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つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

GPFに向けて―――ファイナル出場者GPS FSデータ比較

勘違いしていた。ファイナルの男子シングルは金・土だと思っていたら木曜日からだった。
中一日開けてFSかぁ~そういう試合は久しぶりだな~どうせならオリンピックがこういう日程だったら良かったのに・・・ということで早めに予測を立てなければ・・・

 

その前にGPFのデータまとめFS編

3名が1試合しかFSをやっていないのでとりあえず1試合分で順位をつけますが、2試合やった選手のデータも乗せておきます。

 

<FS得点順>

1位 羽生結弦    216.07 NHK杯
2位 チャン     190.33 Sカナダ
  (羽生結弦    186.29 Sカナダ)
3位 フェルナンデス 184.44 ロステレコム
  (フェルナンデス 177.36 中国杯
4位 宇野昌磨    176.65 Sアメリカ
5位 村上大介    171.37 Sカナダ
6位 ボーヤン・ジン 171.18 中国杯
 ( ボーヤン・ジン 170.79 NHK杯)

1位はちょっと違いすぎて比較もしにくい(笑)
ボーヤンがトータルワーストだったのはちょっと意外だった。あれだけの構成を滑っていたからちょっと感覚が狂っている・・・
トータルだけで見ると案外順位は変わらないというのはちょっと面白い。羽生はともかくフェルナンデスもボーヤンもそれほど点数が変わったわけじゃ無いのがこういう結果になっている。
SPではなされすぎなければ宇野も村上もボーヤンも表彰台のチャンスはあるのかも・・・と思わせる数字である。


<TES上位順>

1位 羽生結弦    118.87 NHK杯
2位 ボーヤン・ジン  98.60 中国杯 (転倒減点含む)
  (羽生結弦     97.35 Sカナダ (転倒減点含む))
3位 チャン      95.17 Sカナダ
  (ボーヤン・ジン  94.27 NHK杯)
4位 宇野昌磨     92.35 Sアメリカ
5位 フェルナンデス  91.70 ロステレコム (転倒減点含む)
6位 村上大介     89.37 Sカナダ
  (フェルナンデス  85.84 中国杯 (転倒減点含む))

1位はとりあえず置いておいて思ったほどTESに差がなかったという・・・意外な結果にちょっと驚き。
ただ先ほどのトータルでボーヤンが最下位になっていた理由がよくわかる。ボーヤンはTESの鬼のように思われている節があるがそれで勝ちきれるほどにはなっていないと言うこと。そしてTESはジャンプだけでは無いと言うことでもあるのかもしれない


<ジャンプBV上位順>

1位 ボーヤン・ジン 88.10 4Lz 4S 3A-Lo-3S // 4T-2T 4T 3Lz-3T 3A 3F
2位 羽生結弦    79.89 4S 4T 3F // 4T-3T 3A-2T 3A-Lo-3S 3Lo 3Lz
3位 フェルナンデス 74.74.4T 4S-3T 3A // 4S 3F-Lo-3S 3T 3Lz-2T 3Lo
4位 宇野昌磨    71.42 4T 3A 3A-3T // 3Lo 3S 4T-2T 3Lz 2A-Lo-3F
5位 村上大介    69.31 4S 4S-3T 3A-2T // 3A 3F 3Lz-Lo-2S 3Lo 3S
6位 チャン     61.72 4T-3T 3A 3T // 3Lz-2T 3Lz-2T-2Lo 3Lo 3S 3F

BVはボーヤンが圧倒的に高い。チャンとは25点以上違っている。4回転2本分以上の差だ。
実際チャンが1本に対しボーヤンは4本入れているのだから当然と言えるが・・・BVが高くても実践が伴わないと勝負には勝てないことがよくわかる。
ただ「飛ぶことが出来る」というのは高得点が出せるアドバンテージでもあるのでまとめきると恐ろしい存在になる。


<ジャンプ獲得点数順>

1位 羽生結弦    96.06 NHK杯
2位 ボーヤン・ジン 82.16 中国杯 (転倒減点含む)
  (羽生結弦    78.19 Sカナダ (転倒減点含む))
  (ボーヤン・ジン 77.08 NHK杯 )
3位 宇野昌磨    75.16 Sアメリカ
4位 村上大介    73.50 Sカナダ
5位 チャン     73.45 Sカナダ
6位 フェルナンデス 72.34 ロステレコム (転倒減点含む)
  (フェルナンデス 65.64 中国杯 (転倒減点含む))

羽生とボーヤンが上位に来ることはわかっていたがフェルナンデスが最下位なのは驚いた。確かに2試合とも転倒があったが・・・
実際にファイナルまで来るメンツに大きなTESの差は無いのだ。ミスをした人がTESで下になるということ。構成に差がない人たちはミスの数で順位が変わると思った方が良い


<スピン獲得点上位順>

1位 羽生結弦    13.21 NHK杯 ALLLv4
2位 チャン     12.02 Sカナダ Lv4・・・2 Lv3・・・1
  (羽生結弦    11.46 Sカナダ Lv4・・・2 Lv3・・・1)
3位 フェルナンデス 11.10 中国杯  Lv4・・・2 Lv3・・・1
4位 宇野昌磨    10.92 Sアメリカ ALLLv4
  (フェルナンデス 10.36 ロステレコム Lv4・・・2 Lv3・・・1)
5位 ボーヤン・ジン 10.30 中国杯・NHK杯  Lv4・・・2 Lv3・・・1
6位 村上大介    10.27 Sカナダ Lv4・・・2 Lv2・・・1

