つれづれなるままに・・・

日々の思ったことを綴っていきます。

アイスショーの苦い思い出

本日からFaOI神戸公演が始まっているようです。今年はこの公演のみ申し込んだのですが見事に外れました。本当にソチ五輪以降アイスショーのチケットが手に入りにくいです。おまけに単価がうなぎ登り状態。なんというか外れてももう悔しくも何とも感じなくなりました。ソチ五輪の前は一般発売が終わったあとでも自分が行ける状況になってから席を選んで購入することが出来たんですけど本当に変わったなと思います。
それでも今年のアイスショーはFaOI幕張と神戸だけが特別でそれ以外のアイスショーは割と取ることが出来たようです。どちらかと言えば羽生が出るショーだけが売れていると言うべきなのかもしれない。ただ外国人選手・キャストが多い公演を見に行きたいと希望する私にはなかなかハードルが高い状況です。
 
一方でいくらチケットが取れても二度と行きたくないと思っているのがプリンスアイスワールド。これはプリンスに所属するスケーター中心のアイスショーで彼らの団体演技の合間に現役や引退したばかりのゲストスケーターが自分のプログラムを滑るアイスショーです。ただこの公演、全ての演目が終わったあとにふれあいタイムなる時間があるのです。出演者達が周回する際にプレゼントをあげたり写真を撮ったり話しかけたり出来る時間です。もしかしたらこれを目当てにこの公演に行く人もいるのかもしれません。
 
しかし私は駄目でした。一度だけ行ったことがあるのですがもう怖くて怖くて早く終わってくれ~~とひたすら願っていました。
氷上席の最前列ロングサイドの中央席だったのですが両サイドや後方からもみくちゃに押されるわ肘やらプレゼントやらカメラやらにガンガン殴られるやら進行の段取りが悪くで罵声やブーイングに包まれるやらで二度と行きたくないと痛感しました。通路に近い端の席だったらとっとと逃げ出したのですが列の中央だったためそれもできずひたすら耐え忍んだ覚えがあります。そんなに選手やキャストに話しかけたり写真撮ったりしたいんですかね・・・私には理解できない世界でした。

その恐怖や痛みが凄まじかった為かあとから思い出そうとしてもあまり記憶がないのです。覚えているのはエアリアルのご夫婦が綺麗だったこと。プルシェンコがタンゴアモーレを滑って珍しく3Aを転倒したこと。村上佳菜子が椅子を使ったちょっと大人っぽいEXナンバーを滑ったこと。村主妹さんの空中芸の意味が全く理解できなかったこと・・・位ですか。時期的に羽生も出てたんじゃないかと思うのですが全く記憶に無いんですよね・・・
 
「ふれあいタイム」なるものがある公演にはいかない方がいいこと。
アイスショーにおいてロングサイドの中央席は全くおいしくないこと。(リンクが試合より小さいため目の前は助走で一瞬しか見えないという結果に。スピンですらほとんど中央で行ってくれなかった・・・)
真夏であろうとも氷上席では冬用のジャケットとひざ掛けなどの防寒具が必要なこと(夏服に薄手のジャケットのみの私は開園前から震えてました)・・・などなどいろいろ学ぶことができました。そういう意味ではいい経験だったのかもしれません。
 
コンサートや宝塚や四季とかの舞台、能とか狂言とか落語の公演とかスポーツなど年に数回ほど見に行きます。アイスショーというのはそういったものとは異なる雰囲気があるものです。それを味わいたいと思うのですが値段と公演数と場所の制約でなかなか困難な状況です。おそらく五輪が終わる来季もその傾向が続くのでしょう。次に生で体験できるのはいつになることから・・・テレビ放送やネット動画で雰囲気を味わいながら気長に待つことにします。