つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

US Int'l Classic SP感想

今週も仕事~~

 

アメリカ勢の衣装を今季は期待してはいけないのか・・・ブラウンが黒白だったのでリッポンならと期待したもののやっぱり黒。マイナーは元々地味だからこんな感じとわかっていたけど本当に残念。
誰かアメリカ男子に派手衣装の魅力を教えてくれないか。

 


アダム・リッポン 87.86 TES45.76 PCS42.10
SPでは4回転を抜いてきた。タノルッツも問題なく跳びノーミス。元々3A以下は安定している人だからわかるけど点数的にはこれ以上は難しいかなというところ。
やたらリズムが耳に付く曲にリッポンらしい振りがちりばめられている。PCSはブラウンと同じでトップ。後半3項目が高くTRはブラウンより低め。ブラウンと比較すると上下動が少ないかなといった感じ。

 


ジェイソン・ブラウン 83.18 TES42.08 PCS42.10 -1
4回転はURで転倒。3Aとセカンド3Tは回転ぎりぎり、足を上げるふりなどで若干バランスを崩しかけるところが何か所か、やはり連戦はきついか。
それでも地元の歓声を受けて気持ちよさそうに滑っていた。前回はこれまでに比べて上半身の動きが少ないと感じたが他の選手と比べるとそれでもかなり全身を大きく動かしていることがよくわかる。
飛び方を見ているとなかなか4回転は難しい。でも頑張って自分なりの飛べる感覚を身に着けてほしい。

 


無良崇人  82.55 TES45.70 PCS36.85
髪型といい衣装といい騎馬民族の若者みたいなそれでもフラメンコな無良のプログラム。ジャンプはそこそこまとめたが衣装の印象か体型のためかもっさりとした動きに見えた。そのせいかPCSが伸びず3位にとどまった。
ステップが全くない4Tと多少あった3Lzからみて本来4Tの方がコンボだったと思うが着氷がいまいちだったせいかすっぱり単発にした。GOEがマイナスなのはステップ不足ということだろう。できれば絶対コンボにするぞという意思を見たいのだがそこまで自信がないのかなと感じた。
それでもスピンをすべてレベル4でそろえたのは進歩している。GOEは少ないが苦手だからこそレベルが必須。今後も続けてほしい。

 


ナム・ニューエン 74.08 TES39.58 PCS35.50 -1
4Sは転倒だったが昨季のような重心がぶれているような飛び方ではなかった。ジャンプの軸が定まらなかった頃から脱した感じだ。
今季から環境を変えたがそれがいい方向に働いたのかもしれない。要改善要素であったスピンも一つ3で残り4と確実にレベルを取ってきている。GOEは付きにくいがだからこそレベル確保が大事。
スケーティングはスピード感はまだまだだが楽しそうに滑っていることが感じられるのは好感。あとは肩がもう少し大きく動かせると大きく見せれていいと思う。

 


田中刑事 61.85 TES28.90 PCS32.95
すべてのジャンプが1回転足りないというTES取りこぼしプログラムだった。
継続プロだがその良さをあまり感じない出来。スピンはすべてレベル4をそろえたがGOEがほとんどつかなかった。スピン苦手の無良やニューエンとほとんど変わらないというのがなんとも・・・
腕の振りが昨年より増えている気がするがタンゴで肝心な目線があまり定まらないというのは印象を薄めてしまう。顔を上げる角度を目線の意味をもう少し意識を持ってほしい。

 

北米の試合、それもシーズン冒頭はわりとPCSが厳しいなぁという印象があります。無良はそれにもろはまったといった感じ。たぶん北米好みのスケーティングではないということなので滑りこみを積めばよくなってくるのでは。今日のところはスピンレベルがそろったことを喜ぼう。田中についてはとりあえず抜け癖があるという印象がつくのは良くないので、きっちりした踏切を曲の中でできる必要がありそうだ。