つれづれなるままに・・・

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SP滑走順決定!

2年前のワールドが終わった時、平昌の表彰台のメンバーはこの3人だろうなと思った。もちろん順位は変動するだろう。ただメンバーはフェルナンデス・羽生・ボーヤンに違いない、なんとなくだがそう感じていた。その当時の予想順位は1位羽生・2位ボーヤン・3位フェルナンデスだった。
昨季が終わってもその順位予想は変わらなかった。ただフェルナンデスはちょっと難しくなったなとは感じた。
そして今季ここまでを見ていても、その考えは大きくは変わらない。シーズン冒頭ではもしかしたらフェルナンデスの所にコリャダ―が来るかもと思ったこともあるが、ここまで4回転の精度が低いとまず困難だろう。一方であまり内容が良いとは言えないが一応五輪まで全勝できたネイサンは可能性を持っている。多くのスポンサーを持つアメリカの選手であるということも大きい。
そんなわけで1位2位の予想は変わりないが、3位についてはフェルナンデス(50%)・ネイサン(40%)・コリャダ―(10%)くらいで考えている。

 

そんな中、SPの滑走順が出てきた。

表彰台候補としては21番 チャン・25番 羽生・26番 ネイサン・27番 コリャダー・28番 宇野・29番 フェルナンデス・30番 ボーヤンと言う順に登場する。


最終グループに入れなかったチャンもそう悪くない位置での滑走になる。そこまでそれ程の点数の出る選手がいない為チャンの得点の出方がその後の基準になるだろう。団体ではジャンプに苦戦したが金メダルをゲットできたし気持ちよく滑って是非五輪初の3A成功を見せてほしい。
羽生は最終グループ1番滑走になった。ネイサンやフェルナンデスと言った表彰台候補がいる中での出番は点数的に多少不利があるかもしれない。ただソチの時も同じ1番滑走で世界記録を出している。これまでも1番滑走でいい演技をしてきたから苦手意識はないだろう。製氷後最初の滑走者でもあるし気持ちよく滑れる良い順番ではないかと思う。
何度目かの羽生後の滑走になったネイサンは多少難しいかもしれない。ただSPであるからまだ滑りの差は動きの多さでカバーできるかもしれない。団体の時はがちがちで体が動かせていない感じであったが、1週間たったことであるし今回は良い演技を見せてくれることを期待する。
コリャダーはネイサンの後と言うことで動きの美しさを見せるにはいい順番だと思う。ただ点数的にはやはりジャンプを降りてなんぼなので4Lzの転倒は避けたいところ。
滑走順に得意不得意があるかは知らないが宇野はまずまずいい順番ではないだろうか?4回転の成功率の低いコリャダーの後でいいジャンプを飛べば点数も上がるかもしれない。ただコリャダーはこの中でも屈指の高さを誇るジャンパーなのでクリーンに決めてこられると宇野の低空ジャンプに渋くなるかもしれない。
フェルナンデスはラス前ということで点数的にも押さえられることのない良い滑走順を引いたといえる。羽生とも離れたのでオーサー的にも良かっただろう。フェルナンデスは羽生・チャンとは比較した点数が出る傾向にあるが若手とは一線を引いた採点をされているため二人が終わった段階での演技はそのままの点数が出るだろう。構成がそれほど高くないだけにできればSPで若手を上回っておきたいところだ。
そしてラスボスはボーヤン。五輪初滑りが最終滑走とはなかなかすごい運を持っている。大舞台の緊張が不安ではあるが、これまで世界選手権などでも飄々と上手くこなしてきている。大舞台に強い印象があるのでさらっとノーミスするんじゃないかと言う期待がある。PCSではどうしても渋め採点されてしまうのでジャンプ3つしっかり飛ばないと表彰台は難しい。ぜひ最高の4Lzコンボを見せてほしい。

 

その他の選手では田中はなかなかいい滑走順を引いた。過酷なスケジュールの中四大陸に出た甲斐があったと言える。なかなか上位は厳しいがぜひPBを出してほしい。

 

いよいよ明日、である。残念ながら仕事中の時間帯ではあるが各選手の最高の演技が実行されることを心から願っている。