つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

一番難しいジャンプって?―――中国杯SP感想

男子開始ぎりぎりに帰宅。ギリギリすぎてヴォロノフの後半とコフトゥンの冒頭が見れなかった(家族に呼ばれたため)

10人でSPだとあっという間に終わってしまう。プロトコルを見ながら振り返り演技を見ます。

 

パトリック・チャン 83.41 TES 38.92 PCS 44.49
4T+3Tお手付きこらえ、3Aお手付きSO、その上2Lzノーカンとジャンプがいまいちだった。昨年もそうだったがSPジャンプがなかなか揃わない。SPに苦手意識があるのかも。曲調はチャン向きだと思うんだけど・・・
一番滑走がフェルナンデスと同じく苦手なタイプなのか。苦笑いの演技だった。


ロス・マイナー 76.73  TES 38.74 PCS 37.99 
4回転がない分密度が濃いと感じる演技。3F前がかなり慎重、コンボのセカンドがダブル以外はいい演技だった。
スピン中に天井カメラに切り替わるのはやめて欲しい。北米系の演技ってジャッジ前でバレエジャンプが多いなぁという印象。にこにこ笑ってうれしそう。
3A離氷時のエッジアップ映像がスローに、かなりスライドしてるのね。

ゼルゲイ・ヴォロノフ 82.93 TES 44.36 PCS 38.57 
相変わらずちょっとダボついた感じのつなぎ衣装、髪がすっきりしてます。
コンボ高いOK、スピンがんばってる。ロシアンらしいちょっと古臭い振付だがヴォロノフには似合っている。

 

マキシム・コフトゥン 70.10 TES 32.73 PCS 37.37 
4Sお手付き4T抜けコンボ無し、羽生と同じフォロー受けそう。3AはOK。
オウオウ言ってる変なボーカルの曲によく動いてはいるけど去年とそう変わり映えしない印象を持ってしまう。スケーティングは良くなっているけどそれだけみたいな感じ。もったいない。

 

ダニエル・サモヒン 83.47 TES 46.47 PCS  38.00 -1
4T転倒、4Sコンボ何とか、ジャンプはだんだん復調傾向か。体を大きく使って滑るのは若手らしく好感。うまさはまだ足りないけど一生懸命さは伝わってくる。
音楽から大分遅れてフィニッシュ、減点かな?と思ったけど引かれてなかった。


ハン・ヤン 75.04 TES 35.87 PCS 39.17 
今日の3Lzは呪われているのか、チャンに続きハン・ヤンまで・・・そして相変わらず3AがSO。4Tと3Aなかなか揃いません。

 

ボーヤン・ジン 96.17 TES 57.02 PCS 39.15 
衣装に青が入ってちょっと格好いい度が増した。4Lzコンボ何とか、3AもOK、4Tクリーンプログラムもスケアメからみればずっとこなれている。
ジャンプが入ってスピードも増し楽しそうに滑っている感じが伝わってくる。ハイドロがもう少し長く(スパイダーマーンのあたりで)見せられたら映えるのに。
地元の応援・歓声がすごい。

 

アレクサンドル・ペトロフ 74.21 TES 37.35 PCS 36.85 
タメのあるクリーンな3Aでスタート。コンボがダブル、ジャンプ後の腕の使い方がいかにもミーシン門下といった印象。滑りは多少荒いができることは多い選手。なのに壁を越えられない感が付きまとう。せっかくこういう曲なのだからもっと爆発感が欲しい。


マックス・アーロン 81.67 TES 43.90 PCS 37.77 
4S+2Tなんとか、3AはOK、3Lzはやはりいまいち、まだ呪いは続くのか・・・
相変わらずステップでスピードが落ちてしまうが前回よりは滑っている感が出ていた。ジャンプミスにめげずに滑りきることが大事、そういう意味ではよかった演技。


ミハル・ブレジナ 75.86 TES 36.53 PCS 39.33 
ブレジナの3Aは大好物です。4Sは回避でもコンボ認められるか?3Lzはこの試合初成功、クリーンでした。
2シーズン目のプログラムなので完成度は高い。それだけに回避したコンボがもったいない。

 

ボーヤンは昨季に比べクロスがだいぶ減りました。ただ足元的にそんなに難しいことはしていない。しかし音楽に合わせてボーヤンの個性も生かした振付をしているので飽きずに見てられる。SPについてはローリーがいい仕事したなと感じます。一方でハンヤンについてはうーんといった印象。しかし昨季レベルを落としがちだったシットスピンが非常に良くなっていました。昨季はすごく腰高だったのですがしっかり落として回っています。これは好きです。ハンヤンは基本タメのない演技の選手なのでローリーの振り付けをこなすだけだと個性が発揮されない印象が強い。カメレンゴあたりの振り付けが見たい。

転倒はサモヒンだけでしたがジャンプミスは多かった。特に男子選手が得意なはずの3Lzがブレジナとマイナーを除きことごとく討ち死に。そのブレジナは得意な3Fでやられました。比較的4回転は飛べていたのになぜそこで・・・といった演技が多かった。

そしてスピンステップオールレベル4が一人もいない結果に。ここまでのGPSに比べステップ4を取っている選手は多いのですがスピンが揃わないという・・・

チャンはスケカナでもSPは3だったけど修正できなかったのか?貴重な得点源なのでもったいない

 

ボーヤンはこのまま1位ならGPF一発逆転出場ありそうです。チャンとの点差を維持できるか?PCSでは10点ほど差があり、GOEでは分が悪いのでBVの取りこぼしをどれだけなくすかがカギとなりそう。チャンは4Sを入れてプログラムをまとめられたら逆転できるかも。真逆な二人の戦いが今季も非常に面白いです。

 

ただし明日は私男子の時間に歯医者の予約が入っているのでリアルでは見れないです・・・この時間しか空きがないといわれたので仕方ないですが非常に残念です。