宇野はスピンが得意というイメージがあったが・・・結構普通?フェルナンデスより下であることが意外だった。

羽生とチャンはさすがだがここでも1点以上差が出てる。
村上は上位に上がれる要素が無いのはつらいところだがせめてレベル4を揃えなければ食いついていくことすら出来ないと言うこと。


<ステップ獲得上位順>

1位 チャン     9.70 Sカナダ LV4
2位 羽生結弦    9.60 NHK杯 Lv4
3位 フェルナンデス 9.10 中国杯  Lv4
  (フェルナンデス 9.00 ロステレコム Lv4
  (羽生結弦    7.70 Sカナダ Lv3)
4位 ボーヤン・ジン 6.89 NHK杯 Lv3
5位 宇野昌磨    6.27 Sアメリカ Lv2
  (ボーヤン・ジン 6.14 中国杯  Lv3)
6位 村上大介    5.60 Sカナダ Lv2

チャンがこのジャンルでは当然の1位。しかし2つしか無い要素であるので上位陣にそれ程点差はつかない。
コレオがあるので下位では順位が変わることもあるが、基本ステップはレベルが大事。レベル2とレベル4ではコレオひとつ分くらいの差がつくので加点が望めなくても確実にとらなければならない技術だ。
取りこぼしが少ないものほどTESで上位に来る。その辺り現時点では宇野・村上よりボーヤンの方が優れているかもしれない。


<GOE獲得上位順>

            合計   ジャンプ   スピン   ステップ
1位 羽生結弦    23.08=16.17+3.21+3.70 NHK杯
2位 チャン     18.25=11.73+2.72+3.80 Sカナダ
3位 フェルナンデス 13.18= 8.72+1.36.3.10 ロステレコム
4位 村上大介     9.76= 7.19+1.57+1.00 Sカナダ
  (羽生結弦     7.85= 3.59+1.86+2.40 Sカナダ)
5位 宇野昌磨     7.13= 3.74+1.72+1.67 Sアメリカ
6位 ボーヤンジン   6.89=-1.12+1.00+1.59 NHK杯
  (フェルナンデス  3.99=-0.81+1.60+3.20 中国杯
  (ボーヤン・ジン -3.10=-4.94+1.00+0.84 中国杯

大きなジャンプミスがあるかで点差が開くGOE順位。この点差はえぐい・・・4回転2本以上の差が出来る。
GOEが付きやすい人と付きにくい人は確かに居る。3強と呼ばれるベテラン達は付きやすい方に入るので崩すために1年生達は極力ミスを減らしたいところ・
FSではコレオがあるためここでの加点差は結構大きい。しかし案外村上はGOEをもらっていることに驚いた。
反対に宇野は決まれば付くタイプではあるが着氷の小ミスが多いのでこの順位になってしまう。ボーヤン共々着氷のつまりをどの程度減らせるかが二人の順位を決めそうだ。


<PCS上位順>

            計 SS TR PE CC IN
1位 羽生結弦    97.20 9.68  9.46  9.75  9.82  9.89  NHK杯
2位 チャン     95.16 9.57  9.29  9.61  9.50  9.61  Sカナダ 
3位 フェルナンデス 92.74 9.04  9.04  9.36  9.43  9.50  ロステレコム
  (フェルナンデス 91.52 8.89  9.11  9.04  9.29  9.43  中国杯
  (羽生結弦    88.61 8.93  8.50  8.86  9.14  9.04  Sカナダ)
4位 宇野昌磨    84.30 8.43  8.11  8.61  8.39  8.61  Sアメリカ
5位 村上大介    82.00 8.36  7.11  8.54  8.25  8.14  Sカナダ
6位 ボーヤンジン  76.52 8.00  7.36  7.75  7.61  7.54  NHK杯
  (ボーヤン・ジン 72.58 7.43  7.07  7.32  7.36  7.11  中国杯

上位3強は評価が安定している。ミス1つ程度では三人とも90を超えて来るだろう。上位三人はミスの数でPCSの順位が付くことになるだろう。
そういう意味ではファイナル1年生組はなかなか厳しい戦いになる。宇野も予定構成をこなして85に届かないわけだから表彰台に乗る為にはTESでこの差を埋めねばならない。
FSでは係数が2倍になるためSPよりもボーヤンと宇野・村上の差があるが同じ試合の評価では無いためこのアドバンテージがどれほど有効かは現時点では不明。とにかく下位3名は出来るだけミスを無くしクリーンな演技でPCSを伸ばし3強との差を埋めていくしか無い。


FSにおいてはPCSの係数も有り現時点ではボーヤンの高難度構成はそれ程の驚異を生み出していない。SPで仮に出遅れてもまだ取り戻すことは出来るかもしれないと言うデータは読み取れる。
しかし六人しか居ないファイナルであるため滑走順の早い遅いは多少PCSの出方に影響があるかもしれない。特に羽生・チャン・フェルナンデスが残っているとそうそう最初から良い点数は望めないだろう。その辺りはなかなか難しいところ。ファイナル1年生組はとりあえず順位や点数を忘れて自分の演技に集中した方が良い、点数は二の次だ。
日本選手達は世界選手権の選考に関わってくる部分もあるが・・・現時点ではそれはあまり考えない方が良いだろう。
羽生とボーヤンは移動が伴う連戦になるが体調を維持出来ているかが鍵となりそうだ。