つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

代表決定に

ようやく全日本の地上波放送分見終わりました。

個人的な感想を言えば無良のFSが一番印象に残りました。4T1本に絞りジャンプをまとめる作戦、ラストが少し乱れましたがやりきりました。残念ながら代表権は取れませんでしたが五輪代表を決めるこれまでの全日本では一番いい演技ができたのではないでしょうか。惜しむらくはこれをシーズン冒頭からできなかったこと。やらなければという意識とできるだろうかという不安と万全ではない体調で勝負弱さを印象付けてしまった。ただまだ四大陸はある。五輪の補欠になっている。残りのシーズン、前半のもやっとした印象が消え去るような演技を見せて欲しい。

 

五輪シーズンのためか男子女子ともかなり甘めの採点でした。ロシアに比べればましかもしれませんが・・・PCSが田中があの演技で88、宇野が93とかあり得ないでしょう。

田中はREP2回も問題だがそれ以上にリカバリができないという点が非常に不安だ。予定していたところ以外でコンボがつけられないというのは現行のルールではかなり不利になる。TESは基礎点の積み重ねでありコンボは単純な足し算であるからそれを捨てるというのは勝負事としてはあり得ない失策であるといえる。REPの危険が漂うなら1回目を確実にコンボにする。どこかでコンボがダメでも予備でつけられるところを作っておく。その対策が絶対に必要だ。

宇野については・・・とりあえずクリーンなジャンプを飛んでください。五輪では60台ものカメラで360度あらゆる方向で観客が演技を見れるようにするということだ。日本代表として出るわけですから恥ずかしくないエレメンツを見せて欲しい。

羽生は幾つか記事が出ていたがスケ連が発表した以上の情報はないようだ。相変わらずネガティブな含み見られるがしっかり情報統制されているからでありかえって安心できた。四大陸には出ない方向で調整しているのは意外であったが前回も出ていないのでこれはこれで良いのだろう。ぜひ自分にとって一番良い方法で五輪に向かってほしい。

女子の代表が五輪が宮原と坂本・ワールドが宮原と樋口だったことは少し意外だった。坂本と樋口に分かれることは予想通りだったが逆になるのではと思っていたからだ。樋口はGPFまではまずまずいい結果を出してきたが五輪に出られなかったのは残念だった。ただ・・・結局のところ昨季のワールドで枠を減らしてしまったということが大きかったといえる。だから3枠に必ず戻すという強い意志をもってミラノワールドに向かってほしい。

坂本は・・・FSのプログラムをもう少し何とか手を入れて欲しい。止まってのマイムが長いというかいたたまれない雰囲気がある。いかにも作っています的なイメージになってしまうのでもう少しシンプルに。あとは五輪切符をつかんだ勢いのまま自分を出し切って欲しい。

宮原はジャンプがかなり心配です。怪我以前よりも低くなっている気がします。スケアメ・全日本とかなり甘めでしたが五輪で点数的に競る選手がいたら確実に引かれると思います。飛び上がる際の間が以前よりも余裕がないのも気になります。体型的になかなか難しい部分はありますがレビューを掛けられないジャンプを心がけて欲しいです。

 

五輪まであと1か月半ほどになった。まもなく全米が始まるし各国続々と代表が決まっていく。ただ新聞紙面などを見てもあまり盛り上がっていない気がします。世界情勢なども不安定で五輪開催そのものもかなり心配です。それでも各々の選手たちは自分にとって最高の演技ができるよう体調を整えいい状態を作っていって欲しい。最高の舞台で最高の笑顔が見られることを今から非常に期待している。