つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

フィンランディア・JOざっと感想

日・月と東京を歩こう旅に出ておりました。2日で5万5千歩超え、さすがに疲れました。年に2・3度そういう旅行をするのですが天やとかジョナサンとか静岡にはあまりないチェーン店で食事をすることが多かったです。せっかく東京に行ったのにもったいないと思っていたのですが今回はおいしい食事に出会うことが出来ました。どこでおいしいものを食べたら良いか迷ったらとりあえず大きな百貨店に行くというのが今後の方針になりそうです。

 

旅行前に一応フィンランディアとJOの結果は把握しました。女子は割と出来ている選手が多いですが高難度男子はまだまだという感じですね。ジャンプも揃わないしそれ以上に新プログラムの選手はまだとっちらかってますという印象が強かったです。


そして大会ごとに点数が乱高下するフィギュアおなじみの結果に渋い気持ちになります。CSではロンバルディアが異常に甘くてその後が渋めに一律に落ち込んでいたのでJOの甘さが際立ちます。ただ甘かった割にメドベは割と普通・・・甘くなるとトップ選手にきつくなる風潮はあまり歓迎しません。ただFS変更してそこまで表現が行き届いていたわけでは無いと言う部分もあるので仕方ないのかな。


それにしてもザギトワは可愛い。今回はラストポーズもぴたっと決まりました。ジャンプもコンボが一つ着氷が少しいまいちだっただけできちんと降りています。TESでは今シーズントップを突っ走りそうな印象です。滑りについてはまだまだなところはありますがエレメンツをきちんとこなせるというのは大きな強みだと思います。メドベ1強にしたくないという気持ちがジャッジに働くと追い風になるかも知れません。今のところメドベデワに対してTESではザギトワ、PCS併せた総合としてはオズモンドが対抗馬なのかもしれません。

 

それでは男子シングルの感想をざっと上げておきます

 

ボーヤン・ジン
初戦優勝おめでとう。シニアに上がって初めてのタイトルGETです。しかしここまで回転不足を取られたのは初めてなのでは。ただ2ftぎみなのでとられても仕方ないかと。あと3連の足替えがもともといまいちだったのがかなり流れて反転していたのでマイナスは当然。まだ曲を感じて滑っているよりはジャンプ専念という意識が見えるので道は遠そうです。しかし昨季はシーズン後半には安定してきましたので今のところはこんな感じでいいのかも。

個人的にはローリーの振り付けの幅が狭いことが気になりました。SPもFSも昨季のスパイダーマン的なものがちらほら垣間見えるのがなんか合わないと感じてしまいます。FSのラストのステップは大幅に振付を変更した方がいいのでは。

 

ヴィンセント・ゾー
SPがかなり厳しい判定だったがFSは頑張りました。4種クワドとりあえず着氷は快挙です。ただいくら4回転を決めても3Aを落とすともったいない。カナダといいアメリカといい3Aが安定しないのはなぜなんだろう?
ジャンプとスピンはまずまずなんですがプログラムとして見ていて面白いかとか気持ちいいかというと微妙です。ジャンプに頑張っている感じはすごく伝わるのですがそれだけだとみていてつらくなってきます。滑りこんでバタバタした感じを少なくしていって欲しいと思います。あと北米の選手のわりに猫背気味なのは気になるので肩をもう少し張って欲しい。

 

アダム・リッポン
昨シーズンからの鳥プログラム。リッポンに鳥というイメージはなんとなく似合っています。滑らかさと滑りは持ち越しもあって他の選手よりずっといいです。ただやはりジャンプ前が単調なのでその辺りが間延びした印象になります。姿勢の良さと腕使いが綺麗なのは良いです。あとはジャンプをそろえてベテランの強みを見せて欲しい。


ミハイル・コリャダー
前回崩壊したSPはまずまずまとめたのに今回はFSが駄目でした。今シーズンは3種クワド構成のようですが4Lzが安定しない段階で4Sまでというのは無理があります。ロシアンの選手は割とミスが重なると「今日は自分の日ではなかった」的に演技をあきらめてしまったり投げてしまう傾向が見られます。それは競技者としてどうなのかな。悪い演技なら悪いなりに得るものは多いはず。最後までできる限りをし続ける姿を見せて欲しいです。
そういう演技になってしまったためか曲が完全にBGMてなってしまっている部分が多かったです。面白い振付もありますし表現者として良い課題だと思うので自分なりの世界を作り上げることを願っています。


