援したい。後半4Sコンボ前には毎回胃が痛みそうだろうけど・・・
 
主立った選手についてはまだ構成まで判明している選手は少ない。はっきりしているのはボーヤンのSPが昨季と同じくらいか。
4Lz+3T 3A // 4T =37.73なので羽生とあまり変わらない数字となっている。もっとも2年この構成で行っているしSPでのミスは大きいのでこれで十分だろう。超えるとしたらネイサンとヴィンセントくらいか。
FSはどう来るだろうか?昨季4Loを一度だけ入れたので今シーズンは本格的に入れてきそう。ボーヤンは案外3Aの成功率が高いので入れるとすると4種5クワド3A2本構成になりそうな気がする。
4Lz 4Lo 3A+Lo+3S // 4S 4T+2T 4T 3Lz+3T 3A =95.32
4Sがあまりクリーンで無いことが多いので後半にするかはちょっと微妙だが、4Loを入れるとしたらこんな形か。同じ5クワドでも4種3A2本分だけ羽生より6点近く高くなる。羽生との差が6点弱で十分かは微妙だがボーヤンは羽生以外でSFS4クワドをノーミスしたことがある唯一の選手だ。5クワド構成でノーミス出来ればメダルの確率はかなり高い。案外羽生並みに冷静に対応してきている選手だけに非常に怖い存在になりそうな予感がする。
 
フェルナンデスの構成についても多少漏れ伝わってきている。今シーズンはついに4Loを入れてくるようだ。それから3回転の3連を入れるという話もある。FSはかなり昨季より上がりそうだ。
4T+3T 4S // 3A =34.45
SPは昨季のままということだがこの構成があまり高くないように見えるというのが恐ろしい時代だ。なにしろ最高構成で無い羽生と3点近く違うのだ。互いにノーミスした場合PCSで差がない分基礎点で点差がつきそうなのが多少気がかりだ。しかし昨季の羽生のようにいきなりSPにも入れるなんてギャンブルは五輪シーズンには出来ないだろう。なのでこれはこれでしっかり決めるしかない。
FSは3種3クワドなのか4クワドなのか今のところわかっていない。
4Lo 4T+2T 3A+2T // 4S 3A 3Lz+3T+3Lo 3Lz 3F =83.67
4Lo 4S+2T 3A+2T // 4S 4T 3A 3Lz+3T+3Lo 3F =88.60
3連コンボもどこにつくかわかっていない。ついでに昨季と同じように前半2コンボであるかどうかもわからない。ただもしこんな感じの構成になるとしたらちょっと怖い組み合わせだなと思う。2Tを先に2回使っているのでなんとしても3Tを飛ばないといけなくなる。そのプレッシャーは大きいかもしれないとすると2Tコンボの1回は後ろに回すかもしれない。そうなるともう少し基礎点が上がる。
4クワドでも5クワドの羽生とそれ程変わりない基礎点になるので上手くいけば非常に有効な構成かも知れない。ただ昨季までを見ても後半の4回転の成功率をどれほど上げられるかが鍵となりそう。
 
同じようにチャンについても新クワド情報が出てきている。4Fというのはトゥジャンプの方が得意だからだろう。なかなか面白くなってきた。
SPも2クワドにするようでおそらくはフェルナンデスと同じような構成になるだろう。もしかしたらジャンプは全部前半になるかもしれない。ただそれでも勝利を目指して構成を上げてくる姿勢が素晴らしいと感じる。
4F 4T+3T 4S // 4T 3A+Lo+3S 3A 3Lz+2T 3F =86.38
4F入り3種4クワドと予想するとこんな感じか。ただ3Aの割とミスが多いチャンにとっては2本後半というのは4回転以上にかなりおっかない構成だ。更に昨季後半4回転の成功率が非常に悪かったことも気になる。だとすると前半にもっとジャンプを増やした方が良いかもしれない。あるいは3種3クワドと言うこともある。
4F 4T+3T 4S 3A+Lo+3S // 4T 3A 3Lz+2T 3F = 85.34
4F 4T+3T 4S // 3A+Lo+3S 3A 3Lz+2T 3Lz 3F =81.95
3種3クワドで3Lz2本にするとラストは3Loにした方が良いかもだがあまり効率はよくないなという感じだ。しかし数字で良い悪いと計算するより実際に行えるかどうかの方が大切だ。現実に新クワドを入れるという発言はチャン自身からは聞いていないので今現在はまだ微妙な印象だ。
しかしフェルナンデスまで構成を大幅に上げてしまうとチャンとしてはメダルのためには上げない訳にはいかないだろう。なかなか厳しい選択を選ばざるを得ないかもしれない。
 
ネイサンについてはまだ構成についての情報が上がってこない。ただ上がるだろうという予想は立つ。おそらく今シーズンの構成No.1は彼になるだろう。ただネイサンの場合どのジャンプも着氷が前のめりになりがちだ。回転は速いが高さがあまりないためであるのでできれば高難度を目指すよりは綺麗なジャンプを飛ぶことに注視して欲しい。しかし五輪シーズンでは難しいだろう。怪我がないようにぜひ気を付けて欲しい。
もし4Loも飛べるということになれば夢の5種7クワド構成も可能かもしれない。
4Lz+3T 4Lz 4F+2T 4F // 4Lo 4S 4T+2T+2Lo 3A =106.24
こんな構成ありなのかな・・・転倒しても後半4回転を飛ぶということができる選手なだけにやってこないとは言えないところが怖い。ただ飛び方を見ているとエッジジャンプは軸が怖いので後半連続というのは難しそうだ。新クワドをいきなり後半というのも考えにくい。
4Lz+3T 4Lz 4F+2T 4F // 3A 4S 4T+2T+2Lo 3Lz = 99.64
現実にはこういう感じかな良い気がする。それでも羽生より10点基礎点が高いのでPCS差はノーミスだったら埋められそうだ。あとはGOE勝負というか完成度勝負になる。いずれにせよどれほど高難度にしようが実行できてこそなのでネイサンの戦略が何を中心にしてくるのかを見守りたい。
 
ロシアンも続々と高難度ジャンプを入れる情報が上がっている。コリャダーは4Lzと4S、アリエフとコフトゥンは4Lz、ペトロフは4Fなどという内容を耳にしている。ただロシアンの場合実際に試合になってみないとよくわからないところがある。計算はまだかなと思っている。
昔からのロシアン的4回転の回り方だと今風とはちょっと違うのでどこまでできるかは未知数だ。ただできればロシアンも上位に割って欲しいと願っているので有力選手たちがどういった構成で来るかワクワクしている。
 
今シーズンシニア入りの中で一番上位に食い込んできそうなのは構成的にはヴィンセントか。手足が長く見栄えのする体型でうまく降りた時の着氷姿勢が綺麗なことはとてもいい。4Lzも決めているしスケーティングもまずまずいいのでうまくまとめるとシニア1年目のボーヤンよりはPCSが出そうな印象だ。課題も多いが勢いと若さで一気に上がってくる可能性は否定できない。多少バタバタするところが気になるがどういった構成で来るのか注目したい選手だ。
 
本格的に試合が始まる前の今の時期というのはある意味一番楽しい時なのかもしれない。本格的にシーズンが始まればいろいろ悩ましい悩みも出てくるからだ。ロシアのテストスケートの映像などまだ確認できていないものもある。色々出てくる情報を楽しく整理しながらシーズン本格開幕を待っている。
低俗な記者のくだらない記事など目にすることなく選手それぞれがそれぞれの課題に取り組み良いシーズン開幕を迎えられることを願っている。