つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

テストスケートとJGPS

JGPSにロシアと中国のテストスケートとどこを見たら良いのか悩む週末ですね。睡眠不足の方も多いのでは無いでしょうか?

 

JGPSでは須本と紀平がFSでの逆転表彰台、今シーズンは日本勢厳しそうですが良かったです。紀平も6分間では綺麗な3Aを飛べていました。試合で決めると言うことはもっと別の大変さがあるのでしょう。次は是非決めて下さい。

そして須本、組み合わせの妙という物もJGPSにはあるのでしょう。他の大会でこの点数で優勝できるかわかりません。ただ3A2本降りて演技を纏めたというのは大きな収穫。所作も綺麗な選手ですので今後も非常に楽しみです。あとはもう少しスピードを付けて流れのあるジャンプを跳びたいですね。でもJGPS初優勝おめでとう!

 

それにしてもテストスケートの映像が海外で時間をおかずに見れるというのは非常に恵まれた時代になりました。
とりあえずハン・ヤンの経過も良さそうで試合に出れるようになったというのは朗報です。あとは練習方法を検討して怪我しないよう頑張って下さい。
そして気になるボーヤンの構成は前情報と変わらず昨季と同じでした。定点カメラでの映像なのでなかなかはっきりしませんがジャンプの位置も全く変わっていなさそう。必要以上の冒険はしないというのがボーヤン陣営の戦略のようです。気になる選曲は・・・kamiyann的には今のところはスパイダーマンの方が良かったんじゃ?と言う感じです。ただこれから滑り込んで磨いていくのでしょう。少し大人っぽくなった演技に期待します。それにしても99点超えは凄い、中国スケ連の期待が窺えます。実際には3Aも4Tもつまり着氷なのでこれが試合だったら93~94位かなという感じがします。珍しくフィンランディア杯に出場しますので試合ヴァージョンがどう変わってくるのか楽しみです。

 

そしてロシアのテストスケートの数々。
ラジオノワは持越、滑り慣れている印象はありますが体はまだ切れていない。ジャンプは重そうだしスピンも回転がいまいちです。ジュニアのような軽やかさは今の体型では出せないだけに魅せ方に力を入れている。ただ女子の場合はエレメンツでミスったらアウトなのできっちり飛んで回る力が必要、そうなるともう少し絞る必要がありそうです。
女王メドベデワは相変わらずしっとり選曲。これまでの流れで合っているように感じます。ただStSqが前半だと世界観にまだ浸れない時期なのでもう少し盛り上がりのある曲の方が良いんじゃ無いかと言う気はします。そういうマイナス面はともかく相変わらずの鬼つなぎ、そしてジャンプ全部後半と難度の高い振付です。この時期でももうある程度出来ている感じが素晴らしい。PCSについては纏めたら出さざるを得ない物を作ってきたのでしょう。今の状態からすると今季も強いトップを走りそうな印象です。
kamiyann期待のザギトワは相変わらずかわいらしい。ジャンプは完全では無かったですが出来るという感じはありました。ただメドベの後で見たためかスケーティングはまだ物足りない。もっともPCSで劣ってもジャンプ難度で勝つというのが戦略ですのでこれはこれで良いのかも。海外の競合勢とはタイプがかぶらないのでシニア1年目に盛り上げてくれることを期待します。

 

まもなく本格的にシニアの大会が始まってきます。今シーズンはB級戦から豪華な顔ぶれ。何しろ中国がB級出場を認めたくらいですから。それだけ五輪シーズンは特別。昨季のワールド羽生のFSを見ても滑走順をできるだけ後ろにした方がいいのは明白です。五輪で滑走を後ろにするためにはポイントが大事。若手の選手は特にそうでしょう。そのためいつもの年よりB級に出場する選手が多い感じがします。なかなか初めから飛ばすというのも難しいですがどの選手もケガや体調不良に気を付けて素晴らしいシーズンを送ることを願っています。