つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

ゆく川の流れは絶えずしてしかももとの水に非ず

世界ジュニアワールドが始まってます・・・

 

・・・・・・わかってた、来季はいないだろうことは。それでもやっぱり残念です。シーズン中に発表するというのも何とも物悲しい。
はい、小塚の引退のお話です。来季GPSの枠もない、全日本のシードもない、怪我もあるし環境的な問題もある。続けることはないことは頭ではちゃんとわかってましたがそれと気持ち的なことは別ということです。
落ち続けているアイクリのメンバー募集要綱に好きな選手を書く欄があるのだけどずっと書いていたのが小塚でした。正直昔から日本女子はそれほど興味が無く外国人選手の名前書くのもなんだなぁということで長年小塚の名前だけで通してきた。次から誰の名前書いたらいいのか、羽生にしてもそんなに長くやらないだろうし・・・思っていた以上にへこんでおります。

 

そんな中世界ジュニアワールドが昨日から始まりました。フジの放送予定で男子SPは木曜日だと思い込んでいたため第1グループを見事に見逃しましたよ。FSはライブでやってくれるそうで、そこは評価するけどなんでSPはダメだったの?

 

ネイサンと山本が出場できなくなりましたがほぼ上位陣は予想通り。GPFを思えばなかなか良い演技が多かったのではないでしょうか?
日本人3人もSBが出ているようで全員FSに進出できました。正直10位以内は難しいと思いますが、枠など考えずできることを精いっぱいやってください。


大会を見て感じるのはジュニアのレベルも高くなったということ。ジュニアでも3Aは飛んで当たり前の時代、70点取っても最終グループに入れない。下の方のレベルはあまり変わってませんが上位のレベルはシニアと同じくどんどん進んでいます。


一方で日本人3人ともそこそこ演技をまとめましたが…PCSが出ないです。でも出なくても仕方ないなぁと思います。スケーティングもそこそこジャンプもスピンもそこそこ、なんとなくこじんまりとまとまってしまっている。


ジュニアやシニアに上がりたての選手が良い演技するとぽんっとPCSが出ることがあります。演技の出来によってPCSは上がったり下がったりしながら伸びていくものですがその枠を急に超えるような大きな伸びをするときはジャッジの期待値が込められていると思うのです。選手のスケール感や伸びしろ、可能性、未来、そう言ったものが強く感じられる演技の時はそれまでの実績を大きく超えてくる。ジャッジもフィギュア好きの人だから良いものを良いと言いたい気持ちがある。次につながる演技には惜しみない点数を与えようとするのだろう。

そういう意味では今回の日本人選手の点数はちょっとさみしく感じてしまった。出ないだろうと演技見ているときから感じてしまったので仕方ないのですが……なんとなく伊藤みどり引退後の女子シングルを思い出してしまった。

ただこれも時代の流れと言うもの。羽生・宇野・山本と良い選手が適度に離れた年齢で存在するが層の厚さと言うには正直男子は女子に及ばない。日本が苦労している今年の世界ジュニア上位には今シニアで苦労しているロシアやアメリカがいるし中国や韓国と言う国もいる。世界的に見ても様々な国でいい選手が育ってきていることから日本も決して安穏としてはいられないということだろう。ここはぐっと我慢して次代の星を育てていかなければいけない。

綺麗だけどこじんまりした選手、かつて私が日本人選手によく持っていたイメージだ。なかなかその壁を崩すのは難しい。それでも荒川や浅田、高橋・織田・小塚と言った選手が世界で戦って上位に食い込んだ。今は羽生や宮原が頑張っている。時代は変わり選手も変わっていく。今の選手は今できることを精いっぱい頑張りながら自分の殻を壊していって欲しい。