つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

平昌五輪お気楽予想ーーー団体戦FS(FD)編

団体FSは5カ国での戦いになる。カナダ・ロシア・アメリカはまず間違いなくFSに登場する。
一方韓国・イスラエルそしてドイツはおそらくSP止まりだ。ということで残りはフランス・イタリア・中国・日本の内の2カ国と言うことになる。
この4カ国はフランスとイタリアはシングル競技が、日本は逆にカップル競技が、中国は女子とダンスが弱いという急所を持っている。故にこの弱い部分がどれほど足を引っ張るか&強い部分でどれほど上位にいけるかでFSに進めるかどうか決まる。そのため何が起こるかわからない五輪という舞台では予想はしにくい。
ということでFS(FD)はこの7カ国での順位を予想したい。


ペアFS

1位 ヴァネシブ
2位 ザビエン
3位 ユージャン
4位 セガビロ
5位 デラグア
6位 シメクニ
7位 海龍

 

アメリカが1枠だったことはわかっていたがフランスも1枠だったとは理解していなかった。ヴァネシブ団体回避なんてできるわけないやん。ということでFSに進んでしまうとこの二人かなり消耗することになりそう。種目別に響かないといいけど…もちろんシメクニも。
はっきり言ってペアFSの順位は全く読めません。枠のある国はSPFSでメンバーを変えるでしょうからFSだけ滑るという状況&五輪という場がどういう影響が出るかわかりませんから。
ただ上位がどれほど変動しようと日本がFSに進出できたとしても5位6ポイントになることは変わりありません。

 


男子FS

1位 パトリック・チャン
2位 ミハイル・コリャダー
3位 アダム・リッポン
4位 田中 刑事
5位 ハン・ヤン
6位 シャフィク・ベゼギエ
7位 マッティオ・リッツォ

 

チャンとコリャダーとリッポンの争い。構成的にはコリャダーが4S転倒のみでまとめられれば1位になるだろう。ただわりと抜けが多いだけに難しいかな、と。
一方チャンはこの団体にかけている。4Tのみでも演技をまとめればメンバー的に高PCSが生きてくるだろう。金メダルを獲得するためにはとにかくしっかりとエレメンツをこなしきることが大事だ。
リッポンも4回転の出来にかかってくるが回転不足がつきものだけに1位は難しいかなと予想する。ハンヤンは四大陸を見る限り4Tをクリーンに降りることがかなり難しそうだ。下手をすればベゼギエにまくられることもありうる。(ベゼギエはPCSは低いがここのところ4回転は割としっかり飛んでいる)

 


アイスダンスFD

1位 ボブソロ
2位 ハベダナ
3位 ウィーポ
4位 ギニファ
5位 ロールギ
6位 かなクリ
7位 ワンリュウ

 

ステブキがいなくなってしまったことと女子2人が金メダル候補なので分散するだろうからボブソロがFDも出ると予想。
パパシゼが出ればフランスも強いだろうがメダルの可能性がなければ回避するだろう。カナダはアメリカに勝てるかがかなり結果に響きそう。ロシアに勝てないまでもできれば差は1ポイントにしたいところ。

 

 

女子シングルFS

1位 アリーナ・ザギトワ
2位 カロリーナ・コストナ―
3位 坂本 花織
4位 ガブリエル・デールマン  ケイトリン・オズモンド
5位 ミライ・ナガス
6位 シャンニン・リー
7位 マエ・B・メイテ 

 

今回は2枠あるからコストナー連戦じゃないかもしれないが、ソチの際団体でいい演技ができてその勢いで個人も取ったため今回も出るかもしれない。コストナーが回避ならカペラノが2戦戦うことになる。(さすがにペアに2戦はさせないだろう)どちらもベテランが2回出なくてはいけないわけだから大変だ。ただルッソだと確実に5位6ポイントになってしまうのでそれならコストナーが出た方がイタリアにとってはポイントが稼げるだろう。
女子はザギトワ1強だろう。ただ坂本は結構台風の目になるかもしれない。はっきり言ってプログラムとしてはいいものではないが大きな勢いのまま飛ぶジャンプはかなり魅力だろう。一応3位にしたがコストナーのジャンプがユーロであまりよくなかったので上回れるのではと予想している。
デールマンも全加がかなり良かったから強敵だがコントロールしきれない部分が出てしまうとノーミス坂本の下になるかもしれない。

うっかり交代枠の件を落としていた。カップル競技で2枠使ってしまうとシングルは一人で行わなければいけない。ということでかなり心配だがオズモンドがFSを滑ることになるだろう。ただ・・・予想としては変わらないかな?という気がする。ノーミスを行えば間違いなく2位に入るだろうがオズモンドが五輪という場でそれができるかはかなり怪しい。ということで坂本の下という予想は同じ。カナダとしてポイントを考えるならテサモエが両方滑った方が絶対に良いのだが年齢的にかなり高い&金メダル候補の二人に負担をかけすぎるわけにもいかないだろう。ということでケイトリン、ミスの連鎖だけはないように頑張れ。
長洲は今の女子シングルにおいてはその助走の長さが際立ってしまっているのでPCSは厳しいだろう。その辺で点数が伸びきらないと予想する。

 


<FS総合順位>

1位 ロシア  38~39=9~10+  9+ 10+ 10
2位 カナダ  32~34=7~ 8+ 10+  8+7~8
3位 アメリカ 29~32=6~ 7+  8+  9+6~8
4位 フランス 28~30=  10+6~7+6~7+  6
5位 イタリア 28~29=6~ 7+  6+  7+  9
6位 日本   27~29=   6+  7+6~7+8~9
7位 中国   26~28=   8+6~7+  6+6~7 

 

~が入るのは3強以外のどの2国になるか判明しないため。SPより僅差になるのはポイントが10~6と範囲が狭いためでこの団体戦は実はFSの順位がかなり大きいことがわかる。ただそれでも出場すれば点数的には大差で5位になってもポイントは確実に6ポイント入るため他の競技でいい順位を取ればそう差が出なくなる。そういう意味ではFS順位の3位はフランス・イタリア・中国・日本も入ることは決して不可能ではない。ただ金メダルを取るためにはすべての競技で常に3位以上に入っている必要がある。2番手でもこの順位には入れる選手がいる国が強いといえる。
その点ペアが1枠しかない&そこまで上位に来ないアメリカはどうしてもロシア・カナダと比べて不利になってしまう。アメリカが団体金を目指すならペアの強化が急務だろう。


<団体総合順位>

         合計得点 SP  FS

1位 ロシア  70~71=32+38~39
2位 カナダ  68~70=36+32~34
3位 アメリカ 60~63=31+29~32
4位 フランス 54~56=26+28~30
5位 イタリア 51~52=23+28~29
6位 中国   48~50=22+26~28
7位 日本   46~48=19+27~29


うーん・・・ロシア勝利になってしまった。ということでやはりこの2国の熾烈な争いになりそうです。
カナダが金メダルを取るためにはSPでできるだけロシアに差をつけてFSでチャンが1位になりコリャダーと2つ以上差がつくこと&オズモンド2位に入ることが必要か?何にせよロシアは女子で確実に20点はいることが大きいです。
ということでカナダは何としてもアイスダンスSDでパパシゼを上回らないと・・・パパシゼが団体戦を回避してしまうとロシアとポイント差がつかないので出てくれないと困るしでなかなかジレンマです。
あとはペアですか。私はヴァネシブを今回1位と見たが出場選手の顔ぶれによっては上位に変動はあるだろう。この辺りの駆け引きによる順位もポイントになりそう。いずれにせよカナダは金メダルを取るためにはロシアの強い種目ではその次の順位を確保する&カナダが強い種目ではできるだけ差をつける試みが必要になる。

ロシアはストクリやステブキが出場を認められず厳しいといえば厳しいですがそうであっても特に大きな穴がないという点でやはり銀以上は固い。ただ金を獲得するためにはチャンとコリャダーのポイント差はかなり重要になる。構成差はあるが4Lzの成功率はかなり悪い。せめてSOくらいで降りれないとSPポイントで差がついてしまうかもしれない。五輪という大きな舞台でどこまでできるかが団体金のカギになりそう。