一晩経って気づいたこと
昨日の記事にも書いたが私の中では羽生がラストジャンプを4Tにしたことが納得できなかった。基礎点だって2点ほどしか違わない。確率から言ってもGOEにつき方から考えても3Aで遜色ないじゃんと思っていた。
でも一晩経ってようやく気付いた。
直前に3Aを転倒したからあそこで3A飛んではいけないのだと。
もし3Aを飛んだら2本目になるためコンボにしなくてはいけない。(と言っても2Tは2回使っているので2Loか1Tにするしかないから点数的にあまり旨味がない)コンボにすれば曲に遅れてしまい次のシットスピンの時間がなくなりレベルが取れなくなってしまう。
3Aを転倒してしまい更にコンボができない状況で出来るだけ基礎点を失わない選択は4Tと4Sしかなかった。しかしあの直線的な軌道では4Sは難しい。結果的に4Tが最善と言うことになった。
と言うことで非常にすっきりしました。
しかしあの最悪の状況の中短時間で選択できるって相変わらずすごいと感心してしまう。
諸々の失敗も演技中いろいろ考えたこともきっとすべて消化して次の最善をしてくれるだろう。リカバリの対応一つとってみてもそれを予感させる羽生結弦と言う選手は本当に稀有な存在だと改めて実感した。