ハビエル・フェルナンデス
FSだけを滑るJOに何の意味があるのか全く見えないのですが明るい照明下で演技を見れたことだけは良かったです。(オータムは暗かった)
ジャンプは今の時期ですからそこそこという感じ。振付時期は遅めと聞いていましたが割と滑り込みができている感じです。その辺りが2連勝という結果になっているのかも。ただ高難度組は今後調子を上げてくるのでもう少し伸びしろを持っておきたいです。4Loを試すという話もありますがやるなら今やっておいた方が良かったんじゃないかという気がします。
ただ曲と世界観は非常にあっているのでジャンプが綺麗に揃うと点数は出そうな印象です。

 

ネイサン・チェン
相変わらず曲が難しい、ステップが曲調についていけてない感じがします。そして5種クワドでそこに4Sを入れるの?っていう構成です。あまり4Sの成功率は高くないのでせめて4Tより先に飛んだ方がいいのではと思ったりします。
調子がそれほどよく見えないせいか着氷が怖いです。音楽で良くわからないですが大きな音がしているような着氷で膝や腰に負担が大きそうな感じがします。まだ増やす気持ちはあると思うのですがそのためにはもう少し高さが必要でしょう。怪我の防止という意味でも質の向上をもう少し図って欲しいです。あと2Tの繰り返しは以前もやっていますのでその辺りの対策も考える必要がありそうです。

 

宇野昌磨
JOの甘々採点なので175点も出ましたがフィンランディアの判定だったらいくつ回転不足を取られたかなと思う演技でした。4Lo・4S・4F・4T全て危ないです。宇野は回転しながら着氷するのでトゥが刺さった状態で体の回転力でくるっと回ってエッジがつくことが多い気がします。着氷したエッジの角度で回転不足ではないと判定されているのかもしれないですがなんか違うだろうと見ていると感じます。他の選手とは違う着氷をしていて最終の形だけ見ての判断だとするとフェアではないのでは。元々飛び方も奇妙な選手ですのでこの辺りジャッジはしっかり指摘すべきだと思うのですがどうなのでしょう。
2季前と同じ素材のFSですが今のところ見た感じその時よりも内容が薄い印象です。高難度を入れた分助走に掛ける時間が増えたのかもしれません。ジャンプ前だけちょこっと何かを入れてやってますよ感を漂わせるのはジャンプ前は薄いけど合間合間は何とかしようとしているネイサンやヴィンセント・ボーヤンとは違うアプローチなのかもしれません。個人的には宇野的アプローチよりは他の3選手的な方が好感を抱きます。個人的な好みなのでどうでもいいことなんですけど・・・

 

織田信成
一見地味だけど素敵な衣装。そしてJOでは最も綺麗な4回転コンボを見せてくれました。本当にジャンプのクリーンさでは現役選手と遜色なかったです。色々大変なことも多いかと思いますが今後もショーは継続して欲しいなと感じさせる演技だったと思います。
スパイラルからの3連ジャンプなんて引退選手のすることじゃないですよ、本当に!!ただ一つだけ気になったのは背中、もしかしたら痛めているのかな?色々あるでしょうが体調には気を付けて今後も頑張ってください。

 

アレクセイ・ビチェンコ
急遽INが決定したため来日してくれましたが変な転倒で肩を痛めてしまったのかな?どうか大事にしてください。スピンがいつも以上によくなかったのは転倒のためか?たぶん五輪代表にはなれるのであまり無理しないようにしてほしい。

 

今週末にはJGPSが終了します。そしたらいよいよシニアGPS開始です。見たいような怖いような複雑な気持ちでいっぱいです。今回東京で色んな寺院仏閣に立ち寄りましたが選手に怪我やアクシデントが無いようにお願いしてきました。どんな結果になるにせよせめて万全の体調でその日を迎えて欲しいと願っています。