つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

ちょっと早いスケートアメリカ予想

JGPSが終了しCSも一区切り、週末を久々にゆっくり休んだスケートファンも多いかも。
しかしもう今週GPSが始まります。本格シーズン到来ですね。

フィンランディア杯ではネイサン・チェンがSPFS合計7クワドというものすごいプログラムを滑りました。
パトリック・チャンの新プログラムも披露されました。どちらもこの時期だなという出来ではありましたが、それ以前に二人とも衣装を何とかしなさい!演技が良ければいいんだよ的な意見も理解できますが練習着と区別がつかない代物では「試合」を見に来る客の楽しみを奪っていることにもなる。ましてフィギュアお金のかかるスポーツなんだから「話のネタ」というやつも必要な要素なんですよ。あの衣装素敵だったねとか面白い衣装だったね、そういうものも楽しみの一つではあるんですよ。

そんなこんなで私のフィンランディアの一番の収穫はマヨロフでした。何あれ・・・いやもうPC前で笑いをこらえるのが大変でした。ぜひあれを思いきり滑っているところを大画面で見たいので今期のワールドでいい順位につけてほしいです。
しかしあの曲、歌でも意味のない言葉だからボーカル解禁前でもOKだった部類だよな。その時代だったらもっと衝撃だっただろうに・・・とそのころの反応をぜひ見たかったとも思います。

かなり心配だったのは一人目立つ衣装を着ていたサヒモン。オータムでも壊滅だったジャンプがここでも崩壊。6分間でも乱れまくっていたので深刻です。身体的なバランスの狂いなのか精神的なものなのか、はたまたもっと違う要因があるのかわかりませんが少しずつでも調整して何とかユーロまでには昨季レベルくらいには戻してほしい。なかなかしんどそうなシニア1年目になりそうです。


そして今週始まるGPS、まずはスケートアメリカ
アサインの12人は下記になります。

ブレンダン・ケリー
ヨリック・ヘンドリクス
デニス・テン
ナム・ニューエン
マキシム・コフトゥン
セルゲイ・ヴォロノフ
宇野昌磨
村上大介
ボーヤン・ジン
ジェイソン・ブラウン
アダム・リッポン
ティモシー・ドレンスキー

フェルナンデス・羽生・チャンというPCS3強が唯一出場しないGPS。
またシーズン初めというエンジンのかかり具合が人によってばらばらな時期だけあってなかなか順位が読みにくい試合です。
実績でいえばテンが最有力続いてボーヤンとコフトゥン・ブラウンといったところだが、テンはGPS初戦がよかったことがまずない。CSの出場予定を直前WDしたくらいだから体調の不安もありそうだ。
そこでいうとすでに1.5試合出場し特に健康面に不安がない&なんだか異様にやる気を見せている宇野が上位に来そうな印象がある。ブラウンも4回転こそ決められていないが他はまずまず体調もよさそうなので表彰台には顔を出しそう。
ボーヤンは新プロ2つ&初戦であるので現状が全く読めない。

とりあえず優勝が270点台、表彰台が250以上と予想する。
これを超えられる可能性はテン・宇野・ボーヤン・コフトゥン・ヴォロノフ・ブラウン・リッポンという顔ぶれだ。
リッポンはFSで4回転2本後半3A2本構成という情報が入ってきている。4回転の成功率も低いし3Aは苦手ではないが後半の確率はそれほど高くないリッポンが170点近く出せるかといえばかなり難しそうだ。JOを見る限りまだそこまで体もできていなさそうな印象もある。
そしてコフトゥン、4Sはまずまずだが3Lzや3Loがおっかなびっくり飛んでいるのを見るとGOEは付きにくいと感じる。250にしてもSP85・FS165必要なわけでちょっと厳しいと感じる。
テンは体調もそうだが4Sを入れたプログラムが昨季かなりスカスカぶりを露呈した。2種類の安定と確実性という点で表彰台はともかく現時点の1位は難しいと予想する。

 

そんなわけでSP順位予想
1位 ボーヤン・ジン     88~98
2位 宇野昌磨        85~95
3位 マキシム・コフトゥン  80~89
4位 アダム・リッポン    83~90弱
5位 ジェイソン・ブラウン  83~90弱
6位 デニス・テン      78~92
7位 セルゲイ・ヴォロノフ  80~86

おそらく80点台にひしめき合う展開になるのではと予想する。
コフトゥンと宇野(テンが2クワドならテンも)はSPクワドのステップ要件がクリアできるかが点を伸ばせるかのカギとなると思う。
ついでに宇野は4-3コンボを入れられるかがかなり不安。そのためジャンプに回転不足がなく安定しているボーヤンが小差で上に来るのではと予想する。

そしてFS合わせた合計順位予想
1位 宇野昌磨
2位 ボーヤン・ジン
3位 ジェイソン・ブラウン
4位 セルゲイ・ヴォロノフ
5位 デニス・テン

ボーヤンの評価が全く読めないがおそらく昨季と同じく宇野は当初は走りそう。昨季もシーズン冒頭はFSで巻き返しという結果だったので同じような結果になるのでは。
ジャンプの数が増える分ジャンプの安定性が結果を決めるためリッポンよりはブラウンが上がりそう。4位以下は230点台ということもありそうなのでいくつか試合をこなしているヴォロノフが安定したジャンプを飛びそうな気がする。

ニューエンはジャンプはそこそこまとまりそうだがGOEとPCSが出ずに240は難しそうな印象だ。ジャンプはそこそこ戻したがスピード感がないと滑りもジャンプも見栄えがしない。ジャンプ成功率と得点の伸びにジレンマを感じるシーズンになりそう。

 

こんな予想しておいてなんですが、予想が当たらないことも案外願っていたりします。全くノーマークな選手がポンっと出てきて話題をさらっていくということもスポーツ観戦の醍醐味なので・・・この試合でその可能性がありそうなのはケリーかな?一応2種クワド飛べる実績があるのでSPが良ければ上位に顔を出す可能性もありそうです。

そんなこんないろんな思惑があちこちで渦巻きながら今シーズンも進んでいくことでしょう。どの選手も今できる精いっぱいの演技で歓声に応えて欲しいものです。