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つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

眠くても見る

2016-17 フィギュアスケート

GPS第3戦まで終わった。
ここまでの処、私のリピート率の高い順に並べると下の通りになる。

 

4位 ジェイソン・ブラウン FS スケートアメリカ
3位 羽生結弦 FS スケートカナダ
2位 ハビエル・フェルナンデス FS ロステレコム

 

そして1位は・・・・・・

 

 

 

 


アレクセイ・ビチェンコ FS ロステレコム杯


いやはやなんと言いますか、非常に気に入っていますよ。ビチェンコFSからフェルナンデスFSのループ状態です。(すまん、宇野、君は飛ばしている)

 

ビチェンコは元はウクライナの選手で5年ほど前に国籍を変えた。ソチの少し前からよく見かけるようになった選手だが、はっきり言えば好みじゃなかった。

スケーティングもスピンもいまいち、そして落ち着きのない演技。更にジャンプの飛形も着氷も好きじゃなかった。ただ・・・あまりに好みと違いすぎてかえって目に付いてしまう選手でもあった。とりわけ気になるのが高難度ジャンプ前の動きだ。ヴォロノフとか同世代の選手は長い助走するのが普通だがビチェンコはなぜかてろてろと動くのだ。羽生やフェルナンデスのようにくるくる回るのは理解できるのだがそれとはちょっと違う不思議な動きにこれは何かのおまじないなのだろうか?と真剣に考えたこともあった気がする。

ソチでも4回転は跳んでいたが回転不足で転倒。その後も降りるときはあるんだろうかと思うくらい転倒していたが、2シーズンほど前からいまいちな着氷ながら降りるようになった気がする。
昨季はGPSが悲惨と言って良い出来で若いサモヒンという有力選手も出てきたことからもしかしたら引退しちゃうんじゃないかなと心配したのだが、ユーロでは台乗りしてイスラエル男子初メダルを獲得してしまった。ビチェンコ自身も転倒していたし自爆した選手も多い中での台乗りであったがそれはきっと自信になったのだろう。
今季ロステレコム杯SPでビチェンコを見たとき顔つきが去年と違うなと思った。そして演技を見ていい方向で納得した。明らかにジャンプの質が向上している。4回転も3Aもコンボもしっかり回りきった降り方をしている。以前多かったつまりも前傾もない、余裕をもった着氷だった。
そしてFS、2回目の3Aの着氷だけは乱れたが後は本当にクリアなジャンプを飛んだ。フリーレッグを綺麗に上げるのを見て20代初頭のプルシェンコみたいだと感じた。あんなにいまいちな着氷だったのに、28歳でここまでクリアに出来るなんて・・・と非常に感慨深くなってしまった。
つまりや前傾が多かったのは回転がギリギリであったり回転の感覚が自分の中で確立していないため着氷姿勢になるのが一定でないためだったのだろう。4回転の回転をしっかりつかめたため回転不足にならないきちんとした着氷姿勢で降りれるようになった。フィギュア選手としては高齢と言っていい年齢でここまでの進化を見せる、これは素晴らしい以外の何物でもない。

若手がバンバンクワドを飛んでがつがつしTESを稼ぎのぼりつめようとする中で自身の技術を上げ豊富な経験を得たものにしかできない演技を見せる。それもある程度の難度を伴ってなされているのだから本当に素晴らしい。

ぜひ今後もベテランの味と強さを見せつけて欲しい。いくつになっても向上心があり努力をすれば成長できるということを証明してほしい。飛べるから回転できるから乱れても飛ぶ、というのは決して褒められるものではない。おかしな負荷のかかった演技は見ていて不安を感じるし怪我の危険性も高くなる。しっかりとした確立された技術の必要性をその姿で広めていって欲しい。

ビチェンコの次戦はNHK杯。残念ながらリアルタイムでは見れない(確定、涙)のだがロステレコムよりさらに良くなった演技を見れることを期待